おかみブログ

2006年3月26日

癒しの空間・石の浴室

石浴室

ウチの浴室の壁は木と石でできています。
木はヒノキ、石は国産材の「十和田石」という材料です。
石貼りはただ同じ四角いのをタイル貼りするだけじゃ、芸がない!ということで、いろんなサイズの石板をモザイク風に配置しました。
これが「タイル屋」ではなく「石屋」の成せる技です。
でもおかげでえらい時間がかかりました。
(あいた時間にやる、という感じでもあったので)
十和田石は薄く青みがかった凝灰岩で、水を吸いやすく柔らかいので墓石などには向きませんが、内装にはよく使われます。
水にぬれてもすべることなく、足をつけた瞬間はもちろん少しひやっとはしますが、お湯を2回ほどかければすぐにあったまります。
夏はかえって気持ちいいかもしれません。
ということで、我が家ではウレタンマットなどは使っていません。
長い間には目地部分にカビが生えるかもしれないので、お風呂からあがったあとはスポンジで水をぬぐうようにして、通気を良くしておけばOK。
石は空気や水を浄化する効果があるので、「癒しの空間」であるべきお風呂にはもってこいだと思います。
ほんとはバスタブも石にしたかったのですが、手間がかかりすぎるのと、手入れが面倒そうなので、断念しました。
石風呂は温泉で楽しむことにします。

2006年3月17日

第二のリビング、我が家のトイレ

2月に待望の新居が完成しました。
国産の無垢の木を使った、金物を使わない伝統工法の家。
夫の仕事である石を随所に入れたくて、かなり遊んで作った家です。
一番遊んだのは1階のトイレ。
八ヶ岳の名だたる若手クラフト作家の皆さんの「い〜い仕事」が集まってます。
手洗いボウルは小淵沢の「クラフト葉音」の香保里さん、台座はウチ「石あるく」、タオルハンガーは長坂の鉄アーティスト上野玄起さんの作。
私がどうしてもトラバーチンという黄色味がかった、やさしい風合いの大理石を使いたくて、夫が形を考えました。アールのかかった、やっぱり柔らかい感じの形がお気に入りです。
ボウルはポップな色の吹きガラス、それと対照的に鉄の真っ黒な質感が全体をしめます。
洗面台の上に香保里さんの花瓶もかけちゃいました。
窓辺には飲み友達「小間物商会」のミニチュア陶芸。
いつまでも座っていたい、大好きな空間です。トイレ