おかみブログ
2009年2月26日

「だいじょうぶ」の一言

Tazの哺乳瓶嫌いは相変わらず。
なんとかもっと母乳を出す法はないものか。
先日、母乳相談を目的に出産した病院に行ったときのこと。
まず赤ちゃんの体重を量り、成長曲線の範囲が微妙に下回っていると言われました。
「このままの伸びだと発育がよくないですね。どうします?」
風邪で鼻づまりがひどく、確かにこのところ飲みが悪い。
1回の授乳時間が長引く上、1度寝ると長く寝込んでしまうのでどうしても間隔があいてしまう。
かといってミルクは拒否されることが多い。
思ったように体重が増えていないだろうな、というのは覚悟の上でした。
だから初心にかえって、とにかく母乳を、という思いで相談に行ったわけです。
「どうします?」というのは「このまま母乳だけで行きますか、ミルクを足しますか」という意味でしたが
いや、母乳相談に来てるんですけど、と思いました。
「どうします」と言われても、こっちが聞きたい。
どうすれば母乳だけで満足させられるんですか。
分泌の様子をしばしチェックし、数分授乳させた後再度体重を量りました。
「出てはいます。でも細い。1回に飲ませる量が少ないので、授乳回数でかせぎましょう」という指導でした。
回数を増やす。まあ当然といえば当然かな。
そこで先日アロマ屋さん・ハーバルノートに行ったときにみつけたチラシで
「みぶ母乳育児相談室」というのがあるのを思い出しました。
茅野市玉川、新興住宅地で若い家族が多く住んでいるエリアです。
まずは電話で予約。
「そう、なんか足りてない感じがするのね。」と助産師の壬生先生。
こちらの悩みを真摯に受け止めてくれそうな、柔らかい口調でした。
初めての訪問というのは緊張するものですが、
お会いしてみると、本当に電話の印象そのままの方でした。
Tazを見ると
「あら〜、もう指しゃぶりができるのね」などとひとしきり話しかけ。
私のほうの今までの経緯もじっくり聞いてくれた上で、
蒸しタオルのあたためとマッサージが始まりました。
マッサージは全く痛くないのがびっくり。
マッサージしてくれながら
「ああ、このおっぱい全然大丈夫よ。いけるいける」と何の迷いもない調子で言ってくれました。
こういう一言がすごい魔法に感じるものです。
「哺乳瓶とおっぱいっていうのは、吸い方が全く違うからね。
混乱する赤ちゃん、多いのよ。
哺乳瓶使うとおっぱいの飲み方が下手になっちゃう。
ちょっとしたことでちゃんと出るのに、もったいない」
「母乳は約1時間半で消化するけど、ミルクは長い時間がかかる。
ミルクのときのように間隔があかないのはむしろ普通よ。
周りの人はよかれと思って『ミルク足せば』なんていうけどね」
結局指導としては、やはり「回数を増やして間隔をつめましょう」だけど
その理由をちゃんと納得して受け入れることができたのでした。