おかみブログ
2006年11月30日

いま、なぜ教育基本法改正か?

…という講演会が小淵沢で行われます。
主催者のお一人と知り合いなので、ご紹介いただきました。
子どもを持つ親としてはなおさらとても興味のある話です。
お時間のある方はぜひ聞きに行ってください。
日時:12月10日(日)13:30〜 
場所:北杜市小淵沢町 生涯学習センター

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チラシを見る限りでは、今の教育基本法を無意味に変えるべきではない、というスタンスのようですね。
今の基本法も改正しようとしている法案もちゃんとは知らないので、考えるにはいい機会だと思いますが、ちょうどその日が義父の十三回忌で、親戚一同集まるので、無理っぽいです。
それにしてもイジメ問題がこうまで明るみに出て、現場をちゃんと見てるのかどうかわからない人たちがあーでもない、こーでもない、と法改正ばかりに気をとられてるように見えるんですが、ほんとにそれで大丈夫なのかな、と考えてしまいます。
お上から「イジメた生徒に懲罰を」といって、停学処分だの教室を分けるだの、どこまで意味があるんでしょう。
おまけに「見て見ぬふりをした場合も同罪」なんて、実際にはちゃんと特定できるの?
クラス全員停学処分になり得るのに、誰も居なくなっても学校だけあるんでしょうか。
それより、たとえば社会体験をさせるという案も出てますが、そういうのはよさそうかな。
要は社会が狭すぎるんだと思うんです。
私と同じ世代で、小学校の頃八ヶ岳に移住してきた人が、当時はよくイジメられたと言ってました。
都会と田舎の価値観の差が子ども社会の中にも存在してて、子どもだからロコツに多勢に無勢でイジメるんだそうです。
私も中学校の時、当時珍しかった帰国子女として学校に転入したときも、ひやかされたり悪口言われたりしたものでした。
今だったらそれぞれの人のいろんな経験っておもしろいと思うんですが、当時は自分の社会しか知らないですからね。
大人になればウマの合わない人とは深くつきあわなければいいし、でも仕事する上では嫌いな人ともある程度やっていかなければ進まない。
そういうのを子どものうちに少しは身につけさせてもいいと思います。
しかし、田舎で生徒数が少ないような町でも、やっぱりイジメってあるのかなあ。
どんな理由でそんな関係性が生まれちゃうんだろう。
やっぱり懲罰部分を考えるより、根本的に社会組織を考えていかなきゃいけないんじゃないでしょうか。
…難しい問題ですね。
ところで今回の講習会で高校の未履修問題も話があるんでしょうか。
それはそれで興味があるのですが。