ゆかりの地
縁もゆかりもないけど、なぜか何度も訪れる、そんな場所を持っているって、いいもんだろうなぁ。
最近そんなことを考えています。
先日楽しい出会いがありました。
清里のカンティフェアには毎年訪れている私と同世代の「カセットコンロと旅に出る」家族。
山梨県に親戚がいるわけでも仕事があるわけでも何でもないのに、八ケ岳が気に入って小淵沢・清里を拠点に年々旅の思い出を重ねているのです。
ふとしたことから私のブログをみつけ、時折訪問してくださるようになりました。
「また今年もカンティフェアに行くので、一度会いませんか?」とのお誘い。
ネット上で知り合った人と実際に会う、というよくドラマであるような劇的な状況にも心躍りました。
B&Bランプスロッジのバーで感動のごたいめーん。
不思議と初めて会う気がしなくて、短い時間でしたが雑談に花が咲いた一夜でした。
自分の住んでいるところから離れて、毎年同じところを訪れる。
両親や親戚のいるところへの里帰りに加え、自分で「いなか」を選ぶ時代に来ているのかなぁと思います。
作家などは昔からよくなじみの温泉に「逗留」なんていうこと、してましたけどね。
何度も訪れるうちにこの人のようにその地になじむ。
「旅」とは「他火」が語源だとする説もあるそうですが、日常から少し離れて家族が同じ思いで旅先の人と親しむ。
そういう思い出っていいものですよね。
私も旅は好きです。特に計画を立てるのが。
計画好きはえてして新しい場所に行きたくなるもので、これまで夫婦や家族でいろんな場所に行きましたが2回以上行ったところは意外と少ないことに気づきました。
例の家族を見ていると、同じところに何度も、少しずつ角度を変えた旅をするのがうらやましくなりました。
「定宿」って言葉もステキですね。
訪問1回目はどうしても通り一遍、情報の耳年間に陥って、「くつろぐ」「なじむ」「人情にふれる」というところまではいきません。
先日2回目の岡崎に行ってきました。
過去に那須にも2回。
そして来月、私にとっては3回目の宮城にいきます。
こんどの宮城旅行は蔵王・川崎町周辺。
やはりブログ友達の石屋さんを訪ねます。
↓第3の田舎をみつけよう