ナウマンゾウと小林一茶のふるさと
恐竜大好きなMooのために、古生物つながりで、日本に生息していた古生物を見せてあげようと思ったのが、春休みの家族旅行のきっかけでした。
比較的近場で、でもちょっと八ヶ岳とは違うところ。
ナウマンゾウ博物館のある信濃町野尻湖畔です。
まだまだ寒々しい湖の様子。
ここで発掘が行われます。 なんか、背中で語ってるぞ。
ナウマンゾウは日本のあちこちで化石が発掘されていますが、
市民の手で長く発掘作業が行われている野尻湖が有名。
原始の時代の人間にとっては大切な食料であると同時に衣服や道具をつくる材料でもありました。
ナウマンゾウの名は日本でゾウの研究に従事していたドイツ人の「ナウマン」氏に由来して。
そうかー、日本らしい名前じゃなくてちょっと残念な気も。
野尻湖周辺もまだ雪が残っていました。
雪かきをして積み上げられたところがアスレチックみたいでおもしろいらしく、子供たちは泥だらけの雪山によじのぼります。
ゾウと人間をモチーフにした鉄アートがなかなかおしゃれ。
黒姫山を背景に、写真を撮ってみました。
湖を一周ドライブし、黒姫山を望むベストスポットで記念撮影。
さて、ナウマンゾウ博物館が思いのほか早く見終わってしまったので、
宿に行く前にもうひとつ見学を、と
小林一茶記念館に行きました。
一茶についての知識は、数編の俳句以外ほとんどなく、とても勉強になりました。
信濃町は小林一茶の生まれ育ったふるさとです。
今年は一茶生誕250年、誕生日は5月5日。
いつも以上に様々なイベントが、記念館では予定されています。
全国に一茶の句碑があることもわかりました。
ウチの近くにもあるかも。
また調べて、訪れてみたいです。
記念館の裏には集落共同墓地があり、そこに一茶の個人墓と小林家の代々墓もあります。
一茶のお墓棹石がとても長いもの。そのまま俳句を一行で彫れそうな感じでした。
一茶さん、ありがとう。
信濃町の春はまだ先。
黒姫高原はスキーシーズンの最終段階です。
お泊りはその高原エリアのログハウスペンションを取りました。
八ヶ岳にいるとログハウスをよく目にするのですが、自分が寝泊りすることはほとんどありません。
たまに行くと木の重厚感がめずらしく、山小屋のあたたかみが感じられて、すてきです。
今回は黒姫でその感覚を味わうことにしました。
ログペンション「セシルクラブ」。
しっかり、丸太ログ。
私たちが泊まった一番大きな部屋はロフトがあり、上の子2人はそこが大のお気に入り。
そして、何より嬉しかったのは、お食事のおいしさ。
家庭的ですが、とても上品でいいお味のフレンチでした。
雪に囲まれた黒姫高原の夜は更けてゆく・・・。