おかみブログ
2006年6月18日

化学物質に包まれたおうち〜入門編〜

京都に行ったのは仕事と勉強を兼ねてです。
「シックハウスアドバイザー資格」なるものがあることを、ネットで知り、講座を受けてきました。
実はついこのあいだも仕事でお客様からの相談があったばかり。
「押入れの中が匂う!ネコのおしっこの匂い。ペット消臭剤も効かない」
当該住宅に伺い押入れの匂いを嗅がせていただきましたが、私はほとんど感じませんでした。しいて言えばベニヤの匂い。
断言はできませんが、おそらく合板の接着剤とペット消臭剤の匂いが混ざり合い、しかも締め切っていたためにその匂いがこもったのではないかと考えられました。とにかくペット消臭剤はもう使わないで、炭か重曹でも置いて、よく換気をしてみてはと言って帰って来ました。
本人はどうも納得いかない様子。
そんなことがあって以来、化学物質過敏症について真剣に考えるようになりました。
いろいろネットを見ていると「生活環境協会」というNPOを見つけました。情報量も豊富。そこが認定しているのが「シックハウスアドバイザー資格」です。
行ってびっくり。今までなんとなく知ってるつもりになっていたのが恥ずかしいくらいの情報を得ることができました。
その1「現代人はほぼ全員発症の危険がある」
全く何の不快感も感じない人をレベル0の健常者とすれば、既に発症して社会生活に不自由している人を過敏症患者はレベル4。その間に中間層と呼ばれるレベル1〜3の人がいる。100円ショップに行って気分が悪くなるなどの経験を持っていたとすれば、それはもう既にレベル2あたり。つまり現代社会の中でちょっとでも「あれ?」と思う経験をしたことがある人は既に中間層に入っている。ヒトゴトじゃない!
・その2「アレルギー体質の人はなりやすい」
環境からの刺激を受け止めるバケツを人それぞれ持っていて、容量には個人差がある。容量がいっぱいになったとたん、ささいな刺激にも敏感になる。アレルギーの人は既にいっぱいに近くなっているので、他の刺激にも耐えにくい。
・その3「自然素材の家も万能ではない」
実はこれが一番やっかい。
自然素材で家を建てる大工さんだって、まさか自分の建てる家に危険があるとは思っていない。
だけど過信してはいけない。
それどころか自然モノだから安心と思って依頼する過敏症の人にとっては、この住宅ですらこんなにもウィークポイントがあるということを業者側もきちんと知っておくべき。
ということで、意識の高い人ほど受けて欲しい講座でした。
http://www.seikatsukankyo.or.jp/index.htm