おかみブログ
2007年4月30日

古民家助産院成るか?!

今日はとてもおもしろい人に会いました。
助産師の資格を持ち、看護学校での教鞭もとる女性。
子供4人を産み育て、地域のために自分の能力を活かしたいというパワフルでありがたい人です。
古民家を改装して菜園を作りながら自然分娩と子育て支援の場をつくりたいという夢をお持ちでした。
古民家助産院。
ハナシを聞いてすぐ、私まで興奮してきてしまいました。
現在私の在住する小淵沢の周辺、北杜市と富士見町に分娩できる産婦人科はありません。
最寄の総合病院・富士見高原病院で分娩が閉鎖されて3年。
約1年のマタニティライフは茅野・諏訪か韮崎・甲府へ片道40分から1時間の道のりを自力で車を運転して乗り切るのが、この地域の妊婦の常識となっています。
まあ多少遠いのは、病気ではないので致し方ないとしても、各施設のポリシーは別にとりたてて感動するほどのこともありません。
今の時代の流れは2つ。
最新設備の中、エステやレストラン併設で思いっきりぜいたくにゴージャスに過ごせる施設。
そして、昔ながらの自然のやり方にこだわり、自然分娩・完全母乳を徹底した田舎風お産。
おそらく後者のほうは誰もが一度は望むやり方で、特に自然回帰の風潮が高まる今、ますます求められていることでしょう。
だけど、実際にそれをつきつめた施設はなかなかない。
北杜市にも講演に来てくださった産婦人科医・吉村先生のお産の家にあこがれても、さすがに愛知県岡崎は遠すぎる。
きっといろいろ制約があって、やりたくてもできないのでしょう。
今日会った方も医療機関との連携体制、資金、人材、ニーズなどいろんな問題をかかえていますので、本当に実現できるかどうかは全くわかりません。
でも、できてくれればいいなぁ!
妊婦さんや子連れのお母さんによる菜園づくり、地元の農家や自然農グループとも連携して手作りの食材の料理を提供、鍼灸サービスや気功プログラム、徹底的なおっぱい指導、そして家族に見守られながら再生古民家での自然分娩。
東京から特急で2時間だから意外と都心部からの妊婦さんも来るのでは?!
ニーズの点だけは十分見込めると思うのですが、どうでしょう?!