暑さに対しての考察
猛暑が続いております。
どこぞの内陸の都市で38度だの40度だの。
八ケ岳は涼しくてうらやましーだろー。
・・・なんて言ってられない今日この頃。
お客様によく聞かれる質問。
「夏はエアコン要りますか?」
この返答にはいつも困ります。
涼をとる=エアコンという公式があることが前提になっている質問なのです。
よしずをたてたり、打ち水をしたり、蔓性の植物を窓辺にはわせたり、風鈴をつるしたり、夏野菜を食べたり、こまめに顔を洗ったり、使用してないパソコンを切ったり。それでもだめなら扇風機とか。
いくらでもエアコン以外の方法があるのに、エアコンが唯一の手段のように思われているとは。
要るかどうかなんて個人差でしょう。
せめて「エアコン使ってますか?」程度の質問にしてほしい。
さらに困るのは、勤め先の事務所で実はエアコンを入れているからなのです。
しかもここ数週間一度もスイッチを入れなかった日は少ない・・・。
エアコンをつけるときは窓を全部閉め切ってしまいます。
つまり自分のとこだけ涼しければいいわけ。
これってほんとに独りよがりな発想ですよね。
中を冷やしてる分外に熱風が出て、より暑くなるのに。
ぼーっとする頭でしばし考えてみました。
一日中エアコンをつけているのと、扇風機をつけているのとでどのくらいのエネルギー消費の差がでるんだろう。
たとえばエネルギー消費量をアルコールの量に換算できたとして、一日扇風機で我慢したことで、仮にビール一本分のアルコール量が稼げたとすれば、どちらを選びますか?
私は扇風機とビールかなぁ。
ナンセンスな仮定ですみません。
エアコンがつくたびに(だいたい我慢できずスイッチを入れるのは男性職員です)罪悪感を抱えながら仕事をしていますが、先日東電からチラシが入っていました。
「節電にご協力をお願いします」
新潟県中越沖地震で原発が停止し、電気の供給が難しいとのこと。
私たちがエアコン止めたり、掃除機じゃなくほうきをつかったり、事務機器の電源をこまめに消すことで、原発依存が見直されて新潟の人たちが快適な生活に一歩近づけるんだったらいくらでも協力したいです。
東電さん、ちゃんとコントロールしてくださいね。