おかみブログ
2006年9月5日

桂の木の野望

「桂の木が生えているところ、知りませんか?」
鎌倉から長坂へ半移住、よわい75の男一人暮らしを満喫するあのウコギ博士からの1ヶ月ぶりの電話でした。
「こんどはなんですか?」
「北杜市の市の木と花と鳥を募集しているでしょう。私は桂を北杜市の木として推薦しようと思ってね。」
ウコギ博士はウコギ科の植物の次に桂が好きです。
桂のハナシをさせたら1時間は止まりません。
なんでも「桂」という字は中国の漢字で、日本の国字では「木へんに香」と書くとか。落葉広葉樹で、紅葉しているときに味噌せんべいのような甘い芳香がするそうです。
推薦しようと思った理由はこうです。
渓流や伏流水の豊富な場所を繁殖地として好む桂は、八ヶ岳や南アルプスの山麓にかつてはたくさん生えていた可能性が高い。だけどいまや絶滅危惧種。香が高く高級木材としても名高い桂を北杜市に復活させることは市の産業発展に大きく寄与するに違いない。
だけどそういう木なら他にもありそうだけど、なんで桂なの??
「それはね・・・」と電話で言葉をつくして説明してくれたのを図にすると次のとおりです。
桂の字

すばらしいこじつけですねぇ。
「かといって今全然生えてないのもさびしいので、どこかに生えてるのを確認したいと思いましてね」
ということで、どなたか北杜市内で桂の木が生えているところをご存知でしたら、情報をお寄せください。
お待ちしています。
桂の木