おかみブログ
2013年3月13日

津波石の夢

昨日、子供と一緒に早く寝たせいか、今日は3時に目が覚めました。
夜型の私にはめずらしいことです。
眠りが浅かったのか、夢を見ていました。
津波に襲われた村の人が「てんでんこ」に高台に逃げている様子。
震災の日を迎え、当時の映像や思い出話を報道していたからかもしれません。
ここ八ヶ岳は、さすがに津波は来ないはずなので、自分のこととして、というより、そういう報道の映像が脳裏に浮かんだ感じでした。
夢の中で「津波石」が出てきました。
後世の人のため、津波がここまで到達した、ということを示す石です。
北杜市では地震発生時刻に町内放送で黙祷が呼びかけられましたが、普段はすっかり平常の生活。
そんな、平和ボケした私に、何かの啓示だったのでしょうか。
全優石(全国優良石材店の会)の震災復興プロジェクトとして「津波記憶石の建立」事業があります。
せめてそれを紹介することで、いつ起こるかわからない大災害を頭の片隅に置いていかねば、と思いました。
http://www.tsunami-kioku.jp/
個人の方からの志や全国の加盟店などの寄付により、津波記憶石は平成24年7月現在で計25基建てられました。
石碑に刻まれた地元小中学生のメッセージで、ある少女のものが強く印象に残りました。
「100回逃げて、100回来なくても、101回目も必ず逃げて」
こんなブログを早朝にカタカタ打っていると、トコトコと足音が。
Kuhまで目が覚めてしまったのか、起きてきたみたいです。
でもまだ眠いらしく、ひざのうえで二度寝。
そういえば、地震発生のときはこの子と二人で自宅にいたなぁ。
まだ3ヶ月の赤ちゃんで、あわてて机の下にかくれたっけなぁ。
あわてて保育園に上の二人を迎えに行ったなぁ。
町全体が停電してたから、電話もつながらなくて、放送もなくて、信号も消えてて。
いつも訓練してた緊急連絡網も回らなかったけど、保護者が自主的に迎えに来てて、なんだか保育園は戦々恐々としてた。
私なりの「震災を忘れない」でした。