2009年5月27日
田園の中のオレゴン
カフェ&バー オレゴンのマスターが亡くなって半年近くになります。
しばらくお店が閉まっていて寂しい思いをしていましたが
奥さんががんばって再開しました。
「何にもしないでいるのもどうかと思うから。」
私には伴侶を亡くした喪失感って、わからないけど、そんな姿はステキだと思います。
八ケ岳の田園だからこそ似合う、ウェスタンカントリー調の小さなお店。
マスターのいた頃は夜のバー営業もあり、常連さん中心に集まっていました。
ホタルの光やカエルの鳴き声の中、あるいは凛とした月明かりに浮かぶ山を背景に、
小さなお店のネオンがささやかに灯っていました。
今は夜営業まではしていないけど、そのこじんまりとしたたたずまいから見る景色の雄大さはすばらしく、時間がとまったような穏やかな風が店内を吹き抜けていきます。
あまりに景色にとけこんで、店であることを忘れてしまう一瞬も。
今は喫茶メインのメニューですが、奥さん手作りのドライカレーはなかなかのボリューム。
営業時間中はいつでもいただけるので、昼食を食いっぱぐれたときにも重宝。
私は今日、ちょうどTazが寝てくれた正午前後に家事と畑の用事を一気にすませ、
すっかり昼食が抜けてしまいました。
気がつけば2時半。
そういえば、オレゴンさんが再開したって聞いたから、お散歩がてら行ってみよう。
実はウチから徒歩3分のところなのです。
数百m違うだけでも山や田んぼの見え方って、こんなに違うんだと再発見しました。
気軽に入れる、ご近所さんのお店です。