病に学べ!〜水痘編〜
『本当は怖い家庭の医学』風で。
MOOちゃんばーばこと石屋の大おかみは、
先月から腰が痛い腰が痛いと、接骨院で電気をあてたりマッサージをしてもらったり、
ひととおりのコースを毎日受けに行っていました。
年とるといろいろ出てくるねぇ、などと本人もまわりも初めはさして気にしてなかったのですが、
楽にならないどころか、どんどん具合が悪くなって、しまいには寝込むしまつ。
これが病のほんの初期シグナルだったと気づくことなく・・・
どうしたことだと思って、町内の内科にかかりましたが、よくわからず。
そんなとき水面下していた症状がついに明るみに出ました。
痛いと思っていた腰から帯状に広がる発疹。
ピリピリと痛く、衣擦れすらしみる感じで、おちおち歩くこともできません。
ぞっとして、やっと大きな病院にかけこみます。
病名「帯状疱疹」。
ストレスや大きな病気などで免疫力が低下したときに起こりうる、神経節に広がる皮膚病です。
赤い発疹が帯状に、左右どちらかに出て痛みを伴います。
日数が経てば自然に治ることがほとんどですが、その間の苦痛はかなりつらいことが多いといいます。
治療は抗ウイルス剤でウイルスの増殖を抑えながら、消滅を待つのが一般的。
その抗ウイルス剤も早めに飲むことが長引かせない秘訣です。
大おかみの場合は発見がかなり遅かったので、結果苦痛が長く続く形になってしまって、本当にかわいそうでした。
痕が残らないといいけど。
さて。
この帯状疱疹の原因となるウイルスが、くせもの。
なんと子供の頃かかる、あの水疱瘡ウイルスと同じものなのだそうです。
水疱瘡が治って、強い抗体ができ、水疱瘡には通常2回はかからないのですが、
ウイルスが消滅するわけではなく、体に潜んでいるのです。
それが老齢化やストレスで免疫力が落ちているときに少し姿を変えて再び浮上してくるというわけ。
まさか・・と思ったときには遅かった。
まだ水疱瘡を経験していない3才の娘に、みごとうつってしまいました。
こういう情報はちょっとインターネットでヤフれば出てくるのに、調べるのを怠っていた自分が情けない。
それにしてもお医者さんも一言注意してくれればいいのにね。
水疱瘡の予防接種は任意だから、忘れてました。
まぁ本人のためには、忘れてて大人になって重症なのにかかるより、今やっといたほうがいいとは思っていましたが。
保育園に行ってもらえないので、面倒みるほうはたまらん。
仕事の休みとれず、病み上がり手前のばーばに結局負担をかけてしまいました。
ごめん、ばーば。
幸い娘のほうは発見が早く、抗ウイルス剤を早めに飲ませることができたので、
発疹の数もそれほど増えず、早くかさぶたになりました。熱もほとんどなく。
それでもピーク時は全身に発疹が出て、微熱の中、夕方ぐったりと寝てしまって朝までぐっすり。
4日目で、「明日から登園可」の証明書発行。
やれやれ。
あなたは最近腰や背中に強い神経上の痛みを感じませんか?
お年を召していたり、ストレスをかかえていませんか?
近くに小さなお子様がいませんか?
そのままほおっておくと・・・大変なことになりますよ・・・
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