おかみブログ
2007年12月19日

言葉のチカラ

交通事故で右大腿骨など大きな骨を折って入院した夫。
10日目の今日、手術が行われました。
救命センター付きの整形専門医からの説明によると、
きれいに折れている。
厚い筋肉に囲まれたこのような大きな骨を接ぐには骨の中に金属を入れるという手術が唯一の手段。
年間100件の手術をする立場から見れば、めずらしい折れ方ではない。
ギプスを使わないので手術をした次の日から足をまげて車椅子に乗れる。
ただし、リスクがないわけではない。
例の脂肪塞栓症候群を発症しているので、手術によってその症状を助長してしまう場合もある。
しかしいつまでも待っていては骨が固まる一方なので、症状が治まり、感染の危険がないと認められるこの日が手術に最適と思われる。
説明の間、緊張をみじんも感じさせず、時折笑顔も浮かべて、目を見て話してくれました。
県下で最大規模の病院だけあって、技術も設備も整っていますが、
一番安心したのが、これらの言葉でした。
いわゆる<インフォームド・コンセント>というやつで、説明の後同意書にサインをしました。
それからいろんな方からたくさんのお見舞いの言葉をいただきました。
「みんなで神様にお祈りします」
「近くなんだから、遠慮しないで」
「どんどん他の人に甘えればいい、SOSを出されれば友人としては嬉しいものです。」
「家族はちゃんと寝るように」
皆様の言葉がどーんと気持ちをささえてくれました。
「お正月着物着るから帯かして」
??こういうすっとこどっこいもいます。
遠くに住む身内の一人ですが、裏を返して落ち着いて受け止めれば、悲観する必要のないその程度のケガだということ。
私自身はあんまり他人のことに気がつかない性格ですが、
今回のことで、どれほど相手を気遣うことがチカラになるかを身をもって知りました。
このブログはなるべく個人的なお手紙調では書かずにいようとしていましたが、今回ばかりはこの場を借りてお礼申し上げます。
皆様、ご心配いただきまして、本当にありがとうございました。
「おかげさまで」手術成功しました。
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