おかみブログ
2007年4月24日

風林火山弁当

大河ドラマ「風林火山」、けっこうはまっています。
最近主流だったホームドラマ的でもなければ、大道の合戦ものでもない。
頭脳戦(ある意味トンチ)が効いてて、役者の演技はそこそこですが、ちゃんと台本で見せてる、見ごたえのあるドラマです。
唯一気になるのは勘助の亡き妻ミツの言葉づかい。
「そんなところで『ずら』は使わーん!」といつもつっこみを入れるハメになります。

ただ、こういうドラマは一般に広くウケるわけではないでしょうね。
だから県内で一生懸命観光目的に利用しようとしているのも、いまひとつ盛り上がりにかけているような気がします。
そこで、せめて少しでも協力しようと、今日はこんな駅弁を買ってみました。
風林火山弁当
まず目を引く、この赤い仕切り。
これを見てピンと来ない人はドラマをきちんと見てないです。
県内の人やちょっとでも歴史好きの人にとっては常識ですね。
言わずとしれた「武田菱」。名門・甲斐源氏の家紋です。
製造元は駅のすぐ裏手にある弁当会社「丸政」。
中央線・甲斐の国の弁当といえば、丸政。
一番の主力商品は「元気甲斐」ですが、「風林火山」はドラマにあわせて開発されたリニューアル商品。
「元気甲斐」が胡桃御飯を主体として地味な色合いの、いかにも合戦弁当的なボリュームたっぷりなものに比べ、この「風林火山」は色合いも鮮やかに、多種類のおかずが盛り付けられていて豪華な印象です。
ネーミングからすると、こっちのほうが合戦ものっぽいかんじですが。
丸政のお弁当は化学調味料をなるべく控えた家庭的な味で、好感が持てます。
余談ですが、小淵沢駅の立ち食いソバ屋も丸政の経営ですが、これもかなりイケる。
ダシがいいんでしょうか。
バタバタしてゆっくりお昼を食べている時間がないときなど、よく利用します。
またまた余談ですが、丸政の歴代社長のお名前には「政」がついているとか。
駅弁には旅のロマンとその地のストーリィがあるので、食べていてワクワク、幸せな気持ちになれます。駅弁通の人が多いのもわかりますね。
だから、知り合いの家を訪問するときの手土産に、時々利用します。
定住している人は案外食べませんから。
生ものなので迷惑かもしれないけど、ウケねらいもあるのです。
運悪くもらってしまった人は、ワタシのこんなシュミにどうぞお付き合いください。