「西の魔女が死んだ」の世界へ
東京・品川に行って、ホテルの映画館で『西の魔女が死んだ』を見てきました。
先週土曜日に公開されたばかり。
ロケ地は八ケ岳・清里。
キープ協会の中におばあちゃんの家のセットがあって、家の中には入れないけど、外から見られるようになっているとか。
ロケ現場にもそのうち行きたいところです。
今回は八ケ岳を、文字通り外から見る、という体験をしてきました。
ストーリーは一言で言えば、スローライフを送るイギリス人のおばあちゃんと、学校でイジメにあった孫との心のふれあい。
孫娘がおばあちゃんとの短い共同生活の中で精神的な成長のかぎを得る、というものです。
清里の美しい森の映像の中で、淡々と物語が進んでいきますが、最後はじんわりとこみあげてくるものがありました。
地味な映画なので、公開直後にもかかわらず、観客は数えるほどしかいませんでしたが、客席のあちこちですすり泣く音が聞こえました。
ぜひ見ていただきたい映画です。
映画の中でおばあちゃんと孫娘が野いちごを摘んで大鍋でジャムを作るシーンがありました。
八ケ岳では今まさに野いちごの季節。
勤め先の事務所の庭をはじめ、いろんなところで自生しています。
八ケ岳に住んでいると言っても、私なんぞ、都会人と同じ。
車で飛ばすわ、テレビやネットの情報に頼りきるわ、スーパーでお惣菜買うわ。
映画に感化された私は、さっそく娘といちご摘みの計画をたてました。
1ヶ月ほど前、友達のノビルさんから袋いっぱいの野いちごをいただきました。
そのままでも甘酸っぱくて十分おいしいのですが、さすがに一度に食べ切れません。
そこで、悪くなる前にジャムにしてみました。
これが絶品。
独特の野生味あふれる香りがして、売ってるジャムとはまったく違います。
ちょうど瓶ひとつ分できあがり、ヨーグルトやパンにつけたりしているうちに、先日食べきってしまいました。
あの味が忘れられず、今度は自分で摘むところからスタートして、もっといっぱいつくってみたい。
ところが時既に遅し。
頼りにしていた事務所の庭のいちごはもう時期が過ぎ、長雨もあって、くさったり虫に食べられたりして、収穫はほどんどできませんでした。
自宅にも少々いちごがあるのですが、まだ収穫できるほど繁殖してはおらず、他にあてもありません。
ということで、自生ものはあきらめて、農園にお世話になることにしました。
自宅の近くにラズベリー農園があります。
地元の農家のご夫婦がやっているもので、昨年もとても安く、親切に分けてくれたので、そこへいってみました。
小淵沢・宮沢農園。
あと1週間ぐらいからがピークみたいです。
まだ青い実の方が多い状態でした。
一生懸命もぐのではなく、ちょっとつまんでチカラをいれずにぽろっととれるのが、収穫時期。
念願のジャム、できました。
八ケ岳は小さい果実の収穫ピーク。
サクランボ、ラズベリー、ワイルドストロベリー、ブルーベリー、桑の実。
単一のジャムもいいですが、混ぜてミックスベリージャムにするのがよいそう。
スローライフ、にしては簡単に食材を手に入れてしまいましたが
娘と小一時間摘み取りができたのは、楽しいひとときでした。
体調がよくなって、更新頻度が少し回復したので、また応援よろしくお願いします。