おかみブログ
2006年5月29日

あの松の木が

私たちが家づくりを始める少し前、やはりある友人夫婦が家づくりを進めていました。
私たちもお願いしようと思っていた職人集団「木の香」というところで施工することが決まっています。なんだか兄弟弟子のような不思議なつながりを覚えます。
土地の前にアカマツ林があり、日当たり確保のため、地主の許可を得て伐らせてもらえることになっていました。
樹齢50年程度の成熟した立派な松の木です。
これを新居に使おう!と彼らは考えました。
一般に業者としては製材からするより流通している建材を仕入れたほうが楽です。施主側としてもそのほうがかえって安くすむ場合が多いものです。
ですが、「木の香」の大工さんのご好意と、腕のいい木こりさん、そして施主の熱い思いで究極の地元産材が実現。
完成した彼らの家はなんとも味わい深い曲がり梁がアクセントとなっています。
そしてなんとわたしたちにもそのおこぼれが。
さらに1年しっかり乾かされ、我が家を支えてくれています。
梁