2006年3月14日
お墓のある風景
お墓の写真を撮るのをライフワークにしようと思ったのは、今日のようなお天気の日が最初だったように思います。
雪の降った日の次の日、八ヶ岳南麓はたいていきりりと晴れる。
シャープネスをかけたみたいにくっきりとした山の稜線。
空の青と頂上の雪の白に朝日が刺して、青い宝石のようにきれい。
その山をバックに、手前に広がる田園の中の小高い丘にある集落墓地。
霊峰富士の方を向いて、拝んでいるかのように見えるのがなんだかかわいいかったのです。
こんなところにお墓参りできる田舎の人って、幸せだなぁ。
昔は野良作業に行く前と帰りに必ず墓参をしたそうですが、死後の世界が生活のごく身近にあって、墓地が忌み嫌うところではなかったということなのでしょうね。
そんなことを夫に教わって以来、農村風景とお墓のベストマッチをどんどん撮っていくことにしました。
今後も乞う期待?!