おかみブログ
2009年5月5日

はじめてのおつかい

日テレの番組じゃなくて、絵本のほう。
林明子さんのいたいけな子ども絵が印象的な絵本「はじめてのおつかい」。
主人公みいちゃんが初めて近くのお店におつかいに行くお話。
大人の足ならすぐ近くの、小さなタバコ屋さんに、妹である赤ちゃん用の牛乳を買いに行く。
上り坂でケガをし、お店の人を呼んでもすぐに出てきてくれなくて、
無愛想なおじさんやおしゃべりなおばさんのお客さんに先をこされ、
おつりをもらうのを忘れてかけだしてしまう。
帰りの下り坂、お母さんが赤ちゃんを抱いて迎えに来ている。
みいちゃんは5才。
たぶんみいちゃんのお母さんは、忙しくて長女をおつかいにやったのではなく、
みいちゃんがしっかりしてきたからそろそろお買い物を勉強させてみようと、
「かわいい子には旅をさせよ」の親心だったのだと思います。
Mooの「はじめてのおつかい」デビューも5才と、二人で決めました。
行き先は駅前の直売所「まちこぶ」。
車にだけ気をつければ十分歩ける距離だし
小さな商店でいつもよく行ってて親しみがある。
買って来てもらうのはお豆腐、ということも決めてあります。
今日、「ちょっとやってみたい」というので予行演習をしました。
やる気になったときにやらせてもらえるのがうれしくて、
500円をにぎりしめて「おかあさん、ついてこなくていいよ。ここで待ってて」と意気揚々。
私は道を隔てた駐車場までついてってやり、お店の中の様子がわかる程度の外の位置で見ています。
今日のお店番の人もよく知っている人。
ちらっとこちらを確認し、子どものおつかいの相手につきあってくれました。
車道を渡るときもちゃんと右左見て手を上げて。
無事お豆腐を買ってくることができました。
おつりとレシートはお店の人がビニール袋に入れてくれました。
おまけに「おかあさん、アンパンがあった。」と余裕の態度。
「いいよ。おつりで買っておいで。」
こんども嬉しそうに買いに行き、ちゃんとアンパン1個だけ買ってきました。
一緒に買い物すると「あれも、これも」と欲しいものが目移りするのですが、
自分ひとりだと目移りすることもなく、ちゃんと目的のものだけ買って来てくれるのでありがたいです。
しかもアンパンは半額の70円。
なかなか買い物上手です。
今日はお店の前までついていきましたが
5才までには一人でお店に行けるようになる、と宣言していました。
テレビほど劇的ではないけれど、十分楽しくてスリリングな予行演習でした。