トンネルをぬけると・・・・
小淵沢駅から旅に出るならぜひお供にしてもらいたいもの。
丸政の駅弁シリーズ。
定番中の定番、地味な色合いだけど力のつく「元気甲斐」。
大河ドラマをきっかけに復刻した、彩りも鮮やかな「風林火山」。
駅弁にはそれぞれストーリーがあって、車窓と一緒に旅の気分を盛り上げてくれます。
中でもヒットだったのが、「SL弁当」。
かつての中央線のレトロな写真とダイカットパッケージ。
中身はやわらかワインビーフのスキヤキ丼。
この弁当の最大の魅力はなんと言ってもパッケージを開けたときに響く汽笛の音と「♪きしゃきしゃしゅっぽしゅっぽ」の音楽。
光センサーで反応するオルゴールモジュールがついているのです。
このモジュールはもちろん繰り返して何度でも聞けます。
そこで車のフロントボックスに置いてみることにしました。
すると。
暗いところから明るいところへ出ると「シュッポーーーーー」っと鳴り出します。
これには娘も大喜び。
たとえばトンネルをぬけたときとか
薄暗い森から急に田園に出たりしたときとか、
ガソリンスタンドの納品書ファイルを上に重ねていて、ファイルを取り出したときとか。
ありがたいのは昼間のトンネルでのことです。
トンネルの中では車のライトをつけますが、抜けても忘れてつけっぱなしにすることも多いもの。
でもこのオルゴールのおかげで、トンネルをぬけると自動的に合図をしてくれるので
忘れずにライトを消せるようになりました。
もちろん、仕事中私の車にお客さんを乗せることもあります。
森をぬけたりトンネルをぬけたりしたときに急に音が流れるので一瞬びっくり。
でも「これ、小淵沢駅で売ってるSL弁当についているんですよ」などと宣伝しておくと
話のネタにもなり、喜んでもらえました。
夏期限定かも。
まだあればラッキーですね。