パン遠足
森のようちえんピッコロで、今日はパン遠足の日でした。
パン遠足とは、お金を渡され、歩いてパン屋さんまで行って、好きなパンを買うというもの。
前日(Mooの場合は週1回のピッコロ参加なので、前週)、子どもたちに先生からパン遠足をすることを伝えられます。
1)明日(来週)はパン遠足です。
2)100円玉を2つ持ってきてください。
3)それをお財布に入れてきてください。
これをちゃんと親に伝えられて、当日ちゃんと持ってこれるかどうか。
親は子どもから伝えられない限り、知らないフリをします。
言われなければお金もサイフも渡さない。
酷なようですが、コミュニケーション能力を養うためです。
ただ、実際は忘れて「できなかった」という思いを強く残すのはかわいそうなので、
いつまでも言うのを忘れていたりすると、ちょっとだけ促してやります。
「なにかおかあさんにつたえることない?」とか
「こんどのピッコロはどこに散歩に行くか決まってるの?」とか。
Mooは前週のピッコロで迎えに行ったとき、すぐに伝えられました。
先生が少し促してくれたのもあるけど。
2と3も正確にいえました。
なので、私も先週のうちにお金とお財布を用意してやり、Mooに渡しておきました。
あとは当日ちゃんと持っていけるか!
すぐにリュックに入れておけばいいのに、いつまでもそのへんにおきっぱなしにしてハラハラしていましたが、
出かける直前、ちゃんと思い出していました。ほっ。
そしてお店では「ハイジの白パン」をゲットしたもよう。
200円でどれだけ買えるかわからないので、1個で我慢できたようです。
忘れた場合はどうなるのか。
当然、大人が介入することはしません。
イジワルなようで、大人としては一番興味深く、子ども達にとってはスリリングな状況。
それでも今まで、忘れたり落としたりした子がパンを食べられなかったことはなかったそうです。
子どもたち同士でお金を貸したりパンを分けたり。
今回はどんなドラマがあったのでしょうか。
ちなみにMooはお金こそ忘れなかったものの、水筒を忘れてきました。
梅雨明けした甲州地方。ギラギラお日様の照りつける中の2kmの徒歩遠足ですから、水分補給は欠かせません。
私も送っていって家に帰ってから忘れたことに気づき、ちょっと心配していました。
ところが昼過ぎ迎えに行くと元気120%で走り回っています。
水筒がなくて大丈夫だったのか、喉が渇かなかったか聞くと、
お友達が空いてるペットボトルを貸してくれて、園舎のお水を入れていったとのことでした。
よかった。
だけどもうひとつ。
「きょうおしぼりもってったとおもったんだけどね、このケースだけでね、タオルがはいってなかったんだよ」
そう。それも自分で用意してもらおうと思ってたから。
「そしたらね、H子ちゃんが貸してくれたの」
よかったねぇ。
他のお友達の工夫やおもいやりはMooのほうの記憶にも刻まれることでしょう。
ピッコロ園舎から約2km離れたおいしい学校