2009年7月23日
住宅の楚石
「友人が自分たちで家を建てるんですが、基礎になる石を分けてもらえませんか?」
そんなステキなご依頼をいただきました。
昔の民家の造りのように、コンクリート基礎ではなく石を並べた上に土台を置くやり方で建てたいとのこと。
依頼主は家族で移住してふだんは工務店に勤めるMさん。
もうすぐ3人目のパパです。
お手伝いするのは、森林組合勤務から転身、伐採から大工工事まで木のことなら幅広く請ける、素朴屋のイマイさん。
丁寧で早い、マジメな仕事ぶりはいろんな企業や個人のお客さんに大好評。
イマイさんの家の離れもMさんと二人で楚石を使った建て方で建てたとあって、初の居住用住宅といえど、慣れたものです。
4×4間の平家。北側に角材(三角もありますが)を使い、南側に玉石を使います。
この角材をご注文いただきました。古い八ケ岳の地石で、いい具合に色がかわっています。
ここは土間になる部分。三角材もきれいに並べられました。
玉石は大武川の河岸付近のもの。御影や安山岩がいろいろまじってます。
この上に直接柱を建てます。石の丸みにあわせ、木材を加工する予定。
確認申請を出して今の基準法にのっとって建てる家づくりではできない、昔ながらのやり方。
完成が楽しみですね。