八ケ岳の紅葉
買い物のついでに思い立って足をのばして観音平へ。
八ケ岳のひとつ網笠山の登山口です。
正確にいうと、その手前の富士山の眺望を望める展望台までですが、標高1500mの八ケ岳中腹はすっかり秋の色になっていました。
カメラを持って出なかったので画像でお伝えできませんが、八ケ岳住人なら想像つくでしょうし、住人じゃない人に素人写真の1、2枚でお伝えできるようなシロモノではありません。
あの色彩はカメラにおさめるのすらもったいなくて、こっそり脳みその個人フォルダにロックして保存するのがいいんだと思います。
カラマツの濃い黄色をベースに黄〜赤茶のグラデーション、部分的にスギやアカマツの濃緑がアクセントとなって、宝石のような蒼い南アルプスはうっすらと初冠雪の白布をかぶっている・・・。
・・・やっぱり貧困な表現だ。
先日お会いした東京からの人が言ってた言葉を思い出しました。
サクラとナラ中心の雑木林を案内。(この組み合わせは八ケ岳の森によくあります)
「これからの季節、紅葉がきれいですよ」といったところ、
「サクラって紅葉するんですか」。
サクラは落葉樹なので、当然葉が落ちる前に紅葉します。
赤茶色、部分によってはワインレッドのようにも見えたりします。
そういえば、サクラの紅葉って私もここに来るまであまり意識したことがなかったかも。サクラといえば「花」ですから。(和歌・俳句の世界でも、「花」=サクラ。)
並木道や公園などのように、単独や人工的に植えた木は、愛で方も限られてしまうのでしょうか。
サクラの紅葉は八ケ岳で見るとそれだけでもなかなか色が濃くきれいですが、もっとステキなのは山ごと紅葉する中で、ちゃんと自分の居場所や役割を発揮して、まわりと一緒になってること。
多彩な色彩の一部となることで美しさが倍増してるのですね。
まさに「色彩のマジック」?
ウチの庭にもカマツカとムシカリという落葉樹を植えてあります。
大きくなって、田んぼの黄金とあいまって、いい紅葉風景になってくれるといいなぁ。
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