おかみブログ
2006年6月10日

大谷石の石釜

甲府のちょっと高級スーパーでこんなものを見つけました!
まめたび

「まめたび」という商品名で、ちょうどウチの子(1.4歳)の足の大きさくらいのおせんべいです。
まめたび2

こんなものがレジ前に置いてあれば、値段も見ずに買ってしまってもいたしかたあるまい。
埼玉県鴻巣市にある煎屋というところが発売元。
ここは全国でも有数の足袋の生産地ということです。
すばらしい町おこし商品です。
さて、本題はこのおせんべいがパッケージのうたい文句によると「大谷石の石釜で」焼かれたものだということ。
大谷石は凝灰岩の一種で、産地は栃木県。
気泡のような大小の穴がいっぱい空いているのが特徴です。
石の中では比較的熱に強いほうで、レンガなどと同様、釜にも使われます。
レンガよりは耐火性は少ないですが、薄い板に直接火をかけたりしないで輻射熱程度なら大丈夫。
なにより美しい。
初めは白と薄緑の混じった模様で、時間が経つにつれて組織の一部がさびて赤茶色に変化してきます。
それもまた風合いです。

大谷石

時間ができたら庭に大谷石のピザ釜を作るのが夢ですが、このせんべい焼き釜はどんなしくみになっているのでしょうか。
ちょっと工場見学したいものです。
大谷石の釜で足袋型のおせんべいが焼かれているシーンを想像しながら、おいしくおいしくいただきました。
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