天に向かって合掌
「石や・ころころ通信 9号」の編集を始めました。
次号のコンテンツは
1.小2年生が職場見学にきてくれた 報告
2.吉村作治絵付けの生前骨壷
3.落合小学校さようなら 記念碑にこめた想い
4.その道のプロにきく「人間を育てる4つの環境」by 山梨環境会議会長 兼 日蓮宗住職
5.石のある風景写真 冬の石
6.白州米で作る祝儀用餅を販売する地元のグループ
7.スタッフ紹介 兄弟会社伊藤建設石材の社長
8.編集後記、ケンちゃんパパおめでとう
今回も盛りだくさんです。
3.の落合小学校の記念碑役員さんと4.の日蓮宗住職さんへの取材が終わりました。
住職・瀧澤先生のお話はものすごく濃い内容でした。
さすが、法話のように心にしみました。
1時間半もマンツーマンで法話をしていただくなど、ぜいたくな話です。
ありがたや。
先生は環境を考える学会の山梨支部の代表を務めていらっしゃいますが、
そんな活動の原点となっている思想があります。
「人間が幸せに生きるために必要な4つの環境」。
1.自然環境
2.社会環境
3.家庭環境
4.教育環境
これらを脅かす、破壊する例が昨今顕著だといいます。
「自分さえよければいい」「お金さえあればいい」そんな考え方が4つの環境を脅かしている。
これを発想転換して「自他共に栄える」「物質より精神を重んじる」
そうすると環境を守る方向に行ける。
そこに必要なのは感謝のこころ。
あるフランス人が作家曽野綾子さんに言った言葉があるそうです。
「富士山は大地から天に向かって合掌している姿ですね」
今日先生が教えてくださったことはこれだけじゃないですが、
私はこの「富士山合掌説」がとても印象に残りました。
ものすごく巨大な合掌。
そして富士山はどこからどの人が見ても合掌に見える。
みんなに向かって合掌してくれている。
だから人は富士山を見て自分も手を合わせるようになるんだ。
相手を尊重する気持ちが自分も尊重してもらえる。
八ヶ岳から見る富士山の合掌の姿は本当に雄大です。
冬はまた格別。