おかみブログ
2007年5月3日

尾白川渓谷の岩と砂

大型連休中日。
今日はお天気が悪いという予想に反して、午後から薄日がさすハイキング日和。
そこで近いのになかなか行けなかった尾白川渓谷へ。
娘は、急な岩場や山道をスタスタと登っていきます。
2才ではやはり危ないという感覚がなく、こっちがハラハラして気疲れするので、渓谷道を30分ほど進んで引き返してきました。
尾白川1

尾白川渓谷の河川近くは花崗岩の岩場になっています。
白のベースにまだらの黒・灰色の斑。
墓石の外柵などに広く使われる白御影と同じ種類です。
もっとも墓石の外柵はもっと巨大な岩場から採石するもので、今ではほぼ指定寸法どおりに完成形になった製品を中国から輸入するのが主流ですが。
この花崗岩が風化してできた砂も粒がそろってきれいです。
新緑美しい渓谷に荒々しい流れを作る白御影の岩場と白い砂場は神聖そのものでした。
この天然砂場でのお山づくりが、娘は一番楽しかったよう。
尾白川2

適度な運動とマイナスイオンたっぷりの森林浴で、身も心もリフレッシュ。
昨年できたばかりの「尾白の湯」へ。
地球規模の地質的溝・フォッサマグナが生んだ、塩沢温泉に続く名湯。
一番のお勧めは源泉の露天風呂。
茶褐色で塩分濃度の非常に高い湯質。西の大関・有馬温泉と似ています。
ハイキング途中で知らないうちに細かいキズが足や首についていたのを気づかされるほど、ぴりぴりと痛い。
長くは入っていられません。
出費。温泉代のみ。
大人も子供も楽しめたハイキングでした。