新しい小淵沢駅に向けて
小淵沢駅が新しくなる、という計画があります。
市がやっと小淵沢駅にも予算を割いてくれ、駅舎と駅前ロータリーの整備に乗り出す計画。
地域住民も含めた計画策定委員会が平成22年頃から立ち上がっていますが、
今年2月に、基本設計を東京芸大と連携して行うことが決定しました。
自然豊かな環境という特徴に加え、文化や芸術関係者も多く在住し、地域に広く芸術的特徴がある、と見られている北杜市。
その玄関口となる小淵沢駅にも、芸術的な観点をとりいれた、特徴ある駅にしよう。
そういうねらいから決まった、東芸大との連携です。
昨日、その最初のミーティング(ワークショップ)が開かれました。
東芸大の描いた未来の小淵沢駅案に対して、広く意見交換をする、という目的です。
小淵沢全町に開催する旨の回覧板がまわり、誰でも参加できることになっていました。
駅前でのことですから、当然興味はありましたし、駅前に象徴的な石のモニュメントでもあればいいのに、と希望も持っています。
さらに夫は別の町づくり委員会や、観光協会、その他あれこれ協会委員をやったりして、アンテナが高くなっています。
最終的にはクラフトネットワーク「おらんうーたん」の一員として、今回のワークショップ参加に声をかけられました。
ワークショップは16:30から約2時間の予定が、白熱議論となり20時をすぎても終わりませんでした。
夫は別のお客様のところへいく約束があったので、20時すぎに失礼しました。
参加していた間の印象は・・・?
東芸大からは「自然や文化の特徴高い北杜市の玄関口となる小淵沢は、こんな風につくるといい、ここと連携するといい」などの理想的なプランが発表されましたが、
それに対して意見があったとしても反映する場や時期は検討されていない、とのこと。
また、前々から策定委員会や市が予算も含めて検討しているのに、
東芸大の先生と学生さんは、それはそれとして、もっと広い範囲や違う方向での計画をプレゼンしてくれたよう。
住民も、プランはプランとして、出してくれたものに意見を言うわけではなく、予算はどうなってるんだ、北側の通路はどうするんだ、駅前商店街はどういう位置づけになるんだ、と、プランにはあまり関係ないツッコミをしてばかり。
つまり、主催者である市も、発案の東芸大も、意見出しの住民も、3方にとって有意義なワークショップとはいいがたいものだったそうで、ちょっと残念でした。
明日から1週間、東芸大の書いた絵(プラン)がパネル展示されます。
場所は昨日の会議のあった、生涯学習センター。
それがそのまま実施されるわけでもないし、かといってそれに対して意見を言っても反映されるわけではないのですが、
一応参考までに見ておこうと思います。