新スーパー、開店
県内では大手のスーパー、「やまと」が小淵沢IC出口に今日オープンしました。
小淵沢では今まで「エビスヤ」が唯一小さなスーパーマーケットでした。
そのほか、駅前商店街に肉・魚・金物雑貨・本・生鮮野菜・酒・おもちゃ・服飾などが個々に。
今年4月、農産物直売所の「まちこぶ」ができて、商店街に人の流れが帰ってきた、と思ったのもつかのま。
またしばらくは大手スーパーにおされる日が続くかもしれません。
とはいえ、やはり気になる新スーパー。
偶然休みの日にオープンを迎えたのもなにかの縁かもしれない。
朝イチから行く勇気はないものの、夕方、ちょっと偵察に行って見ました。
まあふつうかな。
そんなに大きくない。
品揃え、贅沢言わなければとりあえず何でもそろう。
価格、もともとあんまり気にしない。
内装、もっと新建材の匂いがするかと思ったけど、そうでもなかった。
接客、ポイントカードを勧めてるおじさんたちが親しみやすくて印象よかった。
こういう品定めをしてしまう自分が、ちょっと悲しい。
便利になったんだから素直に喜べればいいが。
小淵沢という小さい町に大手スーパーが進出したことが、「ギルバート・グレイプ」とダブる。
ジョニー・デップと子役だったディカプリオの演技の実力が、一番ストレートに出ている作品じゃないかと思う。
淡々と語られるストーリーだが、エンディング間近に劇的なシーンがあるから、後の印象が強く残る。
いい映画です。
その中で、町の小さな食料品店に勤めるデップ演じるギルバートが、弟の誕生日のケーキを買うために、新装オープンした大手スーパーに足を踏み入れるシーンは切ないほどにリアル。
買い物をして出てきたところに、ばったり勤務先の店主と出くわしてしまうのです。
もうひとつ、映画とのダブりを思いながら、価格を考えてみました。
貧乏なギルバートの家では手作り誕生日ケーキを作る予定がくるってしまい、高いデコレーションケーキを買うはめになっていました。
「このケーキにいくら払ったと思ってんだ」
ギルバートの頃とちがい、今の時代は個人小売店より大手スーパーのほうが安いのが常識。
手作りだって、光熱費や原料、ロスを考えるともしかしたら買ったほうが安いかも。
こんな感傷も、かのスーパーが住民の生活に溶け込むにつれ、なくなっていくのでしょう。
さっそく作ったポイントカード、私もきっとけっこう早くたまるんだろうな。
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