2010年5月18日
新緑の中のコノハナサクヤヒメ
高根町下黒沢、原山神社。
色彩の鮮やかな季節になってきました。
この原山神社は、コノハナサクヤヒメを祀っています。
日本神話の中では、イザナミやアマテラスのように大物の女神ではなくて、
ただの?山の神の娘で、住んでいるところも豊葦原(つまり地上)で、
言ってみればギリシャ神話でいうニンフ的な地位の人、だと思うのですが、
とても人気があります。
大変美しく、たおやかで、精神的に強い一面も持っていたということで、日本人女性の鏡のような人です。
富士山の化身とされていて、各地の浅間神社に祀られていますが、ここ原山神社との関係はもうちょっと調べてみたいところです。
日本神話を全部知っているわけではないのですが、このコノハナサクヤヒメと姉・イワナガヒメ(八ヶ岳の化身)のお話だけはとても好きなので、この神社にも特別な想いを持って、通るたびに立ち止まったりしています。
今日もすばらしい五月晴れ。
桜の花は完全に若葉になり、緑と青の濃淡の中、古い鳥居が佇んでいました。