おかみブログ
2009年11月19日

青いタマゴ

信州蓼科農園の自然卵をいただきました。
薄いブルーの殻で、やや小ぶり。
1個あたり80円くらいする、高級卵です。
なになに、
「薬膳の王者烏骨鶏と殻が青く黄身の大きいアローカナと産卵の女王白レグの三元交配種で、卵は小さめですが、味は濃く深みのある絶品です。
農薬を使用せず有機肥料で栽培した野菜及び牧草、雑草等と、無添加の自家配合飼料を給飼した、放し飼い有精自然卵です。」
・・・だそうです。
その名も
漢方系、蓼科自然卵〜青い卵〜
ありがたそうな卵です。
割ってみると確かに黄身が大きい・・・感じがする。
味もなんだか濃い・・・気がする。
実際のところ、よくわかりません。違いが。
マヒしてるなぁ、味覚が。
清里の中村農場の卵や、白州のおっぽに亭こっこ
八ヶ岳にはおいしくて安全な卵が買える直売所がいくつかあります。
安い卵がいろいろ出回っていて、いろんな料理に混ぜて使って、あんまりありがたそうじゃない現代ですが、
元は鶏の赤ちゃんのもと。
大切にいただきたいものです。
少し前の話になりますが、NHK大河ドラマ「新撰組!」で、
妻つねに「何を食べたいですか?」と問われて、香取・近藤勇が「ふわふわたまご・・・」とかわいく答えていました。
つねは「はい♪」とうれしそうに言って、市場で買ったほかほかの卵を数個かごにいれて、大事そうに抱えながら小走りで帰って来ましたが、夫は既に旅立ったあと・・・(だったと思う)
この時代でも卵があったということ、それでもこの時代の卵は高価でそうそう買えなかったんだということ、そしてその高価な卵を夫の一大事のときに食べさせてあげたいという妻の心遣い。
そんなことがこの短いシーンで伝わってきて、さすが三谷演出!と思いました。
以来、卵をいただくときはなるべくこのシーンを思い出すようにしています。
そしてなんと中身だけでなく殻まで有効活用か!
わが娘のエッグアートです。
青い卵
殻が青いだけに、まさに古代のふしぎな生き物の卵のようでした。