おかみブログ

2006年6月15日

夏だ!祭りだ!練り込み太鼓

青森のねぶたにも、気持ちだけは負けない小淵沢のビッグイベントのご紹介!
小淵沢駅前商店街で毎年行われるお盆のお祭り「すずらん祭り」。
そのメインとも言われるのが「こぶちさわ練り込み囃子」。
沿道を太鼓をたたきながら練り歩く民衆のパレードです。
めいめいが小さな太鼓を手に小粋なステップで踊ります。
お囃子の掛け声と太鼓の音はすごい見ごたえがあるものですが、一番楽しいのはなんといってもやってる本人たち。
練り込みの合間にいただく酒と祭りの気分に酔いしれながら、次第にエキサイト。
ああ日本人でよかった。
指導は山梨県では知らぬものはないとまで言われる、和太鼓の神様的存在の、天野宣さん。
天野先生率いるプロ和太鼓バンド「阿羅漢(あらはん)」のイケメン衆も参加して、子どもから大人まで女性陣はくぎづけ♪
ああ日本人ってかっこいい。
練り込み囃子は誰でも参加できます。
ただいま参加者募集中。
6月19日(月)から練習が始まります。
夜7:30〜9:00、小淵沢総合グラウンドの体育館に集合!
事前申込も要りません。いきなり来てOK。
クロアチア戦に勝利したパワーを祭りにそそぎこみたい。
だから次こそ勝て!日本!

2006年6月11日

青森、行ぎでぇー

わらび座・韮崎公演「棟方志功〜炎じゃわめぐ〜」、観てきました!
わらび座は東北を拠点に全国を旅回りする演劇集団。
民話や民俗芸能を取り入れた、質の高い和製ミュージカルを見せてくれます。
じゃわめぐ=わくわくする。でももっと原始的で、これからおおきく爆発しそうな、その前段階のわけもなく興奮する感じ。
青森文化は三内丸山遺跡に始まり、ねぶたも志功も「じゃわめぐ」。
昔、JRが青森・秋田・岩手旅行パックのコピーに『東北大陸』というのを使ってましたが、これはまさに的を射た言葉でした。
スケールが大きくて、どこか未知の部分があり、高度な文明とじゃわめぐ文化。
一度短い旅行で行ったっきりなので、こんどはゆっくり行きたいものです。
きれいな青い凝灰岩、「十和田石」がとれるのも青森でしたね。
石浴室

2006年6月10日

大谷石の石釜

甲府のちょっと高級スーパーでこんなものを見つけました!
まめたび

「まめたび」という商品名で、ちょうどウチの子(1.4歳)の足の大きさくらいのおせんべいです。
まめたび2

こんなものがレジ前に置いてあれば、値段も見ずに買ってしまってもいたしかたあるまい。
埼玉県鴻巣市にある煎屋というところが発売元。
ここは全国でも有数の足袋の生産地ということです。
すばらしい町おこし商品です。
さて、本題はこのおせんべいがパッケージのうたい文句によると「大谷石の石釜で」焼かれたものだということ。
大谷石は凝灰岩の一種で、産地は栃木県。
気泡のような大小の穴がいっぱい空いているのが特徴です。
石の中では比較的熱に強いほうで、レンガなどと同様、釜にも使われます。
レンガよりは耐火性は少ないですが、薄い板に直接火をかけたりしないで輻射熱程度なら大丈夫。
なにより美しい。
初めは白と薄緑の混じった模様で、時間が経つにつれて組織の一部がさびて赤茶色に変化してきます。
それもまた風合いです。

大谷石

時間ができたら庭に大谷石のピザ釜を作るのが夢ですが、このせんべい焼き釜はどんなしくみになっているのでしょうか。
ちょっと工場見学したいものです。
大谷石の釜で足袋型のおせんべいが焼かれているシーンを想像しながら、おいしくおいしくいただきました。
大屋石釜 ←大谷石のピザ釜製作案

2006年6月6日

石の勉強会を行います

設計士さんとのコラボで、住宅における石の勉強会を行うことなりました。
キッチンリフォームの専門家、窪田あつこさんからのお誘いです。
女性らしいアイデアで使いやすいオーダーキッチンを提案する窪田さん。
施工例を見せていただきましたが、どのお宅も明るく家族の愛情が伝わってくるような設計でした。
結局うちはあつこさんに出会う前に建築が始まってしまいましたので、残念ながら彼女にお願いすることはできませんでしたが、台所に対しての考え方には共感を覚えるとともにとても尊敬しています。
「伝統工法の木組みの家に、石をいろいろ使ったんです」とうれしくて報告したら、「イベントやりませんか?」ということになったわけです。
あつこさんのところでのイベントは広く「住まい」をテーマに、料理や林業、風水などいろんな分野にわたっています。
どれも興味深そうなものばかりで、一度参加してみたいと思っていたところでしたが、まさか自分ちが会場になるとは。
初めての試みで、ワクワクドキドキです。
石だからといって固くならず、盛りだくさんのたのしい内容を予定しています。
愛情あふれるキッチンで石のある暮らしを。
9月12日(火) 10:00〜12:00
お申込は下記「あつこりふぉーむ工房」様へ
http://www.geocities.jp/atsuko_reform/
「イベント情報」に募集されています。

2006年6月5日

台所の石の使い方

石は水にも油にも強いので、台所での使用にとてもおすすめです。
コストが高い!という心配もありますが、材料費なんてたかだか知れています。
それより汚れがついたらさっとひと拭き、模様があるので汚れも目立ちません。強い洗剤を使う必要なし。
10年以上もとことん使い込んでいよいよべたべたしたりなんかして我慢できなくなってきたら、石屋さんを呼んでください。
表面をもう一度磨きます。これでまた新品同様!
対面式キッチンでの石使用例
キッチン全体 ←クリックで画像大きく
白御影の本磨き加工
一番汚れる場所ですが、粗い目の石模様が汚れを目立たせません。ふだんのおそうじは固絞りの台拭きでひと拭き、油がこびりついたら中性洗剤や重曹。つまり通常のステンレスなどと同じ。
レンジ横 ←クリックで画像大きく
カウンター付食器棚
カウンター部分にアイボリー系の大理石をはめ込み。
家具店の元の設計はタイルでしたが、目地部分の掃除のことを考えるより石の一枚ものを使うほうがラクで見た目も豪華。
カウンター ←クリックで画像大きく

2006年6月3日

Make yourself at home

賛否両論あると思いますが、我が家は対面式キッチンにしました。
これは、主婦がとにかくラクをできる間取りです。
ダイニングに背中を向けずに台所作業ができる、
悪びれずに台所でビールを飲める。
さらにウチではダイニング側に収納棚を設け、
取り皿やグラスは各自で取れるようにしました。
引き出しに「グラス」とか「取り皿」とか小さいシールを貼って。
これは便利。
みんなお客さんが自分でやってくれます。
Make yourself at home (自分のうちだと思ってくつろいで)」
カナダ人が旅人をもてなす際によく口にする言葉ですが、この慣用句の真意は実は他でもないその家の主婦のためにあるのではないでしょうか。

2006年6月2日

我が家の耐震強度は

ツバメにとって最適かどうかわかりませんが、我が家は梁と柱で強度を保つ家です。
地震があれば大きく揺れますが、全壊の心配はまずないとのこと。
ツバメの巣は振り落とされてしまうかも。
そんな心配をしている場合ではないですが、設計段階ではとにかく「強度強度」と言われました。
間取りプランニングをしてくれた設計士さんと施工担当の職人さんとの見解が食い違うこともしばしば。
たとえば柱の太さは一方で3.5寸で十分だといい、一方で理想は5寸以上ほしいという。
素人の私たちはどちらがいいのか、判断がつきません。
そりゃ太いほうが強度は出るのはわかりますが、そういうことが積み重なると少しずつ単価も増えるし、見た目もごつくなる。
木造建築は今話題の「構造計算」が不要なので、ここまですれば耐震強度クリア、という数値はありません。
特に経験値たよりの伝統工法では大工の腕が絶対です。
ということで我が家も結局大工さんの意見に従いました。
結果、小さい家の割りにずいぶん梁と柱がやたら多い印象になりましたが、えもいわれぬ安心感はあります。
オープン筋交い 強度のために不可欠な柱だが、家の真ん中で場所をとっている。わざと筋交いを見せることで明るく開放的な印象に。 
梁と柱

あの松の木に!ツバメの後日談

友人の家の前に立ってたアカマツが我が家の梁になっていますが、その中でも一番太いヤツに早速ツバメが巣を作りました。
早い!まだ2月に竣工したばかりのほやほやの新築ですよ。
前の家では5年目にやっとツバメが来て、でもつるつるの外灯の上につくったせいか、卵がかえるまえに巣が落ちてしまうという悲劇を見ましたが、今回はがっしりと安定感抜群の場所で大丈夫そうです。
(もちろん違うツバメでしょうが)
昔からツバメの巣は縁起がいいとか、店が繁盛するとか言われるので、大歓迎。さいさきがいいですね。
娘も「わんわ、わんわ!」といって大喜び。
(まだ動物はほとんど「わんわ」なのです)
田舎とはいえ、新しく建てられる住宅はつるつるの外壁材が多くて、ツバメの好む民家調の家が少なくなっているのが現状。
我が家は巣の材料になる泥が豊富にとれる田んぼの近くで、往来もわりと多い住宅街の一画なので格好の場所として選ばれたのでしょう。
まったくお目が高い。
人家に作る巣は雛が巣立つまでの産院だそうです。
田植えの頃から約1〜2ヶ月。
しばしの下宿人ですが、毎朝毎夕の楽しみが増えました。
ツバメの巣