おかみブログ

2007年8月13日

独り旅・青木村4

青木村で見つけた「風林火山」のポスターです。
青木村風林火山

何か気づきませんか?
そう、武田信玄がいないのです。
代わりにガクト演じる上杉謙信と内野聖陽演じる山本勘助が二大スターのようにアップで写っています。
さらに小コマのほうは真田勢関連の役ばかり…。
地域にあわせてちゃんとポスターも使い分けているんですね。
妙に感心してしまいました。

2007年8月12日

独り旅・青木村3〜石仏

帰路は麻績回りにしました。
往路、上田から国道143号を通ってきましたが、さらにそれを進み、反対側の松本方面へ抜ける峠の一つです。
坂井村との境付近に「修那羅の石仏」というところがあります。
800体もの石仏が並ぶということですが、表通りに表示があったところから山道を登っても一向につかない。
先を急いでいたので今回はあきらめてしまいました。
そのかわり国宝・大宝寺の参道に並ぶ石仏。
いいお顔ですね。個人的な趣味から呑んでる仏様を中心に撮ってきました。
青木石仏0

青木石仏1 青木石仏2

青木石仏3 青木石仏4

2007年8月11日

独り旅・青木村2〜田沢温泉

田沢温泉は平安時代の開湯といわれます。
青木の平野部と上田市街を見下ろす山の中腹、十観山の登山口の入口です。
老舗の旅館が数軒、急坂の通りの両側に並んでいます。
その中の一軒、リニューアルした「和泉家旅館」に泊まりました。
公衆浴場「有乳湯(うちゆ)」のすぐそばです。
今回出張する前、このエリアの営業担当より、この「有乳湯(うちゆ)」に入ってくるように指示されてておりました。ここに来ると青木村というところがよくわかるそうです。
「外湯だけどうちゆなんだ」
「気になる字ですね。おっぱいおっきくなるんですか?」
「なるなる。ぜひ行ってこい」
・・・よけいなお世話です。
正確にいうと、子どものない人は子宝に恵まれ、子どもを産んだばかりの人は乳がよく出るようになる、という言い伝えがあるそうです。
「そうかー。成分がホルモンに作用するのかしらね」と同僚の女史。
いやいや、あまり真面目に考えなくても・・・
有乳湯

単純硫化水素泉。
硫黄の匂いのぷーんとする無色透明なお湯です。
この匂いは「温泉に来た〜」という実感がわいて、関西人的な表現をすれば「もとをとった」というところでしょうか。
夏はちょっと暑苦しい匂いですが、青木は朝晩とても涼しい。
昼間の猛暑ぶりとは大違いです。
和泉家さんではノートパソコンを貸してもらえます。
温泉でゆったり、個室で上げ膳据え膳、快適なワーク環境。
この地に逗留したという島崎藤村よろしく、一気に原稿を書き上げてしまいました。
欲をいえば、女性独りということで気を使ってくれたのか余りに干渉されなさすぎたのが、逆に物足りなかったかな。
朝ドラのようなおしゃべりな仲居さんでもいれば、つかまえて青木の魅力など語ってもらいたかったところですが。おもてなし、とは難しいものです。
鯉料理が名物。
和泉家1 和泉家2

和泉家3 和泉家4 和泉家5

2007年8月9日

独り旅・青木村〜もうひとつの「風林火山」

信州青木村へ出張。
都会から移住した人を取材するという仕事が隔月で入りますが、今回はちょっと遠出となりました。
往路は佐久回りで。国道141号(佐久甲州街道)を北上、八ヶ岳の東肩を山越えしてまず佐久へ入ります。その後国道18号(北国街道)で上田市へ。松本方面への山越えルート・国道143号の途中にあるのが青木村です。
小県郡青木村。
少し前、「風林火山」で「小県(ちいさがた)」の地名がよく出てきました。小県を領地としていたのが真田氏。武田に攻められ一時は上州に逃げのびますが、真田の里に再び戻るため、あえて武田についた真田幸隆がクローズアップされています。演じるのは劇団「惑星ピスタチオ」時代より気になっていた佐々木蔵之介さん。長身でイケメン、それでいてかなりひょうきん。
役者さんと役がオーヴァーラップして、「小県」=佐々木さんの図式で、なんだかこの地域に壮大なドラマを期待してしまう、今回の出張でした。
まあ実際はもちろん劇的なことなど起こりません。
小県郡といっても、訪れたのは真田町ではなく青木村だし、現在は上田市にほど近い便利さを兼ね備えた、田舎暮らし初心者向き里山。
でも、この田園と、夫神岳(おがみだけ)・子檀嶺岳(こまゆみだけ)・十観山(じっかんざん)の青木三山は昔のまんまでしょう。
幸隆がかつての敵に加担してまでも取り戻したかった故郷・真田の里と情景が似ているとすれば、確かに平和で家族的な、代えがたい「ふるさと」そのものの原風景が残っていました。
小淵沢から3時間。
充分日帰りできるのですが、今回家族の協力も得られたので一泊することにしました。
青木村の山間部にある、飛鳥時代の開湯とされる田沢温泉へ。
女独り温泉旅、続きは次回。
青木村1 青木村2

青木村3 青木村4 青木村5

2007年8月7日

お盆はふるさとで

「お盆をふるさとや行楽地で過ごす人の帰省ラッシュは・・・」というニュースが流れる季節になりました。
お盆はそもそもあの世からご先祖が帰ってくるとされる民間信仰。
一族が一同に会し、先祖供養を行います。
さらにそれが大規模になって、地域で盆踊りをしたり。
普段会えない人に久しぶりに会えるので、生きている者同士の喜びの場として祭りに発展していったのがお盆祭りです。
小淵沢町のお盆祭りは、駅前の「すずらん祭り」。
商工会青年部主催の地元の小さなお祭りですが、都会に出た若い衆が戻ってきたり、その前後にゆっくり休みがとれるお父さんが家にいたりして、家族・地域が集える楽しく懐かしいお祭りなのです。
この祭りを盛り上げるために「練り込み囃子」が出動。
(最近このネタ多いですね。)
参加者ファッションは?ということで昨年以前を参考に研究してみました。
練り込み4

法被・帯・ハチマキは貸してもらえます。小学生用(身長130cmくらい?)もあり。
中はTシャツまたはタンクトップ。女性はサラシ巻も歓迎されるかも?!
下は股引、なければスパッツ、ジーンズでも可。
上下とも黒っぽいほうがかっこいい。
履物は理想は地下足袋ですが、スニーカーでもOK。ビーチサンダルや下駄はお囃子には不向きです。
ヘアスタイルは女性はきゅっとアップにして目深にハチマキをのせるのがかっこいいんだけど、髪の短い場合はムズカシイ。男性は毛先をとばしてハードスプレーなどで固めてみては。
汗で流れてしまうかもしれませんけど、それもまたヨシでしょう。
そういえば、おととし、まだ女性の参加者が少ない時に、参加者の一人で木工作家の先生からお手製のかんざしを女性陣にいただきました。
今年もつけてみようかなぁ。
すずらん祭り及びお囃子隊のコース地図。
参加者も沿道の人も当日の参考にしてください。(多少変わる可能性あり)
練り込み地図

8月14日(火)夕方5時〜駅前商店街にて
淵の音太鼓演奏に続き練り込み囃子スタート

2007年8月5日

躑躅ヶ崎館に鬼が来た!

漆黒の闇の中、怪しい灯明に照らし出された異形の者の影。
風林火山館2
風林火山館3

武田信玄の本拠地・躑躅ヶ崎館を模した大河ドラマ用セット「風林火山館」にて行われたライブイベントの模様。
8月1日より夜のライトアップイベント「風林火山館・戦国夏まつり」が始まりました。
戦国当時の灯明の明るさをイメージした照明のもと、毎夜ライブやコンサートがあります。
初めての週末となる今日は天野宣&阿羅漢の皆さんの和太鼓演奏。
家族全員で浴衣で聞きに行きました。
「おにがきたよ・・・」
娘は眠いけど怖いの半分、見たいの半分。
天野宣さんは私たちの太鼓の師匠でもあります。
阿羅漢は天野さん率いるプロの和太鼓グループ。
勇壮だと思い込んでいる太鼓の音ですが、それ以外にも祭りや西洋の風情が盛り込まれていて、表情の豊かさに感動します。
風林火山館1

ぼわーっとほのかな照明も怪しさを演出。
太鼓は本来神にささげるもの、という解説あり。
神にささげ、生きるを喜び、異形の姿でうごめく。
こんな演奏が入館料(300円)だけで聞けるなんんて。
ぜひおでかけあれ。
ちなみに20日は北杜市内太鼓グループも加わっての大演奏会。
小淵沢の淵の音太鼓から私も出ます。