2008岡崎ストーンフェア
毎年家族旅行の定番になりつつある、「岡崎ストーンフェア」。
今年も行ってまいりました。
愛知県岡崎市。
徳川家康や八丁味噌、最近では朝ドラ「純情きらり」の舞台として有名ですが
知る人ぞ知る、石材産業のメッカでもあります。
上質の白御影の産地であることから、墓石、燈篭、仏像など石材加工業が発展してきました。
最近は石材業も外材や外国製品におされ、全国的にキビシイ立場にあるのは、他業種と同様ですが、
ここ岡崎ではまだまだ若い職人さんが次々と生まれています。
年々規模が小さくなってはいるものの、今年の「ストーンフェア」も盛況。
現代の石需要に合わせた斬新な企画と製品が盛りだくさんでした。
フェアは乙川の河川敷で行われます。
対岸の老舗ホテル前にアドバルーンもあがる、市をあげてのイベント。
毎回楽しみにしているのが、加工の実演。
同じ題材に数人の若い職人さんが挑む様子を見ることができます。
こちらは墓地外柵部品の一つを製作している様子。
石といえばやはり主力製品は墓石でしょうが、フェアではお墓ばかり並べているわけではありません。
地元の一般の人も遊びがてら訪れるので、普段の生活に密着したものも多く展示されています。
今年のテーマは「ガーデニング」。
マンションのベランダや小さい庭でも、石を使って個性的に演出できることをアピールしたコーナーが注目されていました。
小さい庭でも合いそう。
定番のふくろうも洋風にアレンジ。
題名どおり湖畔をイメージさせるもの。アイビーとの絶妙なマッチング。
「空間」というタイトル。ビル街のオアシスになりそう。
手ごろな花器も多数展示。
石と竹細工と花の大胆なアレンジがみごと。
野点も石で。鞍馬石という情緒あるサビ色の石。
秋晴れにも恵まれ、今後もますます活気づいてほしい、岡崎の石祭りでした。