おかみブログ
2019年4月7日

わがままハウス「山吹」にて

ころころ通信31号の取材をかねて、わがままハウス「山吹」を訪ねました。
 
わがままハウス 山吹
2019年4月にオープンした、支援付多機能型シェアハウス。
日中は寄り添いスタッフが常駐。
短期の入居の他、定期的なお茶のみの一日利用も可能。
超高齢、要介護、終末期、と様々な段階の方が利用でき、我が家と同じように自然に暮らせることを目的としています。
その中でお互いに助け合ったりともに楽しむ場所を目指しているそうです。
 
元ペンションを高齢者施設向けに大規模改修したものです。
3月末ある日の午前中、オープン直前に地域住民向けに内覧会が行われました。
私もちょっと見学させてもらおうと伺いましたが、
既に大勢の人が訪れていて、施設の清潔さや目的の多様性に、みなさんとても興味深く見て回っていました。
移住者、地元民に限らず本当にたくさんの人がいて、注目度の高さがうかがえました。
 
その日の午後は施設を運営する一般社団法人だんだん会理事長の宮崎和加子さん主催による講演会が、町内のホテルで行われました。
内容は「自宅での最期を可能にするために」。
講師は在宅ホスピス医の川越厚氏。
「人生の最期をその人らしく自宅で迎えることは、絶対できる!」と
力説されていたのがとても印象的です。
厚先生の、ユーモアたっぷりの熱い口調で、会場中が元気な気持ちになれました。
 
私の母も晩年がん患者さん支援のボランティアを主宰する中で、
ホスピスや終活について勉強したり考えたりすることが多かったようです。
講演会が終わって高森文庫でふと書棚を見てみると、
川越厚先生の著作!
「草野郁子さんへ」と母を宛名のサイン入り。
さすが、母はチェック済みだったか。
しかも15年も前に。なかなか超えられませんなぁ。

 
ころころ通信では、宮崎さんとの対談を通して、父の在宅介護の体験などを交え
自宅での最期を考えます。
お楽しみに。