おかみブログ
2015年5月6日

焼山峠の子授け地蔵尊

かねてより一度は訪れたいと思っていた子授け地蔵の場所へ、
子どもの日の今日、行くことにしました。
 
子どものない夫婦に子を授けるという言い伝えのあるお地蔵さまは各地にありますが、
うちの店によくお問い合わせのあるのは「焼山峠の子授け地蔵尊」。
焼山峠というのは、山梨県牧丘町(現・山梨市牧丘町)の林道を登ったところにあります。
今ではきれいに舗装されていて、森の中、快適なドライブをすることができます。

子授け地蔵尊のあるのは、県道206号と県道219号(クリスタルライン)の分岐点。
小楢山登山口、乙女高原入口でもあります。




 
広い駐車場があって、トイレも整備されています。


 
駐車場からすぐ近く、明るい木漏れ日のそそぐところに、たくさんのお地蔵様がお祀りしてあります。


 
こちらが伝説の解説。牧丘町と牧丘町観光協会の協力で由緒碑が建てられています。


 
全国にこの種の言い伝えは多いですが、ここ牧丘のお地蔵様は特にご利益があるらしく、
年々増えているというのですから、驚きです。
 
このお地蔵様のことを教えてくれて、ウチの店にそのお礼のお地蔵様を買いに来てくれたのが、塩山に住むOさん。
初めは初孫・娘さんの長男くん誕生のお礼のために。
その後そのお礼で納めたお地蔵様を息子さん夫婦が持って帰り、拝んでいたところ、こちらもめでたく女の子を授かったとのこと。このご夫婦は結婚して十数年もお子さんがなかったのに、お地蔵様を連れてきてわずか数か月でご利益があったということなのです!
それもウチから連れて行ってくれたお地蔵様で。
ありがたい、うれしい限りですね。
 
我が家はもう子どもが3人いて十分幸せをいただいていますので(笑)
お地蔵様を持ち帰ることはせず、感謝の気持ちだけ伝えて手を合わせてきました。


 
乙女高原展望台。
 


 
  
琴川ダム。


 
クリスタルライン沿いの「栃地蔵」。大きなうろのある巨木の脇にお地蔵様と湧水。 


 
里に下って、勝沼町のワインショップ。


 
ちなみにこの子授け地蔵尊のある牧丘町は、地図上では八ヶ岳のちょうど真横にあたる位置ですが、
その間には茅ヶ岳や金峰山など奥秩父山系がまたがっています。
その林道をぬうように全長68kmのクリスタルラインが走っていて、
これを通ればわが北杜市から牧丘町まで一本で行ける、というわけなのです。
ですが、今回は中央道を使いました。
さすがに68kmもの林道を、いくら舗装されているとはいえ、くねくねくねくね7人乗りの乗用車でいくにはかなりの勇気が…。
バイクの人は、いいかもしれませんね。
これから夏にむかって、林道ドライブの季節です。