あなたは森派?眺望派?
午前中の天気は大変動。
8時頃びかびかに晴れていたと思ったら、にわかに強風が吹き荒れざーざーと冷たい雨の嵐。
その後昼前にピーカンの青空が広がり久しぶりに富士山の全貌が見られました。
この家を建てる前の土地選びの時、ありとあらゆる条件を持ち出して探していた時期がありましたが、最もこだわった条件のひとつに「富士山が見える」がありました。
もともと関西人の私は富士山にミーハーなあこがれがあり、別格の存在。夫も山の眺望に優れた開けた場所、ということでは共通していました。
しかし、人間ぜいたくなもので、だんだんその景色にも慣れてきてしまいます。
また、富士山の眺望を居ながらにして得られるようにと、東南側に大きく出窓を張り出しましたが、我が家は東がすぐ道路に接し、それも比較的往来の多い道路なので、出窓の下半分はカフェカーテンで覆っています。
ですから立たないと富士山は見えません。
しかも地球温暖化の影響か、今年は異常に湿気っぽい日が多く、11月に入っても富士山の姿が見られる日が少ないという現状。
こんなんで眺望誇れるのかー。
隣の芝生は青く見えるもので、最近は森の中の家もいいなあと指をくわえることも多くなりました。
八ヶ岳の森は本当に美しい。
春はカラマツの新緑、夏は木陰となって涼しい空気をもたらしてくれ、秋は鮮やかな黄金色の紅葉。そして冬は樹氷、そして場所によっては枝の間から山々のクリアな稜線が見えていたりするのです。本当に表情豊かです。
明るい森の中の家は風にも守られ、マイナスイオンたっぷりの癒しの空間になっていて落ち着いてモノゴトを考えるのにはぴったりです。
昨今八ヶ岳に土地や建物の物件を探す都会の人は、山の眺望を求めるケースが圧倒的に多いのですが、実は眺望派は初心者なのでは??と考えてしまう今日この頃。
それでも今日みたいに待ちに待ってた富士山が見られると、思わずシャッターを切って自慢したくなるのはご勘弁ください。