おかみブログ
2007年4月27日

体に良くて、旨いものめぐり

前回のブログでちらっと書いたお客さま4人。
実家の母とそのお友達3人です。
母は年に1、2回友達を連れて八ヶ岳に遊びに来るようになりました。
ワタシが案内好きだというのを最大限に利用しているよう。
さて、今回のお客様は母が関わっているガン患者さんと家族の自助グループで出会った人たち。
母は長く続けていた保健士の仕事の中で多少なりともお手伝いができればと、入会したもののよう。
今回のお客様のうち2人はご自身が、もう1人はご主人が患者さんでした。
・・・という風には見えないくらい、いたって普通で、元気な女性たち。
既に母の定宿となっているペンションポリアンナに迎えに行ったときも女子高生の合宿のようにきゃーきゃー楽しんでいらっしゃいました。
ただ、元気とは言っても食事には多少気をつけなければいけない点もあります。
特に大きな手術ですい臓を摘出してしまったwadaさんはカロリーをなるべく控えなければなりません。
こういうとき、八ヶ岳には自慢の店がいくつかあります。
マクロビオティック、そば、薬膳。
特に大泉のごぱんは忠実にマクロにのっとった定食や、玄米パンなどを出していて、お客様の健康状態に合わせてメニューも考えてくれるし、清里のべじふるは見た目にも美しいマクロランチをさわやかな高原の木の家でいただけるし。
それからお客様たちが「山梨に来たのだからほうとうが食べたい」とリクエストくださったので、そしたら清里の睦BOKUがお勧め。
などといろいろお連れしたかったのですが、あいにく週の中日は休みの店が多い。
行く先々で定休日で、しかも雨なので山の景色も見えず、ガイドとしては非常に無念な思いをしたのでした。
それでもほうとうは小作で、ティータイムはリゾナーレのブックカフェで、なんとかご満足いただいた様子。
あとは次の日のアルソアランチにかけるのみ。
アルソアは小淵沢きっての大手企業で、自然派化粧品のメーカーです。
内面からの美と健康をテーマに製品開発していて、最近では食のほうにもとても力をいれています。
マクロビオティックの権威・久司道夫氏を迎えて本格的にマクロ食を研究。レストランや料理教室もつくってしまいました。
ここの社員食堂がすばらしいもの。予約すれば社外の人もいただけます。
完全マクロではありませんが、素材にこだわった、見た目にも美しいプレートです。メインディッシュは肉・魚・野菜から選べ、ご飯も玄米にできます。味噌汁はベジタリアンでもOKなように、こんぶとしいたけからとったダシのやさしい甘み。
砂糖を使わないデザートもつきます。
アルソア社員の友人にアレンジをお願いしました。
ついでに社屋見学とエステも。
アルソアランチ1 アルソアランチ2

やはりこれが一番好評。完全に前の日のリベンジができました。
ところで、お客様の一人でご主人をなくされて一人暮らしのandoさんは、毎日の食事をご自身のブログにアップしています。
これは妙案。一人暮らしだとついテキトーになりがちな食事ですが、誰かに見られるという意識を持つことで、主食副食おかずをきちんとそろえ、きれいに盛り付け、おいしく楽しい食事をとることができるというのです。
「主婦卒業生」
体に良くて旨いもの。
これからもガイド実習と研究は続きます。