入園式。思い起こせば・・・
3日は入園式でした。
1才2ヶ月の長女が今日から町内の保育園に通います。
思えばここまでいろいろありました。
小淵沢の保育園は6ヶ月から預ってくれます。
私は産休後すぐに職場復帰するつもりだったので、妊娠中から早々と申し込んでいました。
6ヶ月までは近くに住む夫の母(つまりおばあちゃん)に任せることにしました。
このおばあちゃん、大の子ども好きで、初めは甘やかしたりしやしないかとひやひやしていましたが、思いのほかすばらしい育て方をしてくれました。
とにかくよく話しかけてくれて、私の授乳を極力長続きさせるよう少しの間ならミルクを与えるのを待っていてくれたり、衣服の調節、散歩、残業の日は入浴まで、と至れり尽くせりのマンツーマン保育です。
そんな環境の中でのびのび育った娘は表情も豊かで良く笑いよく食べる元気な子になりました。
さていざ満6ヶ月になって保育園に預ける段になると、なんだかとてつもない罪悪感がおこってきました。
6ヶ月というとご存知の通り、まだようやくはいはいができるようになった頃です。自分の手足やすぐ近くのものには興味がありますが、まだ社会生活をするような年ではないように感じました。
何より、今めきめき心身ともに成長過程にあって、朝と夕方でできることが違う、というような段階を観るおもしろさを他人に味わわせるのがなんとももったいないと思い始めたのです。
保育園の先生の言葉もひっかかりました。
田舎ではそんな小さい子を保育園に預けること自体がめずらしいので、「こんな小さい子久しぶりだわ、離乳食、うちの子のとき何あげてたっけ。」プロの先生の口から「うちの子の時・・・」なんて、大丈夫?
まぁもちろん大丈夫でしょうけど、これはもうしばらく身内で見たほうがいいな、と結論出したわけです。
せっかく保育士さんを確保していただいたのに、断る、という失礼かつ申し訳ないことをしてしまいました。
そんなこんなで先延ばした保育園生活も、ついに昨日始まりました。
もうすっかり子ども社会に溶け込み、他の子どもと何やら言葉以外のコミュニケーションを交わしています。
私は押入れの奥からここ何年も使ったことのない裁縫道具をとりだし、せっせとネームタグや食事エプロン、アップリケ付けに追われる日々。
なにしろ紙おむつのひとつひとつまで油性ペンで名前を書くのです。
保育園に預けるお母さんはみんなこんなことを子どもの数だけやってきたのでしょう。
ほんとに、おばあちゃんさまさまです。