おかみブログ
2006年6月18日

化学物質に包まれたおうち〜実践編〜

たとえば我が家に関して、どこから化学物質が出ているのでしょうか。
●和室
現代の畳は色を均一にするため、泥染めの材料に着色料を混ぜています。これがカドミウムなどの重金属を含む。また畳の裏はほぼ9割以上防虫シートが貼ってあります。
畳は子どもが這ったり舐めたりする確率が高いので特に要注意。
そういえばこもった和室に入るとぷーんとイグサの匂いがするけど、実は化学物質と混ざった匂いだったりして。新築の家は特に匂いが強いので、こまめに換気が必須。
●ヒノキと杉
ヒノキは防腐効果が高いので、家の躯体や土台に重宝されてきましたが、こと過敏症の患者にとってはヒノキは100%ダメだそうです。ヒノキチオールという独特の香を放つ物質がやはり刺激が強い。アオヒバもおなじ。杉も患者のうち50%はダメだそうです。自然素材だからといって人によっては使えない素材もあるのですね。過敏症患者の場合はお風呂にヒノキはもってのほかだとか。(乾燥するヒマがない)
ウチの家族は木材については大丈夫そうです。
講師の先生は過敏症にはホオノキを勧めていました。
●珪藻土
珪藻土には施工性を高めるために接着剤を混ぜていることがほとんど。また、珪藻土は調湿性が高いことが重宝の理由のひとつですが、真っ白の壁は着色料としてマグネシウムを使っています。このマグネシウムはせっかくの調湿性を働かなくさせてしまう。珪藻土本来の色は七輪のような淡いクリーム色。さてウチの場合はどうなんだろう。
●後から購入した家具
あれもこれも自然素材で職人さんに作ってもらうのは理想だけど、やっぱりお金はない。だから食器棚は通販の安いのを買いました。MDFという合板の一種。これがまだ新しいもんだから、戸を開けるとけっこうきつい匂いがする。これがホルムアルデヒドの匂い。当然食器にも移る。
●24時間換気がない
平成15年の建築基準法の改正で24時間換気が義務づけられましたが、我が家は危険な化学物質など出る家でないから無駄!とつけていません。それに高気密高断熱仕様で空気の逃げ場のないような家ではないので。でも家本体以外にも安物の家具の問題もあります。だから泥棒さんを刺激しない範囲でなるべく窓を開けるようにしています。