おかみブログ

2011年7月10日

昔なつかしのおまんじゅう

石・ころ通信取材の2つめ。
むかしお墓も建てさせていただいた、富士見駅前の和菓子屋「井筒屋」さんです。
創業明治44年。
餡など昔からの味を徹底的に守る一方、季節の大福など新しい商品も開発。
今の季節は草もち。
よもぎは太陽の光をいっぱいあびた、今の季節にとれる葉がいいそうです。
味が濃くて、栄養価も高い。
わざわざたりなくなることも考慮して、1年前の冷凍保存したよもぎも使っています。
井筒屋1 井筒屋2

2011年6月26日

川俣川の石

「なにかにみえる石をみつけてきてください」
小学校の週末の宿題で、こんなのが出ました。
よしっっ!ウチは石屋だ。売るほどあるぞ。
でもウチにある石は、加工した後のコッパばかり。
固い御影石を割ったり抜いたりしたもの。
バリがあったり角がとんがっていたり、とにかく人の手が加わったもの。
それでももちろんいいんでしょうけど、ここは自然の力で「なにかにみえる」ようになったものを探しに行こう。
ということで、おつかいの帰りに川俣川渓谷に行きました。
川俣川東沢にある観光名所「吐竜の滝」。
幾筋もの水流が森の中の山肌から流れ落ちています。
紅葉の頃はそれはそれはみごとな景色ですが、
新緑が終わって梅雨時のしっとりした濃い緑の中の水の流れもやさしく、透明感が感じられるものでした。
遊歩道入口。
清里高原大橋ができるまでは、この入口付近を通る峠道が大泉と清里を結ぶ幹線道路でした。
遊歩道の先はキープ清泉寮につながっています。
吐竜4
吐竜の滝。
峠道までは蒸し暑かったのに、ここに来るとひんやり、寒いくらい。
吐竜3
比較的浅いので、長靴をはいて注意すれば石拾いができます。
灰色が多いけど、意外と赤い石も多い。
吐竜5
それぞれお気に入りの石をみつけた様子。
吐竜1
吐竜2
宿題で持ってく石は「ハートの形をした石」にしました。
赤い色で、確かにハートの形に見えます。
吐竜6

2011年5月11日

長坂に本格紅茶茶葉店Lopuchuオープン!

長坂町清春といえば、美術館やギャラリーが集まる文化の香り高い界隈。
アップダウンのある表情豊かな里山の情景が広がっています。
そんな清春の一角に新しくステキなお店がオープンします。
LOPCHU TEA GARDEN ロプチューティーガーデン八ヶ岳。
インド、スリランカの契約農家から直輸入した茶葉の販売と喫茶。
ガラスや看板にはるカッティングシートの注文をいただいたので、オープン準備中のお店に打ち合わせに行きました。
マスターとはもともと奥さんを通して飲み友達。
友人の独立開業が誇らしいです。
雨でしたが、かえって新緑がしっとりして、落ち着いた空間に見えました。
Lopchu1.jpg
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中は開口が大きく、森や山の景色を楽しみながらゆっくりお茶ができる空間です。
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テーブルセットは八ヶ岳在住の家具作家・清水泰さん(工房YASUSHI)の手作り。
色合いもデザインも軽やかに見えて、それでいて強度はしっかり。
清水さんの性格が表れたような作品です。
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喫茶の紅茶はポットサービス。
ティーカップ2.5杯分くらいいただけます。
喫茶店でコーヒー1杯で450〜500円なのを考えると、同じ金額でたくさん長い時間楽しめるのはお得感が。
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しっかりジャンピングできるこだわりの丸いポットは、松本のギャラリーでお茶専用のポットとして売っているものだそう。
砂時計で3分待ちます。
Lopchu7.jpg
以前はコーヒー派だったというマスターですが、紅茶の魅力にめざめ開業。
茶葉の違いがとても繊細で、奥が深いのが魅力。
ダージリンにも何種類かあって、私は今回その中の1種をいただきました。
最初の1杯はきれいな薄紅茶色。でもしっかり味と香りが出ていました。
2杯目以降は色が濃くなりますが、渋さがきつすぎず、最後までおいしくいただけました。
各紅茶の説明文も絶妙、わかりやすいです。
Lopchu6.jpg
あの小淵沢の名店「悠山房」の焼き菓子やスコーンのセットもあります。
本格的な英国流ティータイム♪
Lopchu8.jpg Lopchu9.jpg
もちろん茶葉だけの購入も。
いろいろマスターに相談してみては。
Lopchu10.jpg
そうそう、ロプチューという聞きなれない店名は?
(娘は「ぴかちゅー」といってましたが・・・)
インドの茶葉農園の名前だそうです。
ロプチュー農園からの仕入から始まったお店なんですって。

2011年4月22日

桃源郷は花ざかり

韮崎・新府城跡付近の桃畑。
今が花のさかりです。
新府桃畑1
新府桃畑3
新府の桃源郷は眺めを楽しめることはもちろんなのですが、
いわゆる桃畑なので、生産の場でもあります。
散策している人もいますが、今は受粉作業の時期で、農家の方が作業に出ていました。
そんな中をちょっとお邪魔します。
新府桃畑2
新府桃畑4
まだ若葉の出ていない、この時期の山。
桃の濃いピンクは大胆な山の大きさすら演出します。

2011年2月21日

2月のまちあるき

2月にしては暖かい週末。
先週の雪もほとんど溶けて、まちあるき日和になりました。
今日はかねてよりねらっていた2大イベントを見に行きました。
2月といえば、の「七賢・蔵開き」、そして諏訪のいいものうまいものが集まった「スワいち」。
車で30分ほど離れた白州と富士見・原村でのそれぞれのイベントを、半日でまわろうというのですから、かなり無謀。
まず七賢。
南アルプスの伏流水で仕込んだ、甲斐の名酒です。
以前友人と飲んでいて、「越後の酒は米がうまい味がする、甲斐の酒は水がうまい味がする」と言って、
すばらしい表現だ、と思いました。
授乳中でなければ思い切り利き酒を楽しむのですが、今回は控えめ。
その代わり年々充実してくるクラフト展と、酒蔵見学を満喫しました。
七賢1 
酒や食事に合うグラスや陶器。 
お気に入りのガラス作家・工房うずさんと木工作家・工舎野の花さん。
うずさんのぐい飲みに七賢の酒はほんとに合うのですよ〜。
すっきり端麗、仕込み水が活きた酒と、てびねり肉厚ガラスに淡い色がとけて。
野の花さんのキッズチェアはカントリー調でかわいくて安定感があって。
七賢4 七賢3 
商品販売所のところの照明はボトル再利用?
おしゃれです。
七賢2
お酒がどうやってできるのか。
今回はMooも勉強しました。
蒸米を食べてみます。
七賢5
お米をお酒に変えてくれる麹、コージくん。
七賢6
発酵最中のお酒。ふつふつと泡がたつところをのぞきこみます。
七賢7
説明してくれたのは山大好き、東京から酒のために(?)転職してきた、七賢の営業Sさんです。
ウチのすぐ近くに家を建てたご近所さんで、今日の説明もたまたま彼にあたりました。
「タンクは3mくらいあります。覗き込みすぎてタンクに落ちてしまいますと文字通り酒におぼれますので、写真撮影の際はご注意ください」
ウィットにとんだ楽しい説明に一同なごやか〜。
酒蔵がなぜ石造りなのかという説明がありました。
石は熱しにくく冷めにくい。
立春が過ぎて少しずつ気温や水がぬるみだした今頃は、蔵内がもっとも冷え込む時期です。
だから大吟醸の仕込みには最適。
・・・でもどこに石があるのかなぁ。一見コンクリート造りの工場なんだけど。
昔はそうだったってことにしとこう。
七賢8
七賢の利き酒にまだ後ろ髪ひかれながら、次なるまちあるき「スワいち」へ。
岡谷から富士見までの諏訪一円でがんばっているおいしいもの店が集まるイベントです。
各エリアに分かれてやってて、いきたかったあのお店やこのお店にまとめて行けるのもオトク。
富士見エリアと原村に行きました。
思った以上に小さい会場。
でも高原らしくパンやジャムの出品が多く、パン好きの私は目移り。
天然酵母や無農薬、マクロビオティック対応が目立ちます。
スワいち1 スワいち2
縄文パン(ペンションバロックさん)や減農薬古代米の赤飯セット(ミヤサカファームさん)などを買ってきました。
スワいち3
縄文パンははちみつやチーズをのせて軽くトーストすると激ウマ。
一気に半分も子供たちに食べられてしまいました。
今回は時間もなくてちょっとしかのぞけませんでしたが、
スワいちのお店紹介永久保存版の「スワシュラン」を片手に、これから少しずつお店に行ってみようかと思います。
スワいち4

2010年11月18日

津金の里の秋

いやー、すっかり更新が滞ってしまいました。
予定日は12月2週目なのですが、ここにきてイベントや仕事が入り、
パソコンに向かっても余裕がなかったり、ネタあつめができなかったり。
まだ産まれませんので、ご心配なく。

森のようちえんピッコロの送り迎えの途中、見つけたもの。
でっかいカボチャのおえかきです。
甲斐駒を望むりんご園にすえられていました。
津金の里1
津金の里2
津金の里3
津金の里4
八ヶ岳に来て、3年目くらいに突然紅葉の美しさを発見したのですが、
こういう景色に対しての美意識は、ふだん見慣れているからこそ培われていくもののように感じます。
人間、感動する気持ちはなんでも「比較」から生まれる。・・・という心理仮説。
カラマツの黄金色の紅葉、里山に佇む柿のだいだい色、紺碧の空に浮かび立つ名山の姿、手を伸ばせばとどきそうな星座の近さ。
同じアングルのはずなのに、夏にはなかった風景がそこにあるから、感動するんだろうな、と
先日お客さんを案内しながら考えていました。

2010年11月6日

蓼科の紅葉下見

今週は秋の美しさが存分に感じられるお天気が続きました。
仕事のついでに、ちょっと蓼科まで足のばし。
紅葉はすっかり里まで下りてきています。
来週は家族と蓼科にお泊りに行く予定なので、その下見も兼ねました。
エコーラインから見た牧草地?と八ヶ岳。
蓼科紅葉2010-3
観光では定番のお店、バラクライングリッシュガーデン。
園内にはいろんな樹やハーブ、花が植えてあって、今紅葉の見ごろだそうです。
中でゆっくりしたい気もしたけど、今日は下見なので素通り。
蓼科紅葉2010-2
ハーブとアロマの専門店、蓼科ハーバルノート。
外観はちょっと古ぼけた感じだけど、そこがまた『西の魔女の家』ぽくて森になじんでいます。
お店の人も詳しい説明でハーブやアロマエッセンスを紹介してくれました。
まるで現代の魔女。
蓼科紅葉2010-1
メルヘン街道をずんずん登るごとにカラマツの黄金色もまばらになって、
標高1600m以上は冬の枯れ木になってました。
八ヶ岳にも今週に入って冠雪が見えたし、今年特別短かった秋ももうすぐ終わりだなぁ。

2010年7月24日

ブルーベリー最盛期

果物王国やまなしの時期到来!
あちこちの農園でいろんな果実の摘み取りがおこなわれている中、我が家の定番はやっぱりブルーべリーです。
今年も八ヶ岳ベリーの農場に行ってきました。
ブルーベリー農園は数ある八ヶ岳ですが、一度この農場を知ってしまうと、他には目移りできない魅力があります。
とにかく粒が大きい、甘い。
ウチの庭にも3本のブルーベリーがあって、4年目の今年はずいぶん育って実をつけてくれましたが、
なんせ粒が小さくてすっぱい。
ある意味それが野生のブルーベリーらしさなのかもしれませんが、ジャムにしないとちょっと抵抗があります。
その点、「八ヶ岳ベリー」さんのブルーベリーはジャムにするのはもったいない。
ぜひ生食で、摘み取りながらその場で食べたいものです。
網をかけ、鳥の侵入をふせいだ農園。無農薬。
ブルーベリー3
数種類の木が次々と熟して、木によっての味の違いも楽しみのひとつ。
ブルーベリー
ブルーベリーは低木で、小さな子でも手が届く高さに実がなっているので、1才半のTazも大喜び。
ブルーベリー2
30分食べ放題で大人800円、子ども500円。
土日開園。

2010年7月20日

べるがで水浴び!

3連休最終日、八ヶ岳も猛暑になりました。
石屋の事務所は鉄筋造の上直射日光が当たらないせいか、この外気温でも中は冷房をかけたようにひんやり涼しくて快適なのですが(その分冬は底冷えする・・・)、
いくら涼しいからって、こんなに日和がいいのに中でパソコンばかり向いてちゃ、もったいない。
子どもたちも保育園が休みでヒマをもてあましている様子。
よし!外出だ。
近場で気軽にダイナミックな水遊びができるところといえば、白州べるがの親水池。
南アルプスの地形をイメージした石造りの人工池と噴水があって、夏はプールのようになっています。
でもプールほど深さがないので泳ぐ、というより水浴びをするという感じ。
必ず水着になる必要もないので、お手軽。
べるが親水公園3
Tazのような小さな子でも安心して遊ばせられるのもいい。(今回Tazは出かける直前に寝ちゃったのでお父さんとお留守番してもらいましたが)
子どもは水着ですが、親はたいてい足だけまくって一緒に遊んでます。
四方に山と森があって、開放的なことこの上ない。
べるが親水公園1 南アルプス方向を見る。
べるが親水公園2 八ヶ岳方向を見る。
今、白州は首都圏からの観光客の間でも人気とか。
ここでひとつ宣伝。
その人気の白州で、10月9、10、11日の3連休、おらんうーたんのクラフトフェアを初めて開催することになりました。
ウチの石屋も10日に出店します。
今回はべるが主催のオータムフェスティバルに参加するという形。
秋風さわやかな10月。温泉あり、森あり、名水あり、ライブあり、そしてクラフトあり。
詳細はこれから広報されますが、ぜひぜひ予定にいれといてください。

2010年7月6日

夏服!

小淵沢でかわいい服をゲットしようと思ったら。
やっぱりジーン・ナッソーズ。
馬術競技場隣のサンディアカフェの一角にある小さなログハウスが店舗です。
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7月15日からサマーセール。
今日はメンバーズセールということで、一足早く遊びに行ってみました。
1007ジーン2
あ、かわいいスカート。
今年の流行、サンドレスにもなるタイプです。
1007ジーン3
小淵沢でジーンの服を見ていると、たぶん都会のビル街で売ってるのとはまったく違う印象を持つはず。
自然界もやっぱりおんなじようにいろんな色や柄にあふれてるって、周りの風景にも目がいくようになるのです。
決してジーンの服が、いわゆる生成り色とかベージュ、茶、草木染め色のようなアースカラーばかりではないのだけど、
むしろすごくビビットな色をコラージュしてるんだけど、
それでも今だったら、たとえば梅雨の晴れ間に見える青空だとか、濃い緑の葉だとか、テントウムシの羽の色だとか、そんなのに目がいく。
日本の風景色彩って、なんてきれいなんだろう。