おかみブログ

2007年10月13日

ルラシュdeラグジュアリー

Relache癒しの杜でランチ。
小淵沢に本社のある自然化粧品会社アルソアの経営する、エステ・マクロビオティック・宿泊を提供する施設です。
標高1000mを越す高原、高い位置から甲斐駒・富士山を正面に望むという、それだけで癒し効果が大いに期待される場所。
どっしりした日本建築の元美術館を改装した建物です。
この美術館が閉館になるとき、こっそり外観をのぞきに行ったことがありました。
こういうすばらしい建築が大好きな私たち夫婦は「こういうところに住めたらいいねぇ」などとおこがましいことこの上ない夢をしゃべりつつも正直、閉館したその美術館は、その建築の見事さゆえに、かえって誇り高い落ち武者のような影を落とし、何か近づきがたい畏れすら感じたものでした。
今やこの建物は光がサンサンと入る美しい空間に生まれ変わり、上質のサービスを提供する施設として地域に貢献されているのを見るのは感動的です。
ルラシュ1 ルラシュ2

ランチなら特に予約なしでいただけます。
マクロビオティックをベースにした、体にやさしくて、おいしく美しいプレート。
天然酵母のピタパン・テンペサンド1000円
ロースト野菜の玄米カレー1200円
旬菜たっぷりルラシュプレート(スイーツ付)1800円(要予約)

今日はカレーをいただきました。
ぱっと見、量が少ないように見えましたが、「よく噛め」と書いてあるとおり、よく噛んでゆっくり食べていると、あら不思議。どんどん満足感が湧いてきて、食べた後は大満足です。
「玄米ご飯のおかわりができます」と書いてありますが、この大喰らいの私でも不要なほど。
カレーは辛さがほどよく効いて、野菜と天然塩の甘みが感じられ、トマトの酸味もしっかりある、バランスのよいおいしさでした。
素揚げの野菜もおいしい!
ルラシュ3

luxuryな気分を味わえたランチタイムのひと時でした。
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2007年10月2日

石は石でも・・・

小淵沢にあるジュエリー工房「星の花工房」さんと相互リンクさせていただきました。
ため息が出る、ステキなステキな天然石アクセサリー工房です。
石屋で扱う石は基本的に墓石用の石で、御影石や安山岩などの岩石がほとんどですから、大きくて重厚な岩石。
かたやちっちゃくてかわいくてきらきらした宝石。
同じ石でも住む世界が違うもんですねぇ。
でも、石の誕生に思いをはせるとき、何か壮大な物語が詰まっている感じがしませんか。
大昔、地中のマグマがふきだして冷やされて固まったもの(火成岩)、圧力で押しつぶされて固まったもの(堆積岩)、それらがさらに熱や圧力で変化したもの(変成岩)・・・。
人知の及ばぬ力と気の遠くなるような年月の末に生まれた「石」に、魔力を感じるのは、人の性かもしれません。
だから昔からお守りや身を飾るもの、果てはお墓に使われてきたのです。
そしてその石の魅力・魔力を引き出すのは他ならぬ人間。
採石し、削り、磨き、形を整え、現れてきた輝きに意味をつける。
これは鉱物の角をとっただけの宝石石ころ。
この段階だとせいぜい数百円から2000円程度ですが、形を整えてきれいに磨いてシルバーやプラチナのチェーンと組み合わせたりすれば、何万何十万何百万の価値になる。
すべて人間の手作業。
アメジスト カーネリアン クリスタル
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2007年8月23日

野外のオペラアリア

北杜国際音楽祭のコンサートのひとつにいってきました。
今夜の会場は自然派化粧品のアルソアが持つ野外ステージ。
赤松林をバックにしたシンプルなステージがとても幻想的で素敵でした。アルソア野外コンサート

今日の演目はオペラアリア。
5人のオペラ歌手の人たちが東西の有名なオペラ曲を歌う、というものでした。
5人それぞれの個性がひかって、イタリア語、フランス語、日本語といろんな国の言葉で、いろんな感情の恋心を歌って、いわばオペラのいいとこどり。
今回の音楽祭の芸術監督でもあり作曲家の三木稔さんが北杜市にお住まいだということで、三木先生のお声がけで集まった一流の歌手の皆さんだそうです。
こんなすばらしい演奏が低価格(2000円)で聞けるなんて、しかも少し肌寒いくらいのさわやかな屋外劇場。
いい夜でした〜。
今週末もすばらしいコンサートがいっぱい。ぜひおでかけください。

2007年8月21日

にわか鉄道ファン

この夏、私はにわか鉄道ファンになりました。
正確にいうと鉄道写真ファンです。
鉄道はもともと好きで、マイレージよりVIEWCARDポイントためてグリーン席や新潟の地酒もらうほうがうれしいし、時刻表も一時期は毎月買っていました。
今回おこがましくも仲間入りさせていただいたのは、鉄道写真撮影です。
発端は小海線・ハイブリッド車両。
先月、営業車両として世界初の、ディーゼルと蓄電池による省エネ車両が小海線で始動。
このニュースを勤め先で発行する情報誌の記事にしようと、取材のため小海線の写真を集めることにしたというわけです。
小海線は鉄道ファン、写真ファンの間で根強い人気。
雄大な山景色と広大な田園を背景に、たった2両のディーゼル車(頭に電線がないからすっきりした姿)が走る風景はまことに絵になります。
でもなんとなくオタクっぽくない?と、休日になるとわらわらと集まってくるカメラマンたちを横目で見過ごしていました。
ごめんなさい。私が間違っていました。
こんなにロマンあふれるシュミを持つ皆さんを尊敬します。
写真は毎月仕事でたくさん撮っているとはいえ、カメラの使い方は素人。
こんな私でもそこそこの絵になってしまうのですから、やっぱり小海線はステキです。
こうみ1 こうみ2 南アルプスをバックにしたハイブリッド車両「こうみ」
今回のお目当てはもちろんハイブリッド車両。
営業開始したといっても全ての線で切り替わったわけではなく、まだ小淵沢発は日に4本です。
朝10時01分。小諸始発の便が小淵沢駅に到着し、すぐ折り返し運転で10時07分に再び野辺山へ向けて出発します。
というわけで10時少し前にある地点で列車がくるのを待機。
上下線あわせて2回のチャンスにかけます。
そのある地点とは、通称「小淵沢の大カーブ」と呼ばれるところ。
実は小海線は小淵沢ではなく、中央本線の西隣の駅・信濃境から発着させる計画だったのを、なんらかの政治的な理由かどうか、急遽小淵沢に変更したという噂があります。
それで、途中まで作っていた線路を小淵沢駅につなげるため、岩久保区のあたりで大きく方向転換したのが現在の形だとか。
そんないきさつの是非はともかく、小淵沢駅から次駅甲斐小泉駅への車窓は実にドラマチックです。居ながらにしてまるでメリーゴーランドのように南アルプス〜八ケ岳をぐるーっと見渡す動画。
今年はそれに加え、水田に大きな稲文字『風林火山』を見ることができます。地元の小学生によって、字の部分だけ穂の色が紫になる別の品種の稲が植えられました。
こうみ3

この稲文字とハイブリッド車両と山の景色を一枚におさめたいと田園を駆け抜け、やっとそれなりのスポットを見つけて列車を待ちました。
天気はまあまあ。雲は多いがかえって夏らしい雰囲気をかもし出し、山の稜線も見えます。
動かざる山の景色に疾きこと風のごとく走り去る列車。
スポットを探す過程と、この一瞬がいいんだろうなぁ。鉄道写真って。
実際に乗り心地も体験してみました。
休日、娘と野辺山まで往復します。
やはり音が少ないかんじ。車椅子でも大丈夫なように入口は低く広くとってあるのも好感がもてます。
窓からは例の稲文字がますますよく見えます。
小淵沢インターのそばを通り過ぎ、森をいくつも抜けて4つめが清里駅。その先はJR最高地点(標高1375m)があり、高原レタス畑の中を抜けて野辺山駅に到着です。
駅舎が「銀河鉄道の夜」のサザンクロス駅を思い出させる、ノスタルジックかつファンタジックなもの。
こうみ4 こうみ5

娘は列車に乗れるだけでむやみにはしゃぐ。
いさめながらも私もわくわく。
大人も子供も幸せになれる、大きな夢をいっぱい乗せた、鉄道の旅。
こうみ6 ハイブリッド車両と従来の車両(風林火山デザイン)
こうみ7 ここから出発、小淵沢駅

2007年8月18日

ひまわり!!

ひまわり

おみごと!
お盆期間中に行ってきた「明野サンフラワーフェス」です。
メイン会場のひまわりがまさに見ごろとなりました。
「いま会いにゆきます」のロケ地としても有名なこのひまわり畑。
今年は梅雨が長かったことも映画とダブり、先月の無念もあいまって、感動もひとしおのひととき。
ひまわりって人の顔に似ています。
大きさといい。
小さいのや大きいの、太いのや細いのがあって飽きません。
娘は「ほら、これふとっちょのひまわりだ」というと、「ふとっちょ」に反応してゲラゲラ笑い転げていました。
花が咲いたあとは顔いっぱい(変な表現かな?)に種をつけ、重くて重くて思わずうなだれポーズ。
ウチのひまわりなんぞその重みで根元から倒れてしまいます。
土がよければもっと根をはるんでしょうけど。
種を採取してビールのつまみにでもしようかな。
そういえば明野のあの膨大なひまわりからとれる種はどうするんでしょうか。
市のホームページをちらっと見た限りでは特にこの後どうする、という予告がないようでした。まさか廃棄とか?!
せっかくだから油を絞ってバイオディーゼル燃料にすればいいのにと思いますが。
植えるのはボランティアを募って少ない予算でできても、油の搾取は予算がかかりますからね。
お金がない北杜市ですから・・・さてどうなることでしょう。
しかし、日差しの強さと気温の異常な高まりには30分といられません・・・!
写真だけ撮って早々に退散してきてしまいました。
今月いっぱい見られます。ドラマの主人公気分になれますよ。

2007年7月30日

今年のヒマワリは?

ウチの前のヒマワリ数本が見頃です。
ヒマワリ1

ヒマワリが北杜市の花に指定されたことを受けて、あちこちでヒマワリ推進運動をやっていて、次々に開花。
八ケ岳南麓の広い空に大輪のヒマワリが群生している様は見ごたえたっぷり。
ヒマワリといえば、明野町。
映画のロケ地にもなって有名ですが、今年は明野太陽館北側の畑を中心に35万本のヒマワリが咲くということで、事前に偵察に行ってきました。
7月28日現在の様子はこのとおり。
ヒマワリ2

まだ1本も咲いてなくて、ちょっとがっかり。
北杜市HPをあとで見てみると、ちゃんと開花予想がのっていて、8月10日頃とか。
ではBDF(バイオディーゼル燃料)推進のイベントで植えたところは?
ヒマワリの種から油をとって食用油にし、廃油を車の燃料に使おうという試みを実践している会が植えた畑が長坂町小荒間にあります。
こちらの現在の様子もこのとおり。
ヒマワリ3

そういえば、ウチは去年のこぼれ種から咲いたものだから芽がでるのも早かった。
今年種を植えたところはあと1週間程度待たなければいけないようですね。

2007年7月26日

八ケ岳薪能チケットあります

8月3日に小淵沢の身曾岐神社で奉納される恒例の「八ケ岳薪能」。
このチケットが1枚余っています。
ご入用の方はコメントの「管理者にだけ表示を許可する」にチェックを入れ、お名前とご連絡先を明記の上お申込ください。
指定席1万円となります。
私の携帯をご存知の方はそちらへの連絡でもかまいません。
または、珈琲館翡翠からの情報なので、そちらへご連絡いただいてもけっこうです。珈琲館翡翠0551-32-7321
一般にはチケットはもう売り切れているはずなので、チャンスです。
薪能には子供が生まれるまでは毎年行ってました。
今年は実家の父が初めて観賞に来るので、久しぶりにまた行って見ようと思っています。
着物が好きで、着ていける場はどこかにないかな、という動機から見に行き始めたので、不純ですね。
でも高原のアカマツ林、ヒグラシの声が大合唱する中、夕闇が落ち始める頃に灯される松明はまさに幽玄の美です。
能の演目も事前に台本を入手して予習していけば、当日もフルに楽しめるというもの。
今年は全然してないなー。
手前味噌ながら、身曾岐神社の石の玉垣(奉納者の名入り)はウチで施工いたしました。

2007年7月20日

ぶどうべりー!

今年もやってまいりました。ブルーベリー摘み取りの季節。
昨年大満足だった、レストラン「八ヶ岳ベリー」さんの敷地内の畑に今年も行ってきました。
ブルーベリー07-1

昨年はここ以外にも別の農園にも行きましたが、濃厚な甘みといいきれいな粒といい、断然「ベリー」さんの勝ち。
娘は「ブルーベリー」がとっさにいえなくて「ぶどうべりー」と言ってしまいますが、実に言い得て妙。
この甘さはまさにぶどうのよう。粒も直径20mmはあるのではないでしょうか。大きいからいいわけじゃないだろうけど、完熟のブルーベリーは実も大きくなって甘くなるということを発見しました。
「ベリー」産はとにかく生の実を食べてほしい。
ところで、ブルーベリーは口にたくさんほおばるとおいしいそうです。
摘み取り体験は食べ放題なので、10個くらいまとめて、ぜいたくにほおばります。
こうすることで微妙に味の違う個々の実が平均化され、今年の出来や木の種類による違いがわかりやすくなるのだそうです。
今年は雨が長く続きましたが出来にどの程度影響していたのでしょうか。
摘み取りに来たタイミングもよく、私たちが行った日は完熟の実がとても多い日でした。
プレーンヨーグルトと相性がバツグンです。
ヨーグルトのほうがすっぱいから、ブルーベリーの甘みがさらに引き立つ。
20070720010857.jpg

ベストシーズンは8月上旬まで。
大人1000円(おみやげパック付き)、小学生以下500円
詳しくは八ケ岳ベリーまで

2007年7月5日

苗字「北杜」なら・・・

我が在住地・北杜市(ほくとし)は山梨県の最北西地の8町村が合併してできた市です。
「北杜市」の前は「北巨摩郡(きたこまぐん)」だったし、それ以外にも
「北西部」
「峡北(きょうほく)」
「梨北(りほく)」
など、北の字を使って表現することが多く、知らない人にとってはいかにも僻地、寒そう、田舎、というイメージがぬぐえません。
でも実際を知っている人はこの場所がどれほど明るく、すがすがしく、いい気候に恵まれているかがわかるはず。
そんないいイメージを強調しようとしてかどうか、すてきな書類をみかけました。
市役所に提出する、児童関係の申請書の記入例のところです。
役所関係の他の書類にも使われてるかも。
子の氏名、「北杜太陽」「北杜ひまわり」「北杜清流」
「太陽くん」は日照時間日本一から、「ひまわりちゃん」は北杜市の花から、「清流くん」は名水百選に八ヶ岳南麓高原湧水群と尾白川が入っていることから、それぞれとったのでしょうね。
父親名は「北杜太郎」で、これはまぁフツーですが、子供の名前はなかなかのセンスではないでしょうか。イマドキの子供の名前っぽいし。
ここまできたら、ペットの名前は森林から「イオン」、同居する祖父母の名前は「福郎じーじ」「松子ばーば」などいかがでしょうか。

2007年6月28日

今年の初物・ホタル観賞

この時期になると、会社の同僚や知り合いで「ホタルの観賞・穴場」談義が始まります。
今までの私の穴場は某喫茶店の裏の小川で、喫茶店のマスターのはからいでプライベートテラスを開放してもらい、鑑賞会をしていました。
「怪談の語り&ホタル観賞の夕べ」などと称したイベントもあって、夏前のこの微妙な季節を大いに楽しみました。
まあ裏目的はバーベキューだったりするのですが。
最近はお互い忙しくて、そういうのしてないなぁ、とちょっと寂しくおもっていたところ、保育園ママが誘ってくれました。
行き先はオオムラサキセンター。
塚川の谷間の森と水田。
昨日はとてもたくさん出ていました。光の乱舞。
子供たちもわかったかなぁ。
おしりにでんきがついてる、ふしぎなむし。
有名な施設なので決して穴場ではありませんが、でも規模が大きいので散策しがいがあります。
ホタルの次はオオムラサキ。