おかみブログ

2014年1月23日

茅野市米沢のお客様のお墓づくりをお請けして、打ち合わせを進めています。
専業農家のお宅。多品種の野菜とお米を出荷されています。
茅野市米沢は、おいしいお米がとれることからついた地名だそうです。
霧ヶ峰からの清水と寒暖の差が大きく晴天率の高い気候がもたらす米沢のお米は、米沢米とよばれ、かつては高島藩への献上米だったとか。
小高い丘の宝勝寺墓地から見た米沢の里山。
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2013年7月9日

酒屋&民宿&石屋コラボ 石窯酒会

小淵沢の老舗酒店・久保酒店さんと、3階建ての古民家民宿・泉園さんのコラボで行われる、恒例の酒会にお手伝いに行きました。
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今回のテーマは、地ビール。
山梨と長野の地ビールをのみ比べるのです。
梅雨明けしたこの日にぴったり!
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そして、泉園さん提供のつまみや料理にも舌鼓。
その料理の調理風景を実演するのに活躍したのが、大谷石の石窯でした。
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参加者の皆さんの、いーい表情!
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スーパーの冷凍ピザが魔法のようにおいしくなりました。
他にも、じゃがいも、かぶ、ベーコン、ソーセージなど素材丸ごと焼きを堪能。
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夏のガーデンパーティを小粋に演出する大谷石の本格石窯。
アツイ夕暮れです。
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2013年6月25日

石屋さんにようこそ 2年生のまちたんけん

毎年、小淵沢小学校では授業の一環として、自分の町の様々な施設を見学する「まちたんけん」を行っています。
石屋では3年前からオファーをいただき、探検先として小学生を受け入れています。
石屋はふだんの生活ではなじみがないかもしれないけど、地域柄、家の近くに先祖のお墓があるという子が多いので、お墓には比較的なじみがあるはずです。
この機会に「石」や「お墓」についてもっと身近に感じてくれたら、という思いで、いつも子供たちの訪問を楽しみにしています。
小淵沢小学校2年生約50人が、4〜5人のグループに分かれ、往復3km以内の距離にある施設3箇所程度をまわります。
石屋のほかには、古民家を再生して資料館としている「旧平田家住宅」、駄菓子屋、饅頭屋、郵便局、銀行、駅弁製造会社(ちなみに小淵沢駅の駅弁はマニアにも人気)など。
駄菓子屋では100円でどれだけのものが買えるかを実感してみたり、駅弁会社では実際に駅で販売しているカツサンドを作る体験をして試食したり、いろいろ受け入れ先もイベントを考えているそうです。
どのルートでどこの施設に行くかはクラスで話し合って決めるとか。
それぞれのグループで見てきたことを発表する場もあるそうです。
石屋には今年、5人が見学に来てくれました。
今年の2年生はとても元気。
そしていろんなことに興味しんしん!
お店に入るなり「わっ、これすごい!」「どうなってんの?」「どうやって使うの?」と質問の連発でした。
事務所にあるお墓用の石見本を見て、「きれい」「かっこいい」と目を輝かせたあと、「うちのお墓の石、上がこんな石(黒)で、下がこんな石(白)だよ」と教えてくれ、お墓参りによく行っててちゃんと特徴を覚えてるんだなぁと感心しました。
事前に質問ももらっていました。
その質問が、またとても的を射ていて、リアルかつシビア。
一言ではいえない、複雑なものも。
たとえば
「石でできているもの(彫刻品のこと?)はどうやってつくっているんですか?どこでつくっているんですか?」
「どうやって字を書く(彫る)んですか?それをしっぱいしちゃったらどうするんですか?」
「石をつくる機械は何台くらいあるのですか?
まちたんけん2013-2
まちたんけん2013-3
 石に文字を彫る体験もしてみました。黒、灰、ピンクなど違う種類の御影石を5枚用意しておきました。
「一番お気に入りの石はどれ?」子供たちからもらった質問をそのまま返してみると、
「ぼくこれ」「わたしこれ」とめいめい喧嘩することもなくお気に入りの石を見つけた様子。
中には見本石を見ながら「もっと黒のもようの少ないのがいいんだけど…」と、
同じ白御影でも微妙な石目の違いを見分ける場面もあり、その職人なみのこだわりようにびっくり!
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名前や模様を切ってある彫刻用ゴムマスクを石に貼り、
とがった道具で抜いていく作業はとても集中してしっかりやってくれました。
工場でブラスト彫刻をして、あっという間にネームプレート完成です。
 最後にちょっとお墓のはなしも。
「お墓まいり行ってるよ」「石屋さんもまた来る!」
短い時間だったけど、石屋にたくさん興味をもってくれてうれしいです。
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2013年4月23日

ころころ通信14号発行間近!

石屋の瓦版「石や・ころころ通信」も早いもので14号。まもなく発刊になります。
当初、「隔月発行!」と意気込んでいましたが、結局今では季刊発行で落ち着いてしまっています。
まぁ、読んでいただく方々も忙しいから、これくらいがちょうどいいか。
14号のコンテンツをピックアップすると・・・
●家族で信濃町に行ったこと。信濃町がふるさとの小林一茶についてと、俳句つながりで蔦木宿の梅並木について。
●お墓づくりの想い。今回は、叔父さんと甥御さん共同で守っていく2つの代々墓を建てたご家族を紹介します。
●その道のプロに聞く先祖祀りへの想い。今回は動物慰霊碑を建てた、動物実験会社の社員さんに聞きます。
●お墓FAQ 八ヶ岳で散骨はできますか?
なるべく文字を多くしないようにがんばりましたが、
最後の「散骨」コラムではちょっと語っちゃいました。
散骨を否定はしません。
ただ、石屋としてのお墓づくりの理念を、今一度考えてみました。
発行はGW前です。

2013年3月21日

春のお彼岸によせて

今年の春のお彼岸。
17日が彼岸の入りでしたが、ちょうど週末だったので16日からお墓参りの人が増えだしました。
土日はとてもいいお天気。
あんなに雪が降って寒かった今年の冬が信じられないくらい、暖かくて、花のつぼみも一気に膨らみました。
また今日は太陽が真西に沈む日。
だからお彼岸は西方浄土にいらっしゃる仏様をおもう日とされています。
今日から少しずつ日が長くなります。
草木もどんどん芽生え、花がほころび、水が湧き出る。
「弥」=ますます 「生」=生い茂る 季節です。
お彼岸のことについて、「国民の祝日に関する法律」でちゃんとその意味を決められています。
春は「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」、
秋は「祖先をうやまい、亡くなった人をしのぶ日」。
日本ではこの日、わざわざ休みにして、季節と先祖のことを考える日にしているのです。
ここ八ヶ岳でも、16日からお彼岸ラッシュが始まり、今日ピークを迎えました。
午前中はいいお天気だったので、朝から墓地には車が連なり、駅から花束を持って歩く人々も続出。
まだまだ木々は緑になりませんが、お墓の前に新しい花々が供えられて、
里山の墓地は華やかににぎわいました。
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ふだん近くてもなかなかお参りにいけない我が家ですが、今日は合間をみはからってお墓参りへ。
まずまだ墓石のない我が家の墓地。先代親方が眠っています。
それから、町内の親戚の家の墓。昨年百歳でなくなった大叔母さんをお参り。
そして、やっと夕方近くになって本家のお墓。石屋の初代と二代目、そのおかみさん。
お墓参りにはお花とぼたもちは、私の中で欠かせませんが、
今日はシフォンケーキも。
お供えしたものを持ち帰っていただくとご利益があるというので、
あえて子供たちと一緒に食べたいものを買いました。
お参りの後は家族で買い物に行って久々のお食事。
こういうふうに、近くでもちょっとしたイベント性をもたせると、お墓参りがもっと楽しく、家族の思い出として残るんじゃないかな。
今日はお墓の守り主のお宅は訪ねる時間がなかったけど、本来は立ち寄ってお茶を飲んで、またそこでお菓子や果物をいただいて・・・なんてしてると子供たちも大喜び。
時々「こら、お行儀よくしなさい」なんて雷がとんできても、そ知らぬ顔で、ハイテンションで騒いでみたり。
秋のお彼岸は、ちゃんとそんな時間もとろう。
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2013年3月13日

津波石の夢

昨日、子供と一緒に早く寝たせいか、今日は3時に目が覚めました。
夜型の私にはめずらしいことです。
眠りが浅かったのか、夢を見ていました。
津波に襲われた村の人が「てんでんこ」に高台に逃げている様子。
震災の日を迎え、当時の映像や思い出話を報道していたからかもしれません。
ここ八ヶ岳は、さすがに津波は来ないはずなので、自分のこととして、というより、そういう報道の映像が脳裏に浮かんだ感じでした。
夢の中で「津波石」が出てきました。
後世の人のため、津波がここまで到達した、ということを示す石です。
北杜市では地震発生時刻に町内放送で黙祷が呼びかけられましたが、普段はすっかり平常の生活。
そんな、平和ボケした私に、何かの啓示だったのでしょうか。
全優石(全国優良石材店の会)の震災復興プロジェクトとして「津波記憶石の建立」事業があります。
せめてそれを紹介することで、いつ起こるかわからない大災害を頭の片隅に置いていかねば、と思いました。
http://www.tsunami-kioku.jp/
個人の方からの志や全国の加盟店などの寄付により、津波記憶石は平成24年7月現在で計25基建てられました。
石碑に刻まれた地元小中学生のメッセージで、ある少女のものが強く印象に残りました。
「100回逃げて、100回来なくても、101回目も必ず逃げて」
こんなブログを早朝にカタカタ打っていると、トコトコと足音が。
Kuhまで目が覚めてしまったのか、起きてきたみたいです。
でもまだ眠いらしく、ひざのうえで二度寝。
そういえば、地震発生のときはこの子と二人で自宅にいたなぁ。
まだ3ヶ月の赤ちゃんで、あわてて机の下にかくれたっけなぁ。
あわてて保育園に上の二人を迎えに行ったなぁ。
町全体が停電してたから、電話もつながらなくて、放送もなくて、信号も消えてて。
いつも訓練してた緊急連絡網も回らなかったけど、保護者が自主的に迎えに来てて、なんだか保育園は戦々恐々としてた。
私なりの「震災を忘れない」でした。

2012年10月23日

ころころ通信vol.12編集開始

7月にvol.11を発行して以来、夏と秋にイベントが続きさらに雑務に追われ、のびのびになっていた通信発行。
いよいよvol.12発行に向けて執筆を開始しました!
 
次号のコンテンツは
・お墓づくりの想い
   8代目の大事業、代々鉄工所の家系のA家のお墓づくり
・お墓をきれいに保つために
   塔婆は片付けましょう
・新シリーズ<本はこころの栄養カプセル>
   おはかまいりを描いたかわいい絵本紹介
・新シリーズお墓FAQ「名前に赤を入れる訳」
・地域のお店紹介
   石貼り風呂から星空が見える 貸別荘「やまのみえるいえ」
・いとう石材の歴史「第2弾 石工定雄の成長」
 
・・・などです。
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11月初旬発行予定。
乞うご期待!

2012年9月28日

直角さがし

今日はMooの参観日で小学校へ。
2年生の算数を参観します。
今日は図形のおべんきょう。
ノートや本の角、紙を四角に折った折り目の角には特別な名前がついています。
それは「直角」。
みんなの持っている2つの三角じょうぎにも直角の角があります。
では三角じょうぎを持って教室の中の「直角」を探しにいきましょう。
子供たち、きゃあきゃあ言いながらいろんな直角を探します。
窓やガラスの枠、ポスター、床のタイル、文字、ロッカー・・・。
今週末の宿題は身の回りの「直角」を探して書き出してみよう、 です。
石屋では今、お墓仕事と同時に住宅の浴室石貼りの仕事が入っています。
建築中の家はちょうどMooの同級生のおうち。
よしっ、Nくんちに直角を探しに行ってみよう!
ということで、ドライブしながら直角さがしの旅に出ました。
道々でもいろんな直角がみつかります。
直角探し1直角探し2直角探し3
直角探し4直角探し5直角探し6
そういえばお墓って、直角だらけだね。
直角探し7
平らな地面と直角に立ってるのを「垂直」っていいますが、(これはまだMooは習ってませんが)
この垂直に立ってないお墓が、ちまたには意外と多いのです。
垂直に立ってない「かしがってる」。
直角だったはずの石と石が「はずれてる」。
年月が経ってもそんなふうにならないように、しっかり工事してほしいですね。
さて、新築中のお家です。
お風呂の貼り石は直角だらけ。
30cmの方形石タイルを使用しています。
個人的には乱貼り(直角はほとんどなし)がすきなんだけどなぁ。
夫は「せっかく石工がやるんだから」と、規格外のモザイク貼り(いろんな四角をとりまぜ)が好きで、自宅のお風呂はそんな感じです。
石浴室
でもこのおうちのお施主様はまっすぐな性格なのか、きっちり方形タイルです。
黒御影のバーナー仕上げのものを使っています。
(作業途中なので、あまりきれいじゃない写真ですみません)
直角探し8
直角探し10
あっ、よく見たら浴槽の形は直角じゃない!
直角探し9
そう、この浴槽は座る部分が広い、台形なのです。
おしゃれ〜。
それだけに方形を使って貼るのは難しい・・・。
少々扱いづらいところに排水溝がありました。
その筒に合わせて石板に丸い穴をあけています。
直角探し11
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そこだけ5角形のタイル・・・。
四方の山を一望する、天然素材中心のステキなおうち。
もうすぐ完成です。
直角もいっぱい見つかりました。
直角探し13

2012年5月7日

月夜の田んぼ

えほんのタイトルみたいな夜。
午後7時、オレンジ色のきょだいな満月が、水をはったばかりの田んぼに映っています。
月夜と田んぼ
こういう情景、季語ではなんていうのかな。
ことば多き日本人のことだから、きっと季語があるはずだと思うのですが・・・。
季語といえば「ふらここ」という言葉があります。
「ぶらんこ」の昔の言い方で、春の季語です。
数年前やってた俳句会で、「ふらここ」がお題ででました。
私が欠席した会だったかしら、自分がそのお題で詠んだ記憶がないのです。
でも、「ふらここ」が春の季語というのはそのとき知って、すごく印象に残っています。
中国の春の遊びだとか。
田んぼが鏡になって月を映す、という情景を見て、そんなことを思い出したのは
大泉に「ふらここ」という古民家イタリアン食堂がオープンしたからでしょう。
残念ながら、まだ行ってませんが、5月5日こどもの日にあわせたオープンの日に、たまたま通りかかると大勢のお客さんが見えました。
知り合いでもあるオーナー夫妻。
きっと大繁盛まちがいないです。
古民家食堂の名前に「ふらここ」とは、小粋なネーミング。
イタリアンとの接点がちょっとわかりませんが、
「ふらここ」とはポルトガル語源説もあることだし、なんとなくラテンつながりで、遠からずといったところでしょうか。
まだホームページはないみたいなので、知り合いのブログをリンクしときます。
http://www.1029rin.com/banana/20120504145151.html

2012年4月19日

ガーデニングしてくれませんか?

ツイッターでつぶやいたことの詳細です。
小淵沢支所北側の跨線橋が完成し、市民や観光客の通行がよりしやすくなりました。
ここは駅や20号から小淵沢リゾートエリアに上がるときに必ず通る地点でもあります。
跨線橋こえてすぐの十字路に、ウチの事務所と工場があるわけですが、
いままでは石の布袋様と七福神、そして枝垂桜が置かれていました。
工事にあたってすべて撤去され、今は土のままです。
全体で5坪ほどです。
ここがちょっといい空間になればいいと思っています。
観光の人にも地元の人にもちょっと「ほっ」としてもらえるような、センスのいい空間。
お花や樹木をうえて、やっぱりそこにちょっと石もの置いて・・・。
ということで、どなたか(あるいはどこの業者さんか)、広告塔がわりにお庭づくりしませんか?
できれば石をつかってもらえるとうれしいです。
もちろん石の資材はご提供します。
ここに、リゾートエリアのペンションさんやレストランさんの集合看板や、観光地図看板をたててもいいと思います。
あるいは、ガーデニングをした業者さんの看板でもいいです。
どなたか一緒に考えてくれる人、ご連絡ください。
ガーデニング1
ガーデニング2
ガーデニング3