おかみブログ

2008年4月6日

ここもだめか・・・

化学物質過敏症の人に会いました。
農薬と合成洗剤に特に過敏なようで、他にもいろいろダメでした。
木の家はまずダメです。
外材なら防カビ処理がしてあったり、国産のいい木でも何か保護用の塗料を塗ってあったり、ヒノキや杉自体の自然成分が反応してしまいます。
松林も虫食いのための殺虫剤が撒いてあるのか、具合が悪くなってしまいます。
電磁波もぴりぴり肌が痛い。
一番は田園の中でした。
北杜市内、どこを走っていても必ず田園風景が出てきます。
今はまだ農薬を使う時期ではないにもかかわらず、毎年の土壌への蓄積があるため、どの畑もダメです。
「山が見えて、明るくて、田園が広がって、本当にいいところなんですけどねぇ。」
その人も悔しそうでした。
どうしてあげればいいのかわからなくなってしまいました。
過敏、というだけで、どれも体によくないものであることは確か。
(天然木の自然成分はともかく)
いかに自分が普段刺激を浴びていて、それに知らず知らずのうちに浸かっているか。
私も目が充血しているそうで、電磁波の浴びすぎでは、と指摘を受けました。
確かに。IHだし、電子レンジ多用してるし、パソコン・携帯は離れられないし。
この人にはこの田園風景が広大な墓場に見えるのかもしれない。
本来命を生む母なる大地のはずなのに。
田園

↓どこかに理想の地が・・・
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2008年1月14日

入院スタイル

夫が昨年暮れに骨折入院。
1ヶ月が過ぎ、順調に回復すると同時に病院でくつろぎの日々を送っているようで、
それはそれでなんだかうらやましい今日この頃です。
一般病棟に移ると、悩むのが着替えです。
よく考えたら自宅では穴の開いたようなシャツや、毛玉がまとわりついたようなスウェットパジャマも普通に使用している。
「誰に見られるわけでもない」などと色気のないこと言って、本人もほしがるわけでもなし。
本来日本の奥さんはダンナさまのものは常にきちんとしておくものなのでしょうが、
そういう感覚って薄いですねー現代では。
ましてや子供が生まれると子供服はかわいいから買っちゃうんだけど、
お父さんのものはどんどん後回しになってしまう。
あれ?もしかして我が家だけ?
とにかくちょっとイイものがあまりない。
一日中寝巻きで過ごすのだから、
①着心地がよくて
②もちろん穴が開いてたりしてなくて
③人に見られてもそこそこかっこよくて
④足首や腕の包帯が換えやすいもの。
初めてといってもいいくらい、夫が「着替え買って来て」と頼むので、
年の瀬も押し迫った夕方の大渋滞の中、急遽甲府の店を奔走しました。
IYでトランクス2枚セット、丸首シャツ(日本製)2枚セット、あったか素材のパジャマLLサイズ、ヒモ無し運動靴、
そしてユニクロでフリースのインナージャケット。
(ユニクロではついでに娘のスウェットパジャマも新調しました。)
一通り袖を通し、まあまあ満足した様子で夫、次には少々苦笑いしながら
「ユニクロのフリースか。なんか、負け、ってかんじだね」
入院スタイルは一に機能性、二に経済性。
特にアレルギーなどがなければ化繊でも十分快適です。
フリースはあったかいし、適度に湿気も放出するし、入院中ちょっと院内を歩き回るのにはまあ、適当でしょう。
にも関わらず、確かに「負け」って感覚がちらつく。
「ユニクロ」「フリース」イコール「安い」「早い」「単純」「多い」
なんとなく、世間の流れに負けた、というか、粋じゃないというか。
では「勝ち」の入院スタイルとは?
藍染の浴衣を着流し、大島の半纏なぞハラリと羽織る。
やっぱりこれだね、とLLでもまだ裄が短いパジャマで、夫また苦笑いしました。
仕事始めと風邪が重なり、具合悪いのにバタバタしてすっかりブログから遠のいていましたが、ネタはけっこうたまってます。
またボチボチ、書いてきます。
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2007年11月25日

アースクリーンアップ・湧水めぐり

紅葉も終盤を迎え、きりりと晴れ上がる初冬の青空の下。
23日、八ケ岳の湧水を探索しながらゴミひろいをしようというウォーキングイベントに参加してきました。
小淵沢を代表する大手企業・アルソアの主催。
アルソアは自然派化粧品のメーカーで、東京から小淵沢に本社を移して10年になります。
営業スタイルは訪問販売です。
汚れを落とし肌本来の美しさと力をとりもどそうとする製品づくり。
「美しい水」に着目した製品ラインアップが特徴です。
その「水」つながりで、地元の美しい湧水環境を守ろうと、今回の企画を実現しました。
移転前よりビーチクリーンアップ運動として、企業ボランティアの一環で海辺のゴミ拾いを社員がやっていたそうです。
地域をリードする大企業として、地域環境保全の取り組みは賞賛に値します。
ということで、地元の新聞社も何社か取材に来ていました。
実は私もその一人。
アルソア製品の販売員でもある身ですが、今回は取材も兼ねての参加です。
参加者は社員、販売組織の人が大半。
そして指導員として地元の人の姿も。
八ケ岳南麓景観を考える会の人や、八ケ岳歩こう会の人など。
なんと180名もの参加です。
ケタが違う。
受付でウォーキンググッズが配られます。
アースクリーン1
やはり企業はやることが太っ腹。
これでみんなの気持ちを高め、次回につなげようというはからいでしょう。
このパーカーと帽子、何度も使わないともったいないですね。
さて本社建物から出発。
ちなみにこの建物、鳥が羽を広げた姿をイメージして、建築としても非常にユニークなものです。
アースクリーン2
今回は4つの湧水へ分かれました。
私が参加したのはアルソア本社から歩いていける、井詰湧水コース。
小淵沢独特の松林の風景の間を歩いていきます。
アースクリーン3
さて、この方見覚えありますよね。
アースクリーン4
登山家の田部井淳子さんです。
今回の特別ゲストです。
さっそくでっかいゴミを見つけていらっしゃいました。
「小淵沢にはよくいらっしゃるんですか?アルソアさんとの対談かなにかのお仕事で?」と聞くと
「ええ、それもありますけど、山がありますのでね」
とのご返答。
そりゃーそうだ!八ケ岳といえば山だった。
小淵沢は網笠岳の登山口があるところでもありました。
田部井さんは八ケ岳縦断も何度もされているそうです。
愚問、大変失礼いたしました。
道々、少しお話を伺うことができました。
最近は登山者の意識も変わってきて、一時富士山などはゴミの山などと言われたマイナスイメージもありましたが、最近はゴミ捨てもぐんと減って、とてもきれいな山道になっているとか。
八ケ岳は特にきれいだそうです。
よかった。
確かにこういうゴミ拾い運動をしていても、よくよく探さないとゴミも見つけられませんでした。
だからクリーンイベントというより、ほとんど湧水ウォーキング。
井詰湧水の出口です。
アースクリーン5 アースクリーン6
井詰湧水は平安の頃から人々の使用が確認されている古い湧水で、その周辺には段々畑のような農耕の跡もあると、歩こう会のタガさんからの説明がありました。
すずらん池です。
アースクリーン7
湧水の水をそのまま田んぼに流すと冷たすぎるので、八ケ岳にはこうしたため池が数多くあります。
昔は冬、この池が凍って子供たちの格好のスケート場でした。
だから国体やオリンピックのスケート選手には北巨摩郡出身が多かったそうです。
これもタガさんの説明。
きれいな道だったといっても、こんなにゴミが集まりました。
アースクリーン10
多いのはカセットガスボンベ、飲み物の空き缶、お菓子の袋、すいがら・・・。
つまりバーベキューなどの後です。
けしからん。後始末が面倒なら焼肉屋に行けばいいのに。
小淵沢では但馬家幸之助というお店がお勧めですよ。
ウォーキングから帰るとマクロビオティックの軽食とスイーツが用意されていました。
アースクリーン9 アースクリーン8
さすが、またまたやることが太っ腹。
企業の負担は大きいでしょうが、ここまでのおもてなしでなくてもいいから、ぜひこれからも地域をリードして、こういうイベントを継続していってほしいものです。

2007年10月6日

廃油燃料車に給油する

今日は県外から遊びに来た人とお会いしました。
車での移動でしたが、目的地に着いてふと後にいるはずのその人の車に目をやると、道端で立ち往生している様子。
ここまではなんとか騙して運転してきたものの、止まった瞬間にエンジンがかからなくなってしまったのです。
どうやら燃料切れだそう。
その燃料というのがてんぷら廃油でした。
北杜市でも取り組みがさかんになってきたBDF(バイオディーゼルフューエル)。
今年はヒマワリを植えて油をとり、廃油をディーゼル車に使おうという運動の一環としてヒマワリの種まきの取材をさせていただきました。
期せずして今日は給油シーンを目にすることが。
燃料切れのためもう一歩も動けないというので、油を調達しにいくことになりました。
スタンドで軽油を買ってくればいいのですが、そうするとタンクをまず買わなきゃいけない。
それも面倒なので、とりあえず新品のサラダ油を購入しようということになりましたが、ちょうどウチの自宅にあった地給市場さんに持っていこうと思っていた廃油を使ってもらおうと思いつきました。
ウチのてんぷらの後の油が給油されていくシーンです。ちょっと感動。
BDF

ところで今主流のBDF対応車は燃料用に精製したものでないと使えないそうですが、この人の車は直接ゴクゴクとてんぷら廃油を飲んでいます。
そのように改造したとのこと。
これならさらに手間とコストがかかりませんね。
ワーゲンのこのタイプの車が、試した中では一番直接給油に向くということでした。
BDF2

今日の青空が一段ときれいに見えました。
八ケ岳

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2007年9月4日

割り箸卒業

形から入ろうと思ってお気に入りを探していましたが、昨日そこそこのものを見つけたので購入しました。
和風雑貨屋でみつけた飛騨産、漆塗り。一応表示はそうなってたから信じました。
木の箱も別購入。夫と私の分、2膳。娘の分ももう少し吟味して近いうちに買おう。
環境に悪い上、体にも害のあるものをなんで使わなあかんねん!
おわかりですね?お出かけ用箸です。
遅まきながらマイ箸デビューしました。
今日よく行く喫茶店で遅めのランチを食べるとき、初めて使いました。
その快適さといったら。
まず割る手間がない。ものによってはゴムっぽい匂いが気になるときがあったけど、それも皆無。シックな赤茶に花の彫刻がついた箸を手前に置くときれいに盛り付けてくれたお膳がより美しく見える。選んだだけあって、手になじむ。
気になる点は使用後の汚れなので、洗面所で一応ちゃちゃっと軽く洗っておき、帰宅したら必ずちゃんと洗う。この手間を省いた時間的ゆとりと清潔を手に入れるため、今までそのヒャク万倍のムダなコトをしていたと思うと、この習慣がどれほど普通なことか痛感しました。
なんでみんなやらないんだろう。コロンブスの卵状態です。
そこの喫茶店で出してくれたのは赤い紙製の箸袋に入った竹の箸でした。
居合わせた知り合いのキネちゃん(仮称)。
やはり飲食店のママをしていますが、私の行為をほめてくれたあとで、「あたしもネ、環境を考えて竹箸にしたの。竹箸出してるとこは環境ちゃんと考えてる店って理解していいわヨ。」と得意げ。
確かに。竹は生育が早いし雑草のように伸びてくるから、箸市場の救世主と言われてます。でも最近問題になっているのは中国製竹箸の残留漂白剤のことですよね。
キネちゃんとこも中国製じゃない?
だってキネちゃんとこもこのカフェも、日本製の割り箸なんて使ってたら、その良心的な価格設定ゆえに利益率にだってチョクに響いてきそうだけど。
無邪気に言うキネちゃんの話のコシを折りたくなくてそこまで言えなかった自分は、まだまだだなぁ、と自己嫌悪なのでした。
ちなみに小淵沢道の駅のレストランBeansでは、割り箸をリサイクルするのだと、捨てさせず別トレーで回収しています。パルプにするんでしょうか。人件費や燃料費などのコストもかかりますが、でも回収するという現場を見ることで割り箸を使った人の意識が少しでも変れば、まずはオッケーなのかもしれませんね。
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2007年8月23日

暑さに対しての考察

猛暑が続いております。
どこぞの内陸の都市で38度だの40度だの。
八ケ岳は涼しくてうらやましーだろー。
・・・なんて言ってられない今日この頃。
お客様によく聞かれる質問。
「夏はエアコン要りますか?」
この返答にはいつも困ります。
涼をとる=エアコンという公式があることが前提になっている質問なのです。
よしずをたてたり、打ち水をしたり、蔓性の植物を窓辺にはわせたり、風鈴をつるしたり、夏野菜を食べたり、こまめに顔を洗ったり、使用してないパソコンを切ったり。それでもだめなら扇風機とか。
いくらでもエアコン以外の方法があるのに、エアコンが唯一の手段のように思われているとは。
要るかどうかなんて個人差でしょう。
せめて「エアコン使ってますか?」程度の質問にしてほしい。
さらに困るのは、勤め先の事務所で実はエアコンを入れているからなのです。
しかもここ数週間一度もスイッチを入れなかった日は少ない・・・。
エアコンをつけるときは窓を全部閉め切ってしまいます。
つまり自分のとこだけ涼しければいいわけ。
これってほんとに独りよがりな発想ですよね。
中を冷やしてる分外に熱風が出て、より暑くなるのに。
ぼーっとする頭でしばし考えてみました。
一日中エアコンをつけているのと、扇風機をつけているのとでどのくらいのエネルギー消費の差がでるんだろう。
たとえばエネルギー消費量をアルコールの量に換算できたとして、一日扇風機で我慢したことで、仮にビール一本分のアルコール量が稼げたとすれば、どちらを選びますか?
私は扇風機とビールかなぁ。
ナンセンスな仮定ですみません。
エアコンがつくたびに(だいたい我慢できずスイッチを入れるのは男性職員です)罪悪感を抱えながら仕事をしていますが、先日東電からチラシが入っていました。
「節電にご協力をお願いします」
新潟県中越沖地震で原発が停止し、電気の供給が難しいとのこと。
私たちがエアコン止めたり、掃除機じゃなくほうきをつかったり、事務機器の電源をこまめに消すことで、原発依存が見直されて新潟の人たちが快適な生活に一歩近づけるんだったらいくらでも協力したいです。
東電さん、ちゃんとコントロールしてくださいね。

2007年7月26日

髪にもシリコン

白髪が気になりだしたので美容院へ。(自分では若白髪だと思っている)
「シャンプーはお済ですか?」の質問に、昨日の夜髪を洗ったかどうかということかと解釈して「はい」と答えました。
今回は少し明るめに染めてみようと相談して、白髪染めではなくヘアカラーのほうにしてもらいました。
ところが染まっているかどうかのテストの時、「あれ?」と少々困惑ぎみの美容師さん。どうやら色がかかりにくいようなのです。
それでもなんとか少し長めにおいて、洗髪、ブローと進んでいきました。
会話がとぎれた時、美容師さんはおもむろに「トリートメント剤、使ってます?」
セールスの口調ではなさそうだったので真意をはかりかねていると、
「いえ、カラーがかかりにくかったから」
最近のトリートメント剤にはシリコン剤が入っていて、それが髪に油膜をつくり、コーティング効果となり、結果パーマやカラー剤をよせつけないということなのです。
艶感、手触りの良さを出すためのもので、たしかにそんな仕上がりになるのですが、美容師にとっては曲者。
シリコン剤を落とすためにいつもより余計にシャンプーをし、パーマやカラーの時間を長くしなきゃいけない。
シリコン剤そのものはさほど人体に有害でもないそうですが、要はずっとマニキュアをし続けてる現象になるわけで、髪の呼吸や本来の艶を奪いかねない。
昨今は「艶」「匂いがつかない」「さらさら」がブームなので、そういう商品がとても売れているのだそうです。
代表的なものに、資生堂のマシェリやTUBAKI。
成分表示の中で<ジメチコン>がそれ。
あ、確かに今マシェリ使ってたわ。
一時期せっけんシャンプー&リンスが使い心地がよかったけど、梅雨で髪は広がるし、元来の癖毛が扱いづらくて、つい今のを使ってしまっていました。
せっけんシャンプーとリンスの一番の良さは、ヌルヌル感がないこと。
すすぎの湯も少なくてすんで、さっぱり。
こどもにはこれを愛用しています。
こどもの髪って、いいですね。量は少ないし、天然の艶とさらさら。
これが紫外線をあび、いろいろおしゃれをするにしたがってどんどん痛んでいく。今の人は髪の痛みが激しいから、なおさら艶感・さらさら感を出す商品が売れる。
自称エセロハス。
ちょっと勉強になったサロンでのひとときでした。

2007年6月12日

三分一湧水に思う

取材も兼ねて長坂の名所・三分一湧水(さんぶいちゆうすい)を歩く。
小淵沢の大滝湧水、女取湧水などと並び、八ヶ岳南麓を代表する湧水のひとつ。
下流の3つの村に均等に分けるため水源に三角の石を置いたことは有名。
日中の気温が高くなるこれからの季節は、ひんやりした水路沿いのお散歩もお勧め。
先日のNHKスペシャルで中国の水問題をとりあげていた。
オリンピックに向けて都市化が急ピッチで進む北京では、公園に美しい噴水が設置されたり、資産家の家の庭ではたっぷり水をまかれた芝生が青々と茂っているのに対して、農村では給水制限されて農業用の水すらない状態だとか。
芝生にやる水は出しっぱなしにするほどあるのに、作物を作る水はない。
基礎石が無くて瓦屋根ばっかり重厚で立派な家みたいに、アンバランスな事態。
でも多かれ少なかれどこの世界でもあることかも。
都市の生活は農村からの搾取によって成り立っている。
すぐ近くにスーパー・コンビニがあって、病院があって、水はひねればじゃんじゃん出て。
でも結局供給してるのはずっと遠くから。
病気になりやすい人が多いから病院がたくさん要る。
そんなことを気にしないでただ毎日を過ごしていた自分がかつてあったとは、今考えるとオソロシイ・・・。
湧水の管理と村落間の和平を代々の使命としてきた、三分一湧水の水元・坂本家。
私利私欲より公共の利益、みんなでなかよく使おうね、という理想で存在し、伝説となった家系。
中国よりよっぽど共産主義的かも
雪が少ない八ヶ岳とはいえ、ここ数年の積雪の少なさは異常で、夏の水不足にも影響する。
ふもとの人も山の人も、水は大切に使いましょう。
絵文字名を入力してください絵文字名を入力してください絵文字名を入力してください絵文字名を入力してください絵文字名を入力してください絵文字名を入力してください

2007年6月10日

虚空の音

今日は龍村仁監督「地球交響曲(ガイアシンフォニー)」上映会に、旧白根町に行って来ました。
「ガイアシンフォニー」、見るのは初めてです。
6作目となる今回のテーマは「音」。
「音」にはモノがぶつかって生まれる「有の音」と、何もしないのにただそこにある「無の音」がある。
風の音、土の音、水の音・・・地球の呼吸する音。
「無」から生まれる絶対的な「音」 = 「虚空の音」=神の音
ミュージシャンと呼ばれる人たちは、魂を研ぎ澄ませ、それを何とか再現しようと試みる。
そしてそれを聞いた人が頭の中で補完し、地球ガイアの息吹を感じる。
もう少し環境ビデオっぽいのかと思ったら、意外と報道番組のような見せ方でした。
3人のビッグアーティストのルポと、4人の音表現者の演奏映像が交互に入る構成。
音を言葉で理解させるのは容易ではありません。
各アーティストが「神の音」をどうとらえ、どう表現しようとしたのか、理屈で説明するととても長くなります。
だけどある程度言葉で説明しないと、一般の人にはもっとわからないでしょうから、映画としてはその手法も必要なのかもしれません。
ちょっと長く感じましたが、その説明があったから、ただの演奏映像の部分が飽きずに見られたのかな。
上映の後、映画にも出演していた演奏者の一人、長屋和哉さんの生演奏もありました。
これはPA無しで、ほんとの生で聞きたかった。
上映会&ライブのあとは一緒に行った夫・友人たちと穴山の「まるげ」でお食事。
古い民家を直したイタリアンレストラン。
100年以上も経つ民家の柱や梁がかつてそこの住人たちの声を吸収してきたように、私たちの会話もまた木の奥に染み込んでいくのかもしれません。

2006年11月11日

抽斗のある家具展

家具の工房YASUSHIさん個展が大泉の詩游館ギャラリーで今日から開催しています。
セルクルさんネタでもご紹介した、私の大好きな作家さんの一人です。
今朝、通勤途中のギャラリー近くの交差点で、YASUSHIさんが娘さんと案内看板を設置しているところをみつけました。
「そういえば今日からだった。」
運転中は前しか見ないと有名な私が、しかもいつものようにマッハ○十キロのスピードで飛ばしていたさなかでも、ちゃんと確認することができたのですから、これはもうウンメイでしょう。(なにを大げさな)
ということで、さっそくお邪魔してきました。
抽斗1
今回のテーマは抽斗(ひきだし)。
この人の持ち味は洗練された美しいカーブをさりげなく取り入れた、でも素材感はシンプルなもの。
木目の美しさを引き出すのも上手く、私は今回はカバの特徴をなんとなく覚えました。
それから木組みの部分の色の濃淡が特徴的です。
抽斗b2

蟻組みというらしいですが、「アーメン」するときに組む手のように接合部をいくつもの凹凸をつけて組むことによって、オイルを塗ったとき飛び出した部分が自然に濃い色になるとのことで、まるで木を変えたかのようなデザイン性が表現できているのです。
コンソールやサイドテーブルなど、ため息の出るようなものばかり。
さわやかな秋晴れのようなYASUSHIさんの笑顔もステキです。
北杜市大泉町 ロッジ詩游館内ギャラリーにて
11月19日(日)まで

工房YASUSHIさんHPはこちら→http://www1.ttcn.ne.jp/~kobo-yasushi/