雪の気持ちになってみよう
春まだ浅き小淵沢。
雪が残る保育園登園みちを歩いていたときのこと。
車のわだちを見て、Taz、
「こことここはゆきがないねぇ、まんなかはゆきがあるねぇ」と観察。
「なんで、ここは雪がないんだろうねぇ」と質問してみると、
「うーん」としばし考えて
「くるまがとおるからじゃない?!」とさもすごい発見をしたように言うので可笑しくなりました。
「そーかー。なんで車が通ると雪がなくなるんだろうねぇ」
「…。(考え込んで)ゆきがないほうがくるまがとおりやすいからだよ」
おー、なんか逆転の発想。
「くるまがとおりやすいように、ゆきがどいてあげてんの。」
またしばらく行くと、家の垣根がつづいているところがありました。
Taz、「どうして 、 木はゆきをまもってるの?」
なるほど、常緑の垣根の下は日が当たりにくく、人や車に踏まれることもないので、ゆきがまだ溶けずに残っているのです。
雪が木に守られてるように見えたの?なんだか素敵。
「ゆきはしろくてきれいだもんね。(ここでいきなり演技モード) 木さん木さん、まもってくれてありがとう」
今年は雪が多く、しかも降雪のあとも気温が低い日が続き、路面はあちこち鏡のようにアイスバーン状態。
「氷、いつとけるのかなぁ、早く溶けるといいね」と私がいうと
「そだね」とあいづちうちつつもツルツルのところをあえて選んで通るTaz。
「こおりがとけたらどうなるの?」おっと、来た!いい質問。
以前誰か子どもの言葉で「雪が溶けたら…春になる」というのを聞いて、詩的だなぁ、と感心したことがありました。
「そうだね、氷が溶けたらどうなるんだろうね、Taz、わかる?」
一瞬考えてTaz、
「じめんがでる。」
本人、大真面目なんだけど、どっかずれてる。
こんな会話を楽しむ余裕を毎日持てると楽しいんですが…(^_^;)