どんどん社会に入ってきます
Mooは本日4才の誕生日を迎えました。
「三つ子の魂百まで」といいますが、確かに人格形成は3才頃まで。
この子はこういう性格、というのが3才くらいまでにできてきます。
それを過ぎるとその子なりの社会適応をしていくわけで、
この1年のMooの社会化は目を見張るほどでした。
1)社会に適応するための知識の吸収。
ひらがなカタカナ簡単な漢字読み書き、数字表記、百までの数え方と数の大小、時計の読み方、日付の数え方・・・
2)生活習慣の習得
着替え、片付け、歯磨き、洗顔洗髪、排泄・・・
3)運動能力の発達
ボール遊びやかくれんぼなど対人運動・・・
もちろんどれもカンペキではないけど、どんどん得とくしてきました。
保育園のお誕生日会では、大きくなったら何になりたいか聞かれます。
いろんなものに目が向いて、それを作る人売る人はぜんぶなりたい。
加えてアニメや映画、絵本のキャラクターにもなりたい。
聞かれたらまず「いっぱいあるの」と答えて、いくつも羅列するつもりだったようです。
でもみんなの前では気後れして思ったように言えなかったと残念そうでした。
ということで、この場をお借りしてMooがなりたいと思ったものと理由を代弁させていただきます。
言い出したもの順に。
大工さん・・・「お母さん、新しいおうち、好きでしょ。」
ケーキやさん・・・「お母さん、チョコレートケーキ好きでしょ。病気になったらケーキ焼いてあげる」
石屋さん・・・「お父さんが石屋さんだからMooちゃんも」
お百姓さん・・・「ご飯が好きだから、ご飯作る人がいい。」「じゃあお百姓さんかな」「うん」
ビール屋さん・・・「お母さん、ビール好きでしょ。病気になったらビール作ってあげる」
りっぱなおさむらい・・・「よろく(『天地人』の兼続の幼名)かっこいい」
ヴァンパイア・・・最近『リトル・ヴァンパイア』を見てハマった。
お母さんが、という理由が多くて泣けるけど、その実は自分がケーキが好きだったりするんです。
なりたいものはどれだけあってもいいと思います。
聞いてるほうも楽しいですし。
そして今日は、初めて強烈な羞恥心を経験しました。
「太鼓の練習、一緒にいきたい」というので連れて行きました。
稽古場についてしばしの間は、ウォーミングアップがわりにだーっと走り回ったりしていましたが
やがて大人のまねをして地べたに座って柔軟体操を始めました。
と、ぶりぶりーっと大きなオナラが発射。
まだ太鼓をたたいている人がいなかったのでその音は稽古場中に鳴り響きました。
みんな大笑い。かわいさのあまり思いっきりひやかします。
「すごいのでたねー!」
家だと一緒になってゲラゲラ笑うくせに、今日は他人からマトモに笑われてバカにされたと思ったのでしょう。
彼女にとっては口調がキツく感じられたのかも。
真っ赤になって親にしがみついて、小さな声で「帰りたい」と泣き出してしまいました。
その豹変ぶりは少々かわいそうになるほど。まぁ、からかうほうもデリカシーなかったからね。
思えばこういう経験を機に、恥ずかしさの概念を植えつけられていくんでしょうか。
4才になった記念の、洗礼みたいなものでした。
だけど、これに懲りてもう「太鼓に行きたくない」なんて言い出したらもったいないな。