おかみブログ

2009年7月1日

楽しいピアノの時間

「Mooちゃんはすごく集中力がありますね。一度鍵盤に向かうと次々曲をひいて、息もつかないくらいなんですよ」
Mooのピアノの先生の言葉に、私は耳を疑いました。
4才のお誕生日前後からピアノを習い始め、そろそろ4ヶ月。
子どもの吸収力はすごいもので、あっという間に真ん中のドから上のドまでの音符と鍵盤の位置を覚え、拍を覚え、指使いを覚え、両手弾きをマスター。
しかし、内情はカンタンなものじゃあありません。
初めて弾く曲の時はパニック状態になって、「いやー」「できない」「もうおわる」の連発。
なまじ私が基礎程度はできるばっかりに、つい厳しくなったりなだめすかしたりしながら
続けてきたわけです。
「このくらいの子って、とにかく20分座らせるのが大変なんですよ。
急に保育園の話を始める、立ち上がって外をみる、飽きちゃって泣き出す。
なんとか場をつくるために、カスタネット持たせてみたり、雑談したり。
『お願いだから座って』なんて言うこともありますよ。
でもこの子は全くそれがない。真剣に1曲1曲こなして、25分ずっと弾いてます。
ほんとに手がかからないですよ」
実はとってもピアノが大好きなのか、ハタマタ我慢してるだけか。
もしかしたら先生のところではちゃんとしなきゃ、という気持ちが無意識に働いて、
その分家でワガママ放題なのかもしれません。
そうだとしたら、変に家でも抑圧しちゃいけませんね。
4才って、こんなにも複雑な感情と心理を持ってるということに、あらためて勉強させられたのでした。
それとは別の問題として、ピアノでも何でも「正式に習う」ことが4才の子にどこまで必要かは悩むところです。
芸事は基礎からしっかりと。それが一番の早道だし、小さい子ほど吸収が早い。
ただ、固いことから始めてしまうと純粋に「親しむ」「楽しむ」の経験を奪ってしまうようで、かわいそうな気もします。
でもきっと基礎をしらないで自分勝手に続けたところで、すぐアタマ打ちしてしまうのかもしれない。
結局長く楽しむためには今、ちょっと我慢するしかないのでしょうね。

2009年6月7日

田植え、いく!

emiさんの田んぼでいよいよ田植えです。
地元のほかの農家さんではほぼ田植えは終了し、芸術的な機械植えの青田が広がっています。
先日もemiさんたちとも機械植えの美しさにはほれぼれしながら
「こういう機械発明した日本人って、かしこいよね」などと話をしていました。
でもemiさんちは手植えです。
人海戦術!
さて、Mooが今回やけに乗り気でした。
「たうえ、いく、いく〜」とおおはしゃぎ。
どうやら絵本「おむすびさんちのたうえのひ」の影響らしい。
しかし、午前中は用事があるし、Tazをおんぶしながらの作業はきつい・・・。
今回はほんの体験程度で勘弁してもらいました。
暑くもなく寒くもなく、かんかん照りでない絶妙な雲バランス。
田植え5
東京からemiさんのよびかけで集まった体験希望者の人たち、約20人。
前日から寝袋持って泊り込みだったそうです。
広いとはいえ、あの民家にみんなで雑魚寝か。
合宿みたいでワクワクしそうですね。
田植え1
着くなり道端のドロをチョコレートにみたて、どろんこ遊びを始めるMoo。
田植え3
いよいよ田んぼに足をつっこんで、手植え開始。
田植え6
田植え8 田植え7
よしよし。なかなか様になっている。
ほんとはこんな短時間でなにがわかるかと言われて当然だと思います。
でも何もしなければ何もわからない。
足にはりつく代田の感触、むにゅっとつっこむ苗の手ごたえ。
emiさん、体験の場、ありがとうございました。
emiさんのブログ、リンクに追加しました。
毎回楽しい奮闘記。お楽しみに。

2009年6月5日

子どものけんか

先日の日曜日、小淵沢生涯学習センターで柴田愛子さんの講演会がありました。
保育士として「りんごの木」を運営するかたわら、絵本やエッセイを出版、子育てに関する講演会も行っている人です。
スパッスパッとはぎれのいい話し振りに、笑いのたえない講演会でした。
「りんごの木」では子どものけんかは黙ってみてるのが原則だそうです。
手が出たときも、お互いやる気で、素手ならそのままやらせてみる。
おもしろいことに、仲のいい子同士が、よくけんかするのだそうです。
Mooが週1回通っている森のようちえんピッコロも、同じ方針。
先生がそれぞれの言い分を聞いて采配をする、ということはしません。
「そっか、じゃあどうしようか」と子どもたちに決めさせてくれるのです。
子ども同士でぶつかって自分たち同士で解決するってとても大事なこと。
幼児のうちにそういう訓練ができていないと、小中学校でのイジメにつながるんだとか。
なのに、とかく大人は子どものけんかに介入したがるもの。
「あやまりなさい」
「大きいんだからがまんしなさい」
「手を出しちゃだめ」
「それは○○ちゃんがいけない」
実際はなかなか子どもだけにできない現状も。
特によその子と一緒に家で遊ぶ場合です。
すぐにおもちゃの取り合いでけんかになったりしますが、それを傍観していられる親がどのくらいいるでしょう。
アタマでは「子どものけんかに介入しない」とわかっていても
相手の親の手前、「ほら、貸してあげなさい」「順番で使いなさい」と言わざるを得ない状況って多々あると思います。
そして子どものほうも大人に仲裁してもらうことに慣れてしまっていて
「○○ちゃんがおもちゃ貸してくれない」と言いつけにくるのです。
よその子にいわれれば「お宅のお子さんがいじわるしてますのよ」と非難されてるようだし、
それが自分の子なら、「お母さんは私の味方だよね」と救いをもとめられてるようでもあります。
それでとりあえずその場をおさめなきゃという強迫観念にかられてしまう。
仲裁したがり度合い、というのが人それぞれ違うということも感じます。
少々手が出ても大怪我をしなければそのままにさせようと見てる親もいれば、
ちょっと口げんかになりそうになっても間に入る親もいます。
そういう人と一緒だとこちらだけ黙っているわけにもいかず、
結局たいしたことじゃないのに自分の子をしかったりしなきゃいけなくなる。
ピッコロでの生活は、Mooにとっては今はまだジャングルに放り込まれたような感じでしょうが、
子どもだし、すぐ慣れると思ってます。
むしろ私にとって、子育ての指針を育てる貴重な場でもあるのです。

2009年6月2日

いちごルームで助かりました

土日や病時の保育をしてくれる民間託児所が最近市内に何箇所かできました。
そんな中の一つが小淵沢「いちごルーム」。
取材がてら見学に行ってきました。
いちごルーム
代表者:西村康子さん 公立保育園勤続30年のキャリア
対象児:生後3ヶ月〜6才
保育日:平日、土、日 8:00〜20:00
料 金:1時間700円
いちごルーム1
えほん村近くの別荘分譲地内の明るい森の中です。
かわいいポスト&ビーム(だと思う)の建物。
いちごルーム2
きれいに芝が張られたお庭。
すぐ南が小海線線路です。
いちごルーム3
6帖の和室(じゅうたん敷きだったかな)が託児ルーム。
キャリア30年、ベテラン保育士の西村さん。
おもちゃやお昼寝用お布団も用意してくださいます。
その日の保育状況について、ミルクやお昼寝、遊んだ時間などをメモにして、
口でも説明しながら報告してくださいます。
保育士さんで2児の子育て経験もお持ちなので、身内とはまた違う視点での相談もできます。
手段のひとつとして、安心して預けられる託児ルームでした。

2009年5月28日

トイレでお客獲得作戦

トイレといえば「御不浄」「はばかり」などと言われていたのは既に過去の話。
NHK「プロジェクトX」でもネタになった、TOTOのウォシュレット以来、
トイレは癒しの空間、第二のリビング、ひいてはおもてなしの心の現われ、なのです。
飲食店でトイレのきたないところは論外、清潔で当たり前。
手洗い場にいたってはオーナーのセンスが最も凝縮される、むしろ芸術表現の場でもあると思うわけです。
最近気になるのが授乳室と子ども用トイレ。
乳飲み子をかかえて優雅にお買い物など考えられなかったひところとは違い、
今はベビー連れのママ客をいかに獲得するかがファミリー層店舗の切り札。
授乳室とオムツ替えシートは必須です。
リゾナーレのトイレ。(写真なし。また機会があれば撮ってきます)
黒御影をふんだんにつかって高級感ただよい、それぞれ広い個室の中には小さな丸テーブルがあったりして、なかなかリラックスできるトイレ。
トイレのポイントは高いのですが、惜しいのは個室の中にオムツ替えシートや赤ちゃんホールドがないこと。
オムツ替えシートは手洗い場のほうに1台あるのですが、
これだと自分が用を足したいときに、赤ちゃんをどこに置いとけばいいのでしょう。
えほん村のトイレ。(写真なし。同上)
古い木造施設ですが、トイレの中は広いし、木の色合いもステキで、
トイレットペーパーホルダーはオーナー作品のマスコット、超かわいい。
ただ、「0才から100才のこどものこころへ」へとうたっている割には
オムツ替えできる台がない。
それとも「〜こころへ」だから、本当の赤ちゃんがくることは想定していないのかしら。
先日行ったとき、他のお客さんからの問い合わせを偶然耳にしてしまいました。
「あの、授乳室はありますか?」
授乳室、ないんですよ、ここには。
マジョやオオカミ、ブタなんかのかわいいマスコットがちりばめられた授乳用個室を増設すれば
さらにお株があがるだろうけどなぁ。
(ぜひ入ってみたい)
大泉・金田一春彦記念図書館。
身障者用トイレの中にオムツ替えシートもついて、便利になりました。
児童書室にはベビーベッドも。
ただ、授乳室はないので、親切な司書のおねえさんが調理室を貸してくれました。
でも時々それも面倒なので、本棚のすみっこのベンチで授乳したりしてます。
このほうがMooも絵本を見てられるので。
ちなみに富士見の図書館にはアコーディオンカーテンで仕切られるスペースがあり、重宝しています。
しかしそれらと比べると先月オープンしたショッピングモール・ラザウォークの授乳&子どもトイレはすごい。
授乳室付のベビールームが3箇所もある。
しかもそれぞれに授乳用の個室が2つ、オムツ替えシート3〜5、ミルク用のお湯も浄水済みの70℃の適温と冷水が出てくるし。
身長体重はかれる2種類のスケールあり、ハイハイスペースあり。
幼児用の小さなトイレも専用スペースに完備。
イマドキどの百貨店でもそこそこ備えているのですが、
ここはまるで店舗用ベビー設備のショールームのようです。
授乳室1 授乳室7
 
できたばっかりで、きれーい♪
トイレとは関係ないのですが、Tazもおすわりが完全にできるようになったので、今日は温泉デビュー!
市内の温泉にはベビーバスも置いてあり、自分やMooを洗っている間、その中においておくことができます。
水を張るとすべったときに危険なので、空の状態で。
今日は大泉のパノラマの湯にて、3人で温泉を楽しみました。
温泉といえば、たまたまネットをみていたら、すごいサイトを見つけました。
赤ちゃんと安心して温泉旅行を楽しむプラン
「オムツ替え放題」「ミルク飲み放題」「離乳食食べ放題」というオプションプラン。
○○放題ったって、赤ちゃんがそんなに飲めるもんじゃないでしょうけど・・・。
オヤジのビール飲み放題プランじゃあるまいし。
Tazがジョッキでミルクがぶ飲みしてる姿を想像して、かなり笑える企画でした。
お値段の高い「はぐくみ」や「パンパース」なども含め銘柄がそろっているのは魅力ですね。
でも缶やレトルトの離乳食はあんまりおいしくないんですよね。
結局大人のご飯やイモを取り分けてその場ですりつぶしたりすることになりそう。
細部までよく気をつけてくれたプランのようで、たいしたもんだと思いました。
とにかく、赤ちゃん連れに優しい世の中になったもんです。

2009年5月23日

晴れて滝沢牧場へ!

22日(金)は保育園の親子遠足の日。
滝沢牧場1 ←牧場から八ケ岳
これだけ晴れれば御の字でしょう!
なにせ予報では雨だ、雨だ、と言われていたのですから。
森のようちえんピッコロでは雨でも決行するところでしょうが、これは市の保育園。
雨だと体育館で絵本よみきかせのおはなし会という企画だったのです。
これはこれでいいのですが、せっかくみんなで出かけるのですからやっぱり屋外がいい。
役員さんは2パターンの準備、本当にお疲れ様でした。
長野県南牧村野辺山。
標高1400m、360度開けた視界の先に八ケ岳、秩父連山、浅間山を望む高原。
真夏は強い日差しと冷涼な空気。
一方真冬は零下20度が続き、旭川に次ぐ寒さだとのこと。
ディーゼル単線小海線の野辺山駅はJRで一番高いところにある駅です。
野辺山 ←小海線野辺山駅。一昨年の写真。
高原野菜のレタス、キャベツや乳製品の全国有数の生産地。
裏情報では農薬などの土壌汚染、空気汚染が進み、健康な農地を求めて高根方面まで下りてきている農家の人もいると聞きますが・・・。
八ケ岳の東の裾野にあたり、小淵沢で見慣れている山の形と全く違うので新鮮です。
初夏や初冬、南麓でまだ雪がうっすらと見える程度でも、野辺山では真っ白。
そんな野辺山高原へ、八ケ岳を挟んで40分のショートドライブでやってきました。
自然体験農場・滝沢牧場
草がきもちいい!
おともだちのシュウくんとたわむれるTaz。
せっせと草取りをする姿もほほえましいです。
滝沢牧場2 滝沢牧場3
牛さんのお乳ください
「ちちしぼり!」と、何週間も前から楽しみにしていた搾乳体験。
大勢の子供たちが代わる代わる絞ってみる。
あんまり短時間でコロコロ人が代わるもんだから、牛さんも大変だろうなぁ。
滝沢牧場4 ←親のほうが楽しみだったりして。
やぎの「かーさん」こんにちは。
頭突きをするので注意、という大きな角のついた山羊。
名前が「かーさん」。
最初はこわがっていたMooですが、だんだんなれて、最後には手から草を食べさせられるまでに。
滝沢牧場5 滝沢牧場6 滝沢牧場7
滝沢牧場8 ←「おおっ!」と感嘆の声。
「チモシー」というのがいると、当ブログを見てくれてる人から前情報があったのですが、
結局誰のことかわからず。
牛、馬ではないとのことですが・・・。
まさか人間、じゃないよねぇ。
わかった方、おしえてください。

2009年5月5日

はじめてのおつかい

日テレの番組じゃなくて、絵本のほう。
林明子さんのいたいけな子ども絵が印象的な絵本「はじめてのおつかい」。
主人公みいちゃんが初めて近くのお店におつかいに行くお話。
大人の足ならすぐ近くの、小さなタバコ屋さんに、妹である赤ちゃん用の牛乳を買いに行く。
上り坂でケガをし、お店の人を呼んでもすぐに出てきてくれなくて、
無愛想なおじさんやおしゃべりなおばさんのお客さんに先をこされ、
おつりをもらうのを忘れてかけだしてしまう。
帰りの下り坂、お母さんが赤ちゃんを抱いて迎えに来ている。
みいちゃんは5才。
たぶんみいちゃんのお母さんは、忙しくて長女をおつかいにやったのではなく、
みいちゃんがしっかりしてきたからそろそろお買い物を勉強させてみようと、
「かわいい子には旅をさせよ」の親心だったのだと思います。
Mooの「はじめてのおつかい」デビューも5才と、二人で決めました。
行き先は駅前の直売所「まちこぶ」。
車にだけ気をつければ十分歩ける距離だし
小さな商店でいつもよく行ってて親しみがある。
買って来てもらうのはお豆腐、ということも決めてあります。
今日、「ちょっとやってみたい」というので予行演習をしました。
やる気になったときにやらせてもらえるのがうれしくて、
500円をにぎりしめて「おかあさん、ついてこなくていいよ。ここで待ってて」と意気揚々。
私は道を隔てた駐車場までついてってやり、お店の中の様子がわかる程度の外の位置で見ています。
今日のお店番の人もよく知っている人。
ちらっとこちらを確認し、子どものおつかいの相手につきあってくれました。
車道を渡るときもちゃんと右左見て手を上げて。
無事お豆腐を買ってくることができました。
おつりとレシートはお店の人がビニール袋に入れてくれました。
おまけに「おかあさん、アンパンがあった。」と余裕の態度。
「いいよ。おつりで買っておいで。」
こんども嬉しそうに買いに行き、ちゃんとアンパン1個だけ買ってきました。
一緒に買い物すると「あれも、これも」と欲しいものが目移りするのですが、
自分ひとりだと目移りすることもなく、ちゃんと目的のものだけ買って来てくれるのでありがたいです。
しかもアンパンは半額の70円。
なかなか買い物上手です。
今日はお店の前までついていきましたが
5才までには一人でお店に行けるようになる、と宣言していました。
テレビほど劇的ではないけれど、十分楽しくてスリリングな予行演習でした。

2009年4月27日

まいごになったら

県内初モール型・大型ショッピングセンター「ラザウォーク甲斐双葉」がオープン。
2日目の日曜日に行ってきました。
雨上がりで空気が澄んで、山や畑も色鮮やかな双葉の田園の中。
すごい人、人、人。
2900台分の駐車場があるにもかかわらず、入るまでに渋滞30分待ちです。
ラザウォーク2
ラザウォーク1
この田園も10年後にはマンションで埋まってたりして。
わざわざこんなオープン早々に来たのは関西人根性の働いたからかもしれません。
しかしすごい人です。
どこの飲食店も長蛇の列。
今回ねらっていた「マーベラスクリーム」、冷たい大理石の上でアイスクリームをミックスするやつですが、なんと1時間待ち。
「今日だけは特別」とMooにアイスクリームを買ってやる約束をしていたものの、これはムリだ。
しょうがない、サーティーワンで我慢しようと思っても、こちらも30分待ち。
でもMooは「待つ!」というのでこれだけは我慢することにしました。
迷子対策。
「まいごになったら、お店の人に『まいごになっちゃった』って言おうね。
自分の名前と年言える?」
と予行演習。
しかし、どの時点で自分が迷子か、と判断するのは難しいところです。
アイスクリームで並んでいるとき。
列が進んで前に出ました。
Mooはひたすらショーウィンドウにかじりつき。
1mと離れていません。当然目の届く範囲だし、ずっと見ていました。
しばらくMooがこっちを見ないなと思ったらトコトコとレジへ。
おねえさんに何かお話しています。
と、おねえさんがあわてた様子で「まいご?!」。
どうやら一瞬母親の姿がみえなくなったと錯覚し、よく探しもしないでまずレジへ直行したもよう。
いや、あの、ここにずっといるんですけど。
おとうさんと一緒に歩いているときも、ターっと走っていってしまい、
おとうさんが追いかけていくと、
はや1分後にお店の人に手を引かれて出てくるMooの姿。
「あ、おとうさんですか。まいごだっておっしゃるもんですから」
「ちゃんとまいごになったって言えたよ」
言えるのがオトナの証拠とばかり、とくいげ。
まいごの本当の意味はまだわからないらしいです・・・。
でもまぁ、みんなでにぎやかなところで楽しんで、無事に帰ってこれて、とりあえず合格かな。

2009年4月21日

「ごとっ」の対応

夜11時過ぎ。
Mooに本を読んでやりながら、自分もうとうとしてしまい、
ハタと気づいてやりのこした家事を終え、
ブログ、仕事、読書など、やっと自分の時間らしきものがとれる時間。
最近はTazも夜まとめて寝てくれるようになったので、
ずいぶん楽です。
私がパソコンに向かっている間、夫は「ワールドビジネスサテライト」を見るのが常。
・・・と、寝室のほうから「ごとっ」と鈍い音が。
1階・リビングの隣にある寝室に、今寝ているのはMoo。
どうやらダブルベッドから落ちたもよう。
ベッドの真ん中に寝かせておいたはずなのに、これだからなぁ。
大して心配もせずに、一応様子を見に行く。
案の定、ベッドから落ちてもまだ指を吸いながら寝ている。
夫婦で声を殺しながら大笑いし、ベッドに戻しました。
これがTazだったら大変です。
実は今まで2回ほど、ベッドやソファーから落ちています。
寝返りがうてるようになったので、気をつけなきゃいけないのはわかっているんだけど
ほんの1、2分目を離した隙に・・・。
落ちると当然火がついたように泣きます。
外傷がないか、脱臼とかしてないか、急いで確認し、
「よおし、よおし、」とどこ打ったかわからないけど、抱き上げて背中をなでてやる。
ずいぶん扱いが違うもんです。
だけど基本的にはお腹すいたとき以外文句言わないTazより
最近とみに甘えんぼで着替えやトイレを一人でやりたくないモードのMooのほうが
何倍も手がかかります。
外国の映画では赤ちゃんのときから別部屋で寝ているシーンがでてきますが、
我が家では子供たちはまだ一人で寝かせられません。
Mooはこわがるし、Tazは夜中の授乳がある。
そんなわけで大きいベッドにジュニアサイズのシングルベッドをくっつけて、
4人で川の字寝です。
一番窓側、ガラスとベッドの間が狭くて落ちる心配のないシングルベッドがMooの位置ですが
なぜか夜中バタンバタンと激しい寝相で足を大きいベッドのほうに投げ出してきます。
その横で寝ている私はなんども顔や胸をけられ、
「足じゃなくて頭のほうをくれればいいのに」とぼやきながら
足をおしのけたり、ふとんをかけなおしたり、頭をフットボール抱きしたり
すごく手がかかります。
一方Tazは寝ている間は寝返りをほとんどうつことなく、
1〜2度「あぅぅ、」ともぞもぞねぼけ泣きしたと思ったら
添い乳で再び寝てしまいます。
親の扱いも子どもの様子もずいぶん違うもんだなぁ、と思っていたら
あるときびっくりするほど二人が似ているときがありました。
moota1
同じ日の数10分後。
moota2
おもしろーい。
おんなじかっこうして寝てる。
しかもほっぺたのふくらみぐあいがそっくりだ!
やっぱり姉妹だなぁ。

2009年2月26日

「だいじょうぶ」の一言

Tazの哺乳瓶嫌いは相変わらず。
なんとかもっと母乳を出す法はないものか。
先日、母乳相談を目的に出産した病院に行ったときのこと。
まず赤ちゃんの体重を量り、成長曲線の範囲が微妙に下回っていると言われました。
「このままの伸びだと発育がよくないですね。どうします?」
風邪で鼻づまりがひどく、確かにこのところ飲みが悪い。
1回の授乳時間が長引く上、1度寝ると長く寝込んでしまうのでどうしても間隔があいてしまう。
かといってミルクは拒否されることが多い。
思ったように体重が増えていないだろうな、というのは覚悟の上でした。
だから初心にかえって、とにかく母乳を、という思いで相談に行ったわけです。
「どうします?」というのは「このまま母乳だけで行きますか、ミルクを足しますか」という意味でしたが
いや、母乳相談に来てるんですけど、と思いました。
「どうします」と言われても、こっちが聞きたい。
どうすれば母乳だけで満足させられるんですか。
分泌の様子をしばしチェックし、数分授乳させた後再度体重を量りました。
「出てはいます。でも細い。1回に飲ませる量が少ないので、授乳回数でかせぎましょう」という指導でした。
回数を増やす。まあ当然といえば当然かな。
そこで先日アロマ屋さん・ハーバルノートに行ったときにみつけたチラシで
「みぶ母乳育児相談室」というのがあるのを思い出しました。
茅野市玉川、新興住宅地で若い家族が多く住んでいるエリアです。
まずは電話で予約。
「そう、なんか足りてない感じがするのね。」と助産師の壬生先生。
こちらの悩みを真摯に受け止めてくれそうな、柔らかい口調でした。
初めての訪問というのは緊張するものですが、
お会いしてみると、本当に電話の印象そのままの方でした。
Tazを見ると
「あら〜、もう指しゃぶりができるのね」などとひとしきり話しかけ。
私のほうの今までの経緯もじっくり聞いてくれた上で、
蒸しタオルのあたためとマッサージが始まりました。
マッサージは全く痛くないのがびっくり。
マッサージしてくれながら
「ああ、このおっぱい全然大丈夫よ。いけるいける」と何の迷いもない調子で言ってくれました。
こういう一言がすごい魔法に感じるものです。
「哺乳瓶とおっぱいっていうのは、吸い方が全く違うからね。
混乱する赤ちゃん、多いのよ。
哺乳瓶使うとおっぱいの飲み方が下手になっちゃう。
ちょっとしたことでちゃんと出るのに、もったいない」
「母乳は約1時間半で消化するけど、ミルクは長い時間がかかる。
ミルクのときのように間隔があかないのはむしろ普通よ。
周りの人はよかれと思って『ミルク足せば』なんていうけどね」
結局指導としては、やはり「回数を増やして間隔をつめましょう」だけど
その理由をちゃんと納得して受け入れることができたのでした。