おかみブログ

2010年10月4日

ピアノさん♪

ピアノの調律に来ていただきました。
今年の夏はピアノにとっても過酷すぎたそうで、調律師のmukkuさんいわくあちこちでとんでもない現象がおきていたとか。
ウチのピアノも、去年は8月に調律していただきましたが、今年は
「もう少し気候が落ち着いてからにしましょうね」といわれ、今になりました。
我が家のピアノの演奏者は、今はもっぱらMooです。
私も弾きたいとは思っているのですが、時間がないことを理由についつい遠ざかって・・・。
Mooがピアノを習い始めてから2年近くが経ちますが、その間ほぼ毎日30分以上は弾いています。
「いいねぇ、いい具合に狂ってるねぇ。」とmukkuさん。
でもMooしか弾いてない、という事実が、ピアノには如実に現れるそうで・・。
「左手、しっかり弾けてるね。」
「黒鍵はファの#だけが使われてる。」
「高音と低音は固いね」

こんな言葉を何回もいただきました。
いや、そのとおり。
Mooは最近左手もしっかり力が出るようになってきて、練習し始めの曲は歯を食いしばりながら何回も何回も繰り返し練習し、その甲斐あって練習曲はどんどんレベルが上がって、もうト長調とか出てきてるんです。
しかし、ファの#だけが使われてる、とバレた日にゃ、
そんなこともわかっちゃうmukkuさんが超能力者に見えたりして。
逆に言うとどれだけ私が弾いてないんだ、と反省することしきり。
これから乾燥しがちな冬がやってきます。
全部無垢のこの家はとりわけ乾燥が激しく、4年経った今でも柱や梁がピシピシいう音が聞こえるほど。
冬はストーブの上にやかんを置いたり、洗濯物を部屋干ししたりして調節しますが、
ピアノにとっては湿気が一番いけないらしいので、その調整がネックです。
とにかく人間と同じで、きちんと動かしていれば健康でいられて、「家になじむ」とのこと。
娘に負けないように私ももっと弾いてあげよう、と心も新たにした日でした。

2010年8月4日

ひとんちの子は早い

ツバメ
2週間ほどで、ツバメがこんなに大きくなりました。
ツバメ2
ぎゅうぎゅうづめ。
この頃になると、エサはトンボなど。
親ツバメがほんの0.5秒くらいの滞留時間でエサやりをするので、ぜんぜん写真に撮れませんが、
かなり「肉食系」です。
羽のひろがったトンボをぐしゃっと親が子の口につっこむ。
それを子があっという間に丸呑みする。
よく見ると意外とワイルドな顔つきなのです、ツバメって。

2010年8月3日

菜園、ようやく形に・・・

今年は5〜6月がなんだか忙しく、体調もすぐれなかったため畑にあまり手をつけられずにいましたが、
なんとか草を刈り、数種の苗を植えていたところ、今はこんな感じにまで育ちました。
畑1
野菜はキュウリ、トマト、インゲン、枝豆、シソ、バジル。
畑3
畑5 畑4
シソとバジルは雑草に埋もれながらも目覚しい成長をしてくれ、料理に大いに活用できるまでになりました。
キュウリとトマトはひかえめに3苗ずつしか植えてないので、山盛り収穫にはそんなに期待してません。
キュウリもトマトも近所の人から山ほどもらえるので、自分ちのは試験栽培のようなもんです。
でも中には形のいいキュウリもあったりして、食べてみると味も濃く、欲目ながら満足してます。
あまりにも手抜きのほったらかし農園ですが、
地道に根元から草刈をしてその場に敷き詰めていくという自然農のマネゴトが功を奏したのか、
初年度はちがやで悩まされた土壌も、今年は雑草の種類も変わりクローバーやぺんぺん草が主流。
人によると、この種の雑草は土が肥えてきた証拠だそうです。
豆類などは特に向いているとか。
畑の3分の1はヒマワリ。
今年新しく植えた種は、蒔きどきが遅かったため、開花はこれからですが、
去年のこぼれ種から出た花が立派に咲いています。
おもしろいことに、先に咲いた花はヒマワリらしく2mを越す大輪。
花弁も大きく、まさに夏の太陽です。
あとから植えたのはひょろひょろと小さい状態。
去年は全体的に生育が悪く、ヒマワリもやっぱり連作はいけなかったか、と反省しましたが、
どうやら雨が多かったのが一番の要因だったよう。
今年は力強い花がさいてくれて、我が家の真夏を演出してくれています。
ひまわりむうた2010-2

2010年7月18日

ツバメの子

ツバメは5月ごろと7月ごろの2回、卵を産むようで、今はその2期目。
産卵は通常5つ。
今年もウチの軒下にツバメが巣を作りました。
南側の縁側の上に作っていたのが、去年くらいから北側を好むようなっています。
縁側の上では私たち人間の出入りが必要以上にうるさかったみたい。
北側では適度に人間の気配を外敵に感じさせながら、直接自分たちには影響しないのがよかったのでしょうか。
商店街のお店出入り口に堂々と作っているツバメもいるというのに、ウチを選んだツバメはぜいたくなもんです。
でも実は、今年の巣は意外なところから巣の中をのぞくことができるんです。
その巣は去年のツバメが作った中古物件で、新しい巣をつくる手間が省けた、といわんばかりにちゃっかり入居。
その様子は家の階段なかほどにある小さな小窓から丸見えです。
人間に、高い位置から見下ろすように覗かれていることを、このツバメはあらかじめ知ってたのかどうか。
階段を登ってきた内部の人間の気配を感じるとすぐ、抱卵していた親鳥はそそくさと逃げていってしまいます。
「なんにもしないよー」と言ってみるのですが、当然通じない。
うずらの卵のようなまだら模様の小さな卵たちを置き去りにして逃げて、巣の周りを旋回しながらピーピー騒いでるんですから、「しっかりしてよ」といいたくなります。
まあ、そんな風にして、今回ツバメの子育ての様子は毎日つぶさに観察することができます。
昨日、5つの卵が孵っていてふわふわのうぶ毛がついた小さな雛が巣の中でうごめいていました。
ツバメの子1 ツバメの子2
ツバメの子3 ツバメの子4
相変わらず親鳥は用心深く、人が家の中から覗いているという気配を感じて、私たちが見てる間は近寄ってきません。
ほんの一瞬、1秒足らずの時間で、えさを雛の口のなかに押し込んでいるようですが、
決定的なシャッターチャンスはなかなか訪れず。
せめて子どもたちが日々成長していく姿を、2階にあがるついでにそっと見守る程度です。

2010年5月29日

小諸の家

ウチの家をプランニングしてくださった設計士の先生と、小諸へ。
先生のプランニングした家に住んで2年目のTご夫妻を訪ねました。
田舎暮らしの取材の下見も兼ねてます。
小淵沢と小諸は高原列車小海線の始点と終点です。
一度のんびり列車の旅、としゃれ込みたいところですが、
片道2時間半の峠道を往復する余裕もなく、今回は車で行きました。
でも小海線の駅とその周辺の町や景色にはそれぞれ風情があるそうで、いつかは、と夢見ています。
小諸は佐久市の隣で、中心部は大型店が立ち並びますが、少しはずれるとのどかで広い田園風景が広がっています。
浅間山南麓で、町の中心に千曲川が通る自然豊かな高原都市。
気候は八ヶ岳南麓と似て、年間晴天率が高く乾燥しているそうです。
Tご夫妻の自宅からも浅間山が見えます。(この日は雲に覆われていましたが)
小諸の家1
小諸の家3
無垢のヒノキで建てた家。
小諸の家2
先生の計画する家はどれもこういう風合いなのですが、ここは一段と周囲の環境と調和して
自分の家より落ち着くといっても過言ではないです。
(ウチが子どものモノが増えてガチャガチャしてきた、というのもありますが)
しばしの語らいのあと、お昼も近くなったところへ「蕎麦を打ちますから召し上がってってください」とのうれしいお誘い。
地元小諸産の蕎麦粉で、栽培にあたってはご夫妻も手伝ったという貴重なもの。
小諸の家4 小諸の家5
こんなぜいたくがあっていいのでしょうか!!
小諸の家7 打ち立て茹でたて十割蕎麦。
小諸の家6 山菜、ぶどうの葉とつるのてんぷら
たっぷりご用意してくださり、まったく遠慮しないでつるつるといただき、
蕎麦湯まで頂戴し、心もおなかも大満足。
「リニューアルいち」のおすすめ記事を書いたばかりで恐縮ですが、やっぱりいい蕎麦は文句なしに旨いです。
蕎麦は自家製で、たっぷりいただく、というのが一番賢い蕎麦道かもしれません。
この後は先生と別れ、せっかくここまで来たのだからと軽井沢のアウトレットに行きました。
たまには優雅にレストランでランチかお茶を、と思っていたのですが、
結局何も飲み食いする気になりませんでした。
おまけに有名ブランドの服や雑貨を見てもほとんど買う気がおこらず。
自然の、心のこもった手作りに勝るものはない!と実感した一日でした。

2009年12月31日

大晦日のお天気

ラジオを聞いていたら高知でも雪とのこと。
土佐も寒いお正月になりそうですね。
おおみそか おおみそか2 おおみそか3
よいお年を。小淵沢より。

2009年9月13日

トマト!トマト!トマト!

不作といいながらも、自家消費だけでは間に合わないほどの量のトマトを収穫。
トマト3
このようにむしゃぶりついて、生でぱくぱく食べるのもいいのですが
トマト4 トマト9
長くおいしさを残せるように、いろいろな保存方法を試してみました。
ドライトマト。
1.12等分くらいに切り、種をとり、軽く塩を振る。
2.オーブンで100度1時間半くらい焼く。
3.生渇き状態になったトマトを天日で干す。
トマト5 トマト6
4.2〜3日続けて干す。(夜は屋内にとりこむ)
トマト7
完成。これでトマト2個分の量です。
甘みが増して、まるでレーズンみたい。
にんにくとオリーブオイルでいためて、パスタの具にすれば最高。
冷凍トマト
1.ヘタをとる
2.冷凍庫に入れる。
以上。
これはトマトソースにすると最高。
夏野菜の代表、トマト。
あと少しの収穫と調理を楽しもう。

2009年8月23日

夏山とひまわりとトマト

朝晩が寒いくらいになってきました。
お盆が過ぎて、一気に秋へ突入してきた感じです。
そろそろこんな景色も見納め、次は稲穂の黄金色が代わります。
ひまわり9 ひまわり7
ひまわり10 ひまわり8
そして今日はお山もくっきり。
富士山の上に傘がかかっています。こんな日は地震が起こるかもしれないとか。
夏山2
夏山1 ←南アルプス
今年は日照不足で野菜の価格が急騰。
ウチの家庭菜園はまともにあおりを受け去年よりさらに出来がわるい。
それでも数少ないながらこんなにおいしそうなトマトができました!
トマト1

ひまわりのように

家の前のひまわりです。
ひまわり2 ひまわり6
夏、家の前をひまわりでいっぱいにしたい、ともくろんで植えた種でしたが、
思ったように生育せず、かぼそいヒマワリばかりになってしまいました。
日照不足か!?と思いきや、保育園や他の畑では太い幹がぐーんと生えて大輪の花を次々にさかせているのを見ると、どうやらウチだけの問題だったようです。
来年は肥料や水やり、草取りにももっときをつけなければ。
でも去年は太すぎて季節はずれの早めの台風が来たときに、あっというまに倒れてしまいましたが
今年は細くてもそれなりに開花し、長く楽しめています。
大雪山、モネのひまわり、ゴッホのひまわり、ゴーギャンのひまわり。
いろんな種を植えました。
明野サンフラワーフェス会場のひまわりも、そろそろ終了。
スカッと晴れた日、青空と山のコントラストもくっきり見える日を待って、訪れたいと思いましたが、
どうやら夏にそれはなかなか望めそうもなく、うす曇りの日です。
くっきり青空でなくても十分すごい迫力です。
ひまわり1
さすがに花の形がいいですね。
さて、もうひとつの花。
小淵沢のパンフラワーと木工のお店「ビーグル」さんの奥さんが、
リゾナーレで体験教室をされてました。
Mooは今回で2回目の体験。
ちゃんと葉っぱの作り方を覚えていました。
今回はピアノのケースにお花をあしらう工作。
自分で作るのは葉っぱだけで、花やビーズのパーツは先生が用意してくれたものを選んで貼るだけなのですが、その選び方や配置に個性とセンスが出ます。
ひまわり3
左が見本で、右が見本をまったく参考にせずにマイペースぶっちぎりでMooが作った作品。
会場で見たときはあまりのまとまりのなさにこっそり爆笑したものでしたが、
こうして改めてみてみると、なかなかどうして、にぎやかで楽しそうなピアノじゃないですか。
ひまわり4 ひまわり5
家のまわりに花がいっぱい、って幸せです。

2009年8月4日

ピアノのお医者さんがきた

ピアノの調律の日。
Mooがピアノを習いだしてから初めての調律です。
ピアノは弾けば音が出る、とても便利な楽器ですが、
普段はそのしくみは黒い箱に隠されミステリアスな姿で鎮座しています。
88本の鍵盤はそれぞれ長さや太さや本数の違う弦を叩き、
さらに間に布をはさんだり、クッションを開放したりして、こもった音や響く音を奏でたりします。
見れば見るほど不思議で、計算されつくした、まさに何でもできる楽器の王様。
ピアノの先生のところはグランドピアノですから、そのしくみをつぶさに見ることができるはずなのですが、レッスンのときはそんな時間はありません。
一度自宅のアップライトピアノの上部の蓋を開けてみせてやったことがありました。
「すごい・・・」
娘はしばしとりつかれたように見入っていました。
そりゃそうでしょう。こんなおもしろいおもちゃはありません。
ただあまり癖になって、しょっちゅう開けたり閉めたりされるのも困りもの。
中にものを落としたり、直に弦に触れて傷めたりしないとも限らない。
ふだんは親の居ないところで開けない、と言い聞かせた上で、
こんどピアノのお医者さんが来たときじっくり見せてもらおう、と約束しました。
そしてその日。
いつも調律をお願いしているケーコさんは、たまたま隣組も同じ、ご近所さん。
身近にピアノドクターが居てくれて、心強いのです。
鮮やかな手つきで次々とピアノを分解していきます。
Mooにも積極的にさわらせてくれ、さっそく鍵盤のはずし方をおぼえてしまいました。
鍵盤ってはずせるんだ・・・。
そういえば、映画「ピアノレッスン」で、鍵盤が1本ずつはずされ、それを返して欲しくてピアノのレッスンを引き受ける、というエピソードがでていたっけ。
ケーコさんは、子どもにとってピアノはおもちゃでいい、と言います。
弾かないときでも蓋をあけておけばいい、と。
楽譜にとらわれず、むちゃくちゃ弾いていい。
たまには上の蓋もとって、開放された音の中で練習すればいい。
(さすがに異物を落としちゃいけないけど)
だから、ピアノカバーをかけたり、物を置いたりしないこと。
ピアノは収納家具でもなければ飾りでもない。
「とにかく、弾いてなんぼよ。」
ピアノ調律
和音を共鳴させながら微妙にレバーを動かし、弦を調節していきます。
耳一つでやっちゃうんだからすごい。
約2時間のピアノの健康診断。
「よく弾きこなれてきてるよ。」
Mooがピアノを習うようになって、毎日弾くようになったせいでしょうか。
まんなかあたりはよくこなれてきたので、指の練習がてら最高音部と最低音部を使うように、との指導。(いつも言われてしまう〜)
「Mooちゃん、いっぱいいっぱい弾いてあげてね。弾いてもらうとピアノもうれしくていい音になるんだよ。」
おもしろくてやさしいピアノドクターは、秋の発表会にも来てくれるそうです。
我が家のピアノも新築の家にうつって3年。
ウチに合った音を、ドクターと一緒につくっていけそうです。