2011年12月21日
落合小さいごの児童たち
落合小学校閉校記念碑のことを通信にのせるので、
今日は学校に無理を聞いてもらって、撮影と取材に行ってきました。
下校時間に合わせ、訪問。
職員室のホワイトボードに今日の予定として「伊藤石材様写真撮影」と書かれていたのにまず感動。
そして先生方が子どもたちを促して記念碑の前に並ばせてくれるなど、撮影の段取りをとってくれました。
公立の学校で、イチ業者の瓦版の取材に、こんなにちゃんと対応してくれて、ありがたい限りです。
子どもたちに記念品を用意していきましたので、撮影の前に一言。
「落合小学校がなくなってしまうのはさびしいと思いますが、皆さんがここで学んだということ、育ったということは変わりません。これからちがう学校に行って、うれしいこと楽しいことだけじゃなくて、悩むようなことも出てくるかもしれません。でもこの落合小学校やこの石が皆さんを守ってくれると思います。そんな思いで私たちもこの石を建てました。これからえんぴつと小さな石をお渡しします。石は自然のものです。大きさも色も形もみんなひとつひとつ違います。皆さんと同じです。箱の中に手だけいれて、あまり見ないようにしてとってみてください。きっとそれが出会いです。」
そんなようなお話をしました。うまく伝わったかなー。
記念碑建立の役員さんにも先日お話を伺いに行きましたが、
落合小の子どもたちのよさは、昔も今もあまりかわっていない、という話がありました。
「素直に人の話が聞ける。反応がちゃんと返ってくる。まっすぐで純粋な子たち」とのこと。
撮影の後の教頭先生へのインタビューでもそれに近いお話がありました。
「人数が少ない(全校児童31人)だけに一人一人がしっかりしてる。自己表現力が高く、人前で臆さず発表ができる」
記念碑の前で写真を撮っていると、それがつくづく実感できました。
下校は先生が全員並んで、一人一人とタッチ(ハンドコミュニケーション)していたのがとても印象的でした。
こういうきめ細かな対応が、のびのびと明るい子どもを育んでいるんだろうなー。