おかみブログ

2007年4月1日

ブログ1年・あらためて自己紹介

昨年の3月にこのブログをはじめ、1年が過ぎました。
テーマがある程度定まってきたところで、あらためて自己紹介をしておこうと思います。
といっても知り合いが読んでくれているのが大半だと思いますので、私のことをよく知っている人は今回はどうぞ飛ばしてください。
田舎暮らし&ブログの先輩からmixiに誘われ、それを機にブログをたちあげ。
いくつか顔があります。
「石屋である夫の妻」
「2才児の母」
「田舎暮らし専門の不動産会社の社員」
「八ヶ岳食べ歩き大好き女」
「なんちゃってロハス」
「関西人」

兵庫県明石市の街中の住宅街で育ちましたが、就職のため上京したのが運のツキ?!
八ヶ岳・小淵沢出身の夫のUターンにくっついて田舎暮らしを始めました。
普段は田舎暮らしを応援する限りなく観光案内所に近い不動産会社にお勤め。
夫は4代続く地元石屋のムスコ、墓石や住宅など石関連の設計や看板、造形の仕事。
05年長女誕生。
06年2月待望の自宅が完成!
国産材の無垢の木を使い、躯体部分に金物は使わない伝統的な木組みの家。 随所に石を使用。
ということで、ブログのテーマは
「石」石の魅力、お墓や葬祭、石をとりいれた生活などについて
「山」田舎暮らし、八ヶ岳の魅力やおすすめのお店
「子」初めての育児、日本の子育て環境について
「家」自然素材と伝統工法で建てた家づくりについて
「食」ちょっとかじったマクロビオティックや栄養学、健康について
これからもよろしくお願いします。

2007年2月8日

木材さしあげます

石あるくからのお知らせです。
木枠梱包の廃木材(松)をひきとっていただけませんか?
現状は枠型のまま、長さもマチマチ、釘多数あり。
炊きつけ、釜、薪ストーブの燃料などに使ってください。
運搬には小型トラックを無料でお貸しします。
大量に引き取っていただける場合は、北杜市内及び富士見町まではご自宅までお届けもします。
(切断はご自身でお願いします。)
引き取り場所:山梨県北杜市小淵沢町
お問い合わせ:0551-36-2300(伊藤石材工業)

2007年1月2日

おかみブログダイジェスト

あけましておめでとうございます。
と、ほんとは昨日書かなくてはいけない話題ですが、昨日は地域活動のため多忙につき、本日付のブログ更新をご理解ください。
今日、家事と育児の合間にゆっくり年賀状を拝見している次第です。
今年の年賀状にはさりげなく(?)このブログのことを宣伝してみました。
なので、もしかしたら昔の友人が検索して、たどりついてくれないかなー、とかすかな期待をよせつつ(あえてURLは書かなかった)、お義理でも訪ね当ててくれた殊勝な知り合いのためにも、このブログの振り返りと今後の抱負を書いてみたいと思います。
新春らしいでしょ。
まず自分で自分のブログのベスト10をやってみました。
お義理できてくれた初めての人は全部読んでられないと思うので、せめてこの10話だけ見てください。
言いたいことはなんとなくわかるハズ。(それでも多いか・・・)
「癒しの空間・石の浴室」
「木を育てる文化」
「包丁余話」
「お田植え」
「おかえりなさい」
「重ね煮にハマる」
「作家モノがほしい」
「お墓が倒れてる」
「パン天国」
「木琴縁側完成!」
スタートしたのは昨年3月です。
ちょうど年女としての誕生日あたりです。
夫と一緒に立ち上げた石工房「石あるく」の広報的な役割を担わせようと始めました。
・・・が、回を重ねるごとに、ほとんど私個人のハナシをつづるものとなり、工房の宣伝にはあまり貢献しなくなってしまいました。
でもそのあたりからアクセスが増えてきたんですけどね、皮肉なことに。
それでもあまり個人的なことを書くのもなんとなく気はずかしいので、一応テーマを決めています。
「石」石の魅力、お墓や葬祭、石をとりいれた生活などについて
「山」八ヶ岳の魅力、おすすめのお店など
「子」初めての育児奮闘記、日本の子育て環境について
「家」自然素材と伝統工法で建てた家づくりについて
「食」ちょっとかじったマクロビオティックや栄養学、健康について
社会人になり、結婚し、仕事と家庭中心の生活が長く続くと、どうしても昔の知り合いとはお互い疎遠になってきます。
特に私なんぞ、小中高期間中転校・エリア外入学、大学、上京しての新卒入社、転職、結婚、田舎への移住、再就職、再転職・・・などなど、数年おきに主たる環境が大きく変わってきているので、会わなくなった知り合いもやむをえず増えてきてしまいました。
でも「年賀状だけのつきあい」って、そう否定的なモノでもないと思います。
お互い環境が変わって、家も離れ、そうそう会えないのはむしろ、当然。だけど年賀状だけでもやりとりしていることで、関係性がちゃんと持続するんですから。
そんな気持ちもあって、ここ数年開き直って「年賀状だけの付き合い」を楽しむことにしています。
いつか必ずあるはずの、再会の時を信じて。
今年の抱負。
今や定年後の選択肢の第一位(?)ともいわれる、人もうらやむ(?)田舎暮らしを実践しているにもかかわらず、畑もしてない、自家製料理も少ない、トレッキングも工芸もゆっくり読書もできない。晴耕雨読には程遠い消費生活の毎日ですが、これはこれで今の私にはやむをえないし、それでも楽しく暮らしています。
楽しい理由は私の周りで、いろんな価値観を持った人がそれぞれいろんな楽しみ方をしているのを間近で見られるから。
それから四季折々美しい山や田園の景色。
私の役割はたぶんそういうことを記して、言葉や写真で再現して、口コミで他の人(とりわけ子どもや家族に)伝えることなんでしょう。
「ご趣味は?」「ブログです」といえば一見暗いけど、その真意はこういうことです。
私がブログを始めようと思ったきっかけになった人の、とても内容の濃い田舎暮らしブログはさすがにすごいアクセス数ですが、私はとてもとてもそこまで及びません。
宣伝も下手なのでしょうし。
ただ、ブログってのは便利なもので、知り合いへの近況報告にもなるんですよね。
年賀ハガキ1枚では書ききれない今の暮らしぶりを、「これ見てね!」で済んじゃう。
親が一番喜んでくれているようです。
今年はもう少しだけ広めていければいいな。
そのためにネタ集めと文章力アップに努めます。
以上、抱負でした。

2006年9月12日

石を使った家見学会

今日は「あつこりふぉーむ工房」の窪田あつこさんご提案の企画で、石の勉強会を我が家で行いました。
お越しくださったのはお客様4人とインテリアコーディネーターさん2人です。
みんな女性でした。
うちの子と年の近いお子さんも来て、とてもゴージャズ&にぎやかな楽しい会になりました。
実は昨日の夕方になってやっといくつかの石工事と石インテリアができてきました。
それでもまだ出来てない部分が多いのですが、なんとか先がみえたという状態をお見せできて、ほっとしています。
ウチは石屋とはいってもいわゆる「石屋敷」ではありません。
石は多用すると見た目も重くなるし、圧迫感が出てきてしまいます。
ただでさえこの規模で、ぶっとい赤松の曲がり梁を使ってゴツイ家なのに、石の使い方を間違えると非常に重苦しい印象になりかねません。
この家に使っている石はほとんどが私の好みを優先させてもらって、ポイントポイントでさりげなく石を使うということにこだわりました。
あくまでも石は「名脇役」として。
あつこさんいわく「石にはパワーがあるから、身近で使うとエネルギーをもらったり癒されたりする」
そのあたりも女性のお客様には受け入れてもらいやすかったようです。
石というと「みかげ石」や「大理石」が思いつき、イコール「高価」「固い」「冷たい」などのイメージが先にくると思いますが、住宅に使うならあくまでも木の家に合う柔らかい印象のものを使うといいですというご説明をしました。
石家見学会1 石家見学会2 石家見学会4
次回は個々の製品・工事のご説明と金額をお知らせします。

2006年7月29日

おらんうーたん展示

八ヶ岳のクラフト作家のネットワーク「おらんうーたん」に今年から仲間に入れていただくことになりました。
今日は「ギャラリーおらんうーたん」展示入れ替えの日です。
大泉のロッジ詩游館のギャラリースペース(大)は常設展、そこが「おらんうーたん」専用のギャラリーになり、すべての作家の作品をここで見られます。
陶芸、木工、ガラス、鉄、染物などなど。
石は上田快さん・亜矢子さんのKai Studioがおらんうーたんでは大御所で、とても芸術性の高いものです。個人的には亜矢子さんのトラバーチンをつかった優しい風合いの彫刻が好き。
亜矢子さんのトレイはそれ自体で主役になれる、でもひかえめな美しさ。まるで日本女性のようです。
ウチも展示スペースの大きさに合わせてちゃんと新しくつくろうと思っていたのに、やっぱりお盆前は忙しく間に合いませんでした。
しばらくしたら入れ替えるとして、とりあえずつくり貯めの中から出品。
トレイやメモホルダーなど実用品を出しています。
製作途中で中断してしまった本命の出品作品は灯り。だそうです。
私もまだ見てません。(はやく作れよ)
おらんうーたん

2006年7月26日

ホームページできました

石あるくのホームページができました。
http://www.geocities.jp/isiark/
やりたいことがありすぎて、コンテンツがまとまらず、構想足掛け4年!
これを売ってます、というのが素材としての石ですから、なんとも抽象的で。
ただ、7/21のブログにも書きましたように、3年目にしてやはりメインは「お墓」かな、ということになってきましたので、それを一番最初に置きました。
シンプルすぎる内容ですが、とりあえず。
制作にあたり、ペンションズームの市川さんに大変お世話になりました。
この場を借りてお礼申し上げます。

2006年7月21日

石のある暮らし

ブログを書き始めて4ヶ月たちました。
初めは夫が代表でやっている石屋(工房名は「石あるく」)を宣伝したくて始めたものですが、書くのが妻の私一人ということで、どんどん個人的な趣味趣向に走ってきてます。
ただなんとなく一つの柱のようなものが実はあって、仰々しく言うと「次へ伝える」ということなんじゃないかと思ってます。
「石」をひとつの素材としてみた場合、「硬い」「恒久性がある」「意外とあちこちに使える優れもの」などということが言えるので、わが「石あるく」もそんな魅力を引き出したいと思っています。
工房の趣旨は「石を生活の中に取り入れる」。つまり石の魅力をすぐ身近に感じてもらいたいということです。
その最たるものが「お墓」です。
洗面所だの、台所周りだの、看板だのというモードから一気に違う世界に行ってしまうほど一言では語れないシロモノのようですが、私たちから見ればお墓ほど身近に置いてほしいものはないと思っています。
もちろんお墓仕事が石屋としては一番の稼ぎ頭だということは事実ですが、このお墓を作るという仕事に石工が携われることに誇りを持っています。
それはただ単に品物を納めるという仕事ではなく、もっとソフトの部分が絡んでくるからです。
以前は私も実家の石屋の仕事を手伝っていた時期があり、たくさんのお施主さまと出会いました。
「お墓を建てよう」という方はたいてい気持ちにも余裕があり、とても穏やかです。
おばあちゃんから孫まで3世代そろってお墓プランに目を輝かせている家族。中学生の娘さんを病気でなくし、1年泣き暮らした後ようやくお墓を建てる気持ちの整理がついたというお母さん、夫婦で長年つれそった気持ちを書にあらわしたものを墓石に彫って欲しいというおばあさん。
その家族、夫婦の思いが込められたお墓はきっと次の世代に伝わっていくことだろうと思います。
今は「お墓無用論」がひとつのはやりのように横行しています。
それを否定するのも無意味なことですが、やはり何か形があったほうが次につながりやすいということは言えると思います。
次というのは子どもである場合が多いでしょうが、友人でも同志でもいい。
石屋は「石でお墓を建てたい」という人のために仕事をします。
そしてそれはどんなに社会が変化しようと、そんなにあぶれるものでもないと信じます。
「次へ伝える」ということを私自身がそれほどできるとは思いません。
まだ伝えられるものがほとんどないのですから。
でも「何かを受けて何かを伝える」ということを実践している人や事柄を見つけることはできると思います。
今の興味は「八ヶ岳での暮らし」「自然素材」「育児・食育」なので、このあたりをテーマにこれからもネタ集めに奔走します。
ということで、ひきつづきどうぞよろしくお願いします。
墓石丸型

お田植え

2006年6月6日

石の勉強会を行います

設計士さんとのコラボで、住宅における石の勉強会を行うことなりました。
キッチンリフォームの専門家、窪田あつこさんからのお誘いです。
女性らしいアイデアで使いやすいオーダーキッチンを提案する窪田さん。
施工例を見せていただきましたが、どのお宅も明るく家族の愛情が伝わってくるような設計でした。
結局うちはあつこさんに出会う前に建築が始まってしまいましたので、残念ながら彼女にお願いすることはできませんでしたが、台所に対しての考え方には共感を覚えるとともにとても尊敬しています。
「伝統工法の木組みの家に、石をいろいろ使ったんです」とうれしくて報告したら、「イベントやりませんか?」ということになったわけです。
あつこさんのところでのイベントは広く「住まい」をテーマに、料理や林業、風水などいろんな分野にわたっています。
どれも興味深そうなものばかりで、一度参加してみたいと思っていたところでしたが、まさか自分ちが会場になるとは。
初めての試みで、ワクワクドキドキです。
石だからといって固くならず、盛りだくさんのたのしい内容を予定しています。
愛情あふれるキッチンで石のある暮らしを。
9月12日(火) 10:00〜12:00
お申込は下記「あつこりふぉーむ工房」様へ
http://www.geocities.jp/atsuko_reform/
「イベント情報」に募集されています。