おかみブログ

2007年7月10日

なっとうの日

7月10日は「なっとうの日」だそうです。
たまたま久しぶりにスーパーに行ったら納豆が特売になっていました。
納豆・・・関西育ちの私ですが、なぜか父が納豆大好きで、栄養があることを強調し、毎日食べることを強く勧められてきました。
子供の頃はあまりギモンにも思わずそれなりに食べていましたが、あのネバネバだけはいつもめんどくさくてやっかいだと思っていました。
就職で上京したとき、初めて「関西人は納豆がきらい」という通説を知り、やっと納豆から解放されたような気がしました。
とにかくネバネバが大嫌いです。
それでもマクロビオティックなどかじったり、某テレビ番組で納豆ダイエットの話が出たりする波におされ、栄養だと思ってがまんして食べるようにはしています。もちろん朝晩2回も食べませんが。
味は好きなので、なるべくネバネバが出ないような調理法にしたり。
ところがウチの娘は離乳食の頃から大の納豆好き。
納豆さえあれば何も文句言わずパクパクご飯を食べます。
言葉がしゃべれるようになってすぐ「なっとう」を覚え、ごはんに納豆がないと、「なっとう、ほしい、ほしい」と泣くしまつ。
まだ食べ方が上手じゃないので口のまわりはべたべたになるし、私としてはゲンナリです。
まったくここだけは「我が娘か」と疑いますね。
納豆料理でとてもおいしいものに出会いました。
小淵沢のネパール食堂タラ・マウンテンスパイス
ホームページのメニューにはまだアップされてないけど、ネパール風納豆の炒め物、ネバっこくなく、豆の香り高く、極ウマでした!(辛くない)

2007年4月27日

体に良くて、旨いものめぐり

前回のブログでちらっと書いたお客さま4人。
実家の母とそのお友達3人です。
母は年に1、2回友達を連れて八ヶ岳に遊びに来るようになりました。
ワタシが案内好きだというのを最大限に利用しているよう。
さて、今回のお客様は母が関わっているガン患者さんと家族の自助グループで出会った人たち。
母は長く続けていた保健士の仕事の中で多少なりともお手伝いができればと、入会したもののよう。
今回のお客様のうち2人はご自身が、もう1人はご主人が患者さんでした。
・・・という風には見えないくらい、いたって普通で、元気な女性たち。
既に母の定宿となっているペンションポリアンナに迎えに行ったときも女子高生の合宿のようにきゃーきゃー楽しんでいらっしゃいました。
ただ、元気とは言っても食事には多少気をつけなければいけない点もあります。
特に大きな手術ですい臓を摘出してしまったwadaさんはカロリーをなるべく控えなければなりません。
こういうとき、八ヶ岳には自慢の店がいくつかあります。
マクロビオティック、そば、薬膳。
特に大泉のごぱんは忠実にマクロにのっとった定食や、玄米パンなどを出していて、お客様の健康状態に合わせてメニューも考えてくれるし、清里のべじふるは見た目にも美しいマクロランチをさわやかな高原の木の家でいただけるし。
それからお客様たちが「山梨に来たのだからほうとうが食べたい」とリクエストくださったので、そしたら清里の睦BOKUがお勧め。
などといろいろお連れしたかったのですが、あいにく週の中日は休みの店が多い。
行く先々で定休日で、しかも雨なので山の景色も見えず、ガイドとしては非常に無念な思いをしたのでした。
それでもほうとうは小作で、ティータイムはリゾナーレのブックカフェで、なんとかご満足いただいた様子。
あとは次の日のアルソアランチにかけるのみ。
アルソアは小淵沢きっての大手企業で、自然派化粧品のメーカーです。
内面からの美と健康をテーマに製品開発していて、最近では食のほうにもとても力をいれています。
マクロビオティックの権威・久司道夫氏を迎えて本格的にマクロ食を研究。レストランや料理教室もつくってしまいました。
ここの社員食堂がすばらしいもの。予約すれば社外の人もいただけます。
完全マクロではありませんが、素材にこだわった、見た目にも美しいプレートです。メインディッシュは肉・魚・野菜から選べ、ご飯も玄米にできます。味噌汁はベジタリアンでもOKなように、こんぶとしいたけからとったダシのやさしい甘み。
砂糖を使わないデザートもつきます。
アルソア社員の友人にアレンジをお願いしました。
ついでに社屋見学とエステも。
アルソアランチ1 アルソアランチ2

やはりこれが一番好評。完全に前の日のリベンジができました。
ところで、お客様の一人でご主人をなくされて一人暮らしのandoさんは、毎日の食事をご自身のブログにアップしています。
これは妙案。一人暮らしだとついテキトーになりがちな食事ですが、誰かに見られるという意識を持つことで、主食副食おかずをきちんとそろえ、きれいに盛り付け、おいしく楽しい食事をとることができるというのです。
「主婦卒業生」
体に良くて旨いもの。
これからもガイド実習と研究は続きます。

2007年3月27日

山菜盗りの季節?!

山菜の季節。
田舎物件を歩いていると山の落ち葉の下からかわいらしく顔をのぞかせる山菜があちこちに見られます。
ほんとはよその土地だからやたらとっちゃいけないんだけど、「いいじゃん、どうせ誰も採らないんだし、今が食べごろなんだから」とばかりにこっそりいただいちゃうこともしばしば。
山菜の中ではタラの芽が大好物ですが、これはやはり他の人にも人気ナンバーワンとみえて、既に誰かが採った後だったりするし(悪いこと考える人は他にもいっぱいいるんですね)、木の上に出るものというのは罪悪感もなんとなく増してくるもの。
そこへ行くと地表に出ているものはわりと採りやすいのです。
ふきのとう、こごみなどはよく目にするメジャーなもの。
庭先によく生えています。
しゃがんで採っているとどんどん山の奥へ入っていったり。
赤ずきんちゃんはこうやって道草が過ぎてしまったんでしょう。
さて、今日出会ったのは「カンゾウ」。
お客さんが教えてくれました。
「あっ、これ今一番おいしいときですよ。どうぞ。」
古い民家を案内している途中、その庭先でのことです。
どうぞ、と言われても、と迷う間もなく、そのお客さんがなんの躊躇もなく次々とむしって採ってくれるので、つい束でいただいてしまいました。
『人』という字を逆さにした形の葉が何枚か重なっているような芽。
カンゾウ1

育ってくるとだいだい色のきれいなユリに似た花が咲くそうです。
ユリ科の植物で、『萱草』といいます。
甘味料として使う『甘草』とは別物。

カンゾウ2

さっと茹でて鰹節をかけ、おひたしにしていただきました。
カンゾウ3

ニラのような食感だけど、全然癖のない、甘みのある、おいしい葉っぱです。
でも何かが足りない。
と思っていろいろ調べていると酢味噌で食べるのが一般的とか。
そう、まさに、その刺激。
さすが先人。
こういう道端に生えてる草を採って食べるという行為は、ある意味今の世の中新鮮です。
ちょっと得した気分。
生えている場所もわかったら、また採りに行きたくなる・・・。
やはり山菜は買うものじゃないです。
でも人んちまでずかずか入ってらないように・・・。

2007年3月20日

インフルエンザ?

先週の木曜日に保育園から電話があり、娘が熱が38度あるとのこと。
インフルエンザが流行っているので病院に行ってください、という支持でした。
病院へ行っても治るわけではないけど、「病院へ行った」「薬を飲ませた」「医者から完治証明をもらった」という一連の手続きが集団生活には必要なのです。
お医者さんによると発熱して24時間以内は検査してもインフルエンザかどうかわからない。
この段階で抗インフルエンザ剤を飲ませる方法もあるけど、まれに脳障害を起こすおそれがある。今日のところは解熱剤だけにしておいて、明日検査しておきますか?お母さんの判断に任せます、とのこと。
「脳障害」??と聞いてしまうとコワイ、任せるったって。
とりあえずその日は解熱剤だけにして次の日に検査を受けることにしました。
そして次の日の夕方、鼻水を採ってインフルエンザ検査をします。
しばらく待っても反応が出なかったので、陰性か?と思いきや、会計をしようという段になって、「ちょっと微妙な反応がでちゃったのよ」と看護婦さんに呼ばれました。
「ほら、ここうすーく赤くなってるでしょ」と検査紙を見ながら説明を受けます。
「普通はくっきり赤くなるんだけど、菌が弱いのかね。まあ念のため抗インフルエンザ剤飲んでおきますか」
抗インフルエンザ剤とはかの有名なタミフルです。
ところでインフルエンザかもしれないというのに娘はいたって元気。
「よくがんばった」シールをもらって、ぺたぺたと自分の顔につけて喜ぶ始末です。
その日の夜と次の日の朝薬を飲ませて昼寝をさせていたら、突然起きて痒がって転げまわっています。
なんと、蕁麻疹がお尻を中心に全身に出ていたのでした。
これってタミフルの副作用?
たまたま駆け込んだ別の病院(土曜日だったので開いている病院がかぎられていた)で、今度は抗アレルギー剤を処方されました。
タミフルを中止し、その抗アレルギー剤を飲み、インフルエンザも蕁麻疹も回復方向へ。
バタバタしましたが、結局時間が解決してくれたのかもしれません。
そしてしっかり私にうつして、元気になりました。
今度は私が薬漬け。
タミフルはインフルエンザウイルスの増殖を抑えるもので、完全に殺すわけではありません。増やさない間に自分自身の中で抗体をつくる、その時間稼ぎをするわけです。
飲んでも飲まなくても健康な人ならいずれは治る。
でもその薬を飲むことで、病状を1日短縮できる。
でも具合の悪い中、運転して、薬をもらいにいって、説明を聞いて帰ってくる・・・どうも本末転倒のような気がするのですが・・・。
「医者へ行く」→「薬をもらう」この作業をすることで、社会が納得するんですね。

2006年12月26日

しあわせ?クリスマス企画〜ホームパーティの巻

クリスマスは行事めじろおし、の予定でした。
まず23日は例のラジオのお手伝いをした後、家族でノエルさんのケーキを囲んでディナー。
24日は勤め先の社長の家で、お呼ばれ。古民家を改装したすてきなおうちなのです。
25日はラジオ仲間でもあり、和太鼓仲間でもあるB&Bランプスロッジさんのクリスマス会にお呼ばれ。
つまり、ホームパーティ続き・・・のはずだったのです。
ところがまず娘、私とたてつづけに発熱と嘔吐で倒れ、3日ともキャンセルせざるを得なくなってしまいました。
今はやりのノロウィルスか??と疑われましたが、幸いそれではなく、単なる風邪のようですが。
チキンもケーキもワインも鍋も、ぜーんぶおあずけ。
買い込んであったこの4本の生鶏モモ肉はどーするんだ!!
ということで、ケロリと元気になった今日、悔しいので遅いクリスマスディナーを朝から作ってしまいました。
子供の頃ちょっとだけ住んでいたカナダで、覚えた料理。
車で何日も遠出するようなオートキャンプで、キッチン付きのモーテルに泊まるような時によくやりました。
丸ごとのチキンにくず野菜をたっぷりかぶせ、塩コショウをまぶしてオーブンでただ焼くこと数時間。
・・・だったと思います。子供の記憶なので定かじゃありませんが。
できあがった鶏の丸焼きを数名がむさぼるように食べる姿は、今から考えるとけっこうシュールなものです。
大胆(でおおざっぱ)な大陸ならでは、ですね。
でもシンプルに素材の旨みと野菜の甘みだけで食べるこの料理法は、案外八ヶ岳流とも通じるものがあるかもしれません。
今は鶏まるごとを料理するほど家族も多くないので、かわいく、4本のモモ肉で挑戦。
鶏にフォークで穴をあけ、味がしみこみやすいようにしておき、クレイジーソルトをぬりたくる。
セロリ、にんじん、たまねぎをみじん切りにし、まず鶏の下に敷き、上にこれでもかというほどかぶせる。
オリーブオイルをかける
これで準備完了。

鶏料理1

オーブンで焼くこと2時間。
中まで火が通り、焦げ目がついてきたらできあがり。

鶏料理2

2006年12月8日

肩凝り・その後

先週肩こりが辛い、という話をブログで書きましたが、意外にもいろんな方から心配していただきました。
コメントは少なかったけど、ちゃんと皆さん読んでいてくださったのですね。
大変ありがたいことです。
おかげさまで今は元通りになりました。
これは、経過をきちんとご報告しとかなきゃいけないですね。
鍼灸士のMOMO先生に言われたとおり、置き鍼をしたままにしておきました。
そのうえに、これもMOMO先生処方のいいお薬のついたテープを痛い部分にびーっと貼り、テーピング治療。
なるべく動かさず、パソコンも最低限にして姿勢良くして、早寝をして睡眠をとる。
そんな感じで過ごすこと2〜3日。
めきめき楽になっていくのがわかりました。
さすが〜MOMO先生♪
そんな治りかけの頃、友人に誘われて森の中のレストランでランチ。
久しぶりに会う彼女と玄米と旬の野菜たっぷりのランチをいただいていると、心地よい緊張とともに気持ちが晴れ晴れとしてきました。
楽しかったついでに感謝の気持ちを現すためにご先祖にお参り。
その日を境に嘘のように肩の痛みが去っていったのです。
それでも「もう20代のときのようにはいかないんだからね」と友人に釘をさされたのを胸に、
なるべくこの健康状態を維持するよう、「適度な運動」「根をつめない」「楽しく生きる」をモットーにこの年末をのりきりたいと思います。

2006年12月3日

化粧品の裏側

またまた、自分が都合つかない日にあるセミナーのお知らせです。
今回はこわーいお話。
食品添加物より怖い!化粧品の裏側
「あなたの使っている化粧品(シャンプー、歯磨剤、入浴剤含む)に、次のような成分は含まれていませんか?
 ミネラルオイル、マイクロクリスタンワックス、BG,PG,香料
 ポリマー、カルボマー、メチコン、ジメチコン、
 ラウリル硫酸ナトリウム、MEA、DEA、TEA、PEG、フェノキシエタノール

いずれも石油を原料に合成した化学物質!(発ガン性、アレルゲン性・・・)
皮膚から吸収されて、全身を巡り蓄積されます。
※ご自宅にある化粧品、赤ちゃんのおしりふき等の成分表示をお持ちいただければ、専門のアドバイザーが成分をお調べします。
※参加者全員に、41種類の薬草成分を配合した100%脱石油「高保湿石鹸」をプレゼント!」
日時:12月9日(土)13:00〜15:00
場所:グリーンヒル八ヶ岳(北杜市長坂町・新宿区保養所)

※予約制です。
いつもお酒を買いに行く、小淵沢の久保酒店のお母さんから教えていただきました。予約などのお問い合わせもこちらまで。
久保さんは食品、化粧品のその手のことについて、いろいろ勉強されていて、よく教えてくれ、よく脅かしてくれます。そしてごめんなさいー、もう歯磨き粉は使いませんーって感じになります。
田舎暮らしをしていれば、自分で化粧品を配合したりする人も少なくないのですが、なかなかそういうわけにもいきません。
せっかくこういうところにいるんですから、なるべくロハスで行こう、と願う一方、ともすれば安易なスタイルに流されがち。
セミナーの内容の是非はともかく、意識を持つだけでも意味のあることかもしれません。
でも、やっぱりこの日も仕事で行けないんだなー。
どなたか行ってきてくださいませんか?

2006年11月29日

パソコン、ドクターストップ

パソコンに向かえなかったもう一つの理由はなぞの肩こりです。
かれこれ2週間は続きました。
私は普段あまり肩こりを自覚しないほうで、とにかく理由がわからない。
ある日朝起きたら痛みのせいで首が回らない。
軽く腕をまわしたりしてみましたが、昼過ぎにはどんどん悪化し、まるで30kgくらいの石の固まりでものしかかっているようです。
特にパソコン作業をしているときに辛い。
ちょうど雑誌編集のデスクワークが佳境に入ってきた頃で、パソコンに向かわざるを得ないのですが、痛くてマウスも動かしづらいのです。
その他運転もダメ、じっとしているのもダメ、かといって動いてもどんどん痛みが広がって頭痛まで催すようになってきた。しかもこれが何日も続く。
これは重症だ!
そこで肩凝りの原因について考えうるものをブレーンストーミングしてみました。
1)運動不足や同姿勢長時間持続による血行不良(パソコン仕事か)
2)目の疲れ、寝不足
3)重いもの持ち上げや無理な動きによる筋肉痛(子供も重くなってきたしなー)
4)腱鞘炎(マウスの使いすぎか)
5)内臓機能の低下(そういえば最近いつも同じところに口内炎が・・・)
6)寝違え
7)寒さ
8)感染症
9)ストレス
10)腫瘍、癌
11)四十肩(まだあと数年あるぞ。その言葉で片付けないでくれよー。
12)電磁波アレルギー(パソコン以外のものはとりあえず大丈夫そうだけど)
13)シックハウス症候群(部位としては右肩に限られているから違うと思う)
14)方角が悪い(以前建築士のあつこさんにみてもらったら寝室がわたしにとっては最悪の方角だそうだ)
15)たたり、憑依(石がのしかかっているようだけど、こんなに石屋のおかみとしてがんばっているのにぃ)
もっといろいろあるのでしょうが、痛いのでこのへんでやめました。
さらに対処法・治療法も洗い出してみました。
イ)マッサージ(揉む、たたく、なでる)
ロ)冷湿布
ハ)ストレッチ、体操
ニ)ウォーキング
ホ)温泉
ヘ)鍼・灸
ト)整体
チ)電気あて
リ)娘の寝顔
ヌ)寝具の買い替え
ル)家具の配置換え
ヲ)お祓い
ワ)引越し

なんかどんどん暗くなってきます。
一番私にとって現実的な原因は1、2、3,6で、試してみたい対処法はホ、ヘ、トがセットになった1週間くらいの湯治旅行。
実際試したのはからすべてです。
ところでこんなときに限ってタイミング良く(悪く)マルチ商法の寝具の紹介があります。
「肩が凝って・・」とぽろりともらした知人が、いつになく親切に世話をやいてくれて、なにやら先生とよばれる人のところへ連れて行って、ぽかぽかと温まる不思議なおふとんを紹介してくれました。
よくよくハナシを聞いてみると一式100万近くするそうで、さて、何て断ればいいかな、などと考える一方、この商品に限らず真剣に寝具の交換をしたほうがいいだろうかと悩むしまつ。
あげくには方角だのたたりだの、お祓いだの。
こんなときの駆け込み寺のような存在が鍼灸師のMOMO先生です。
暗い気分に相乗するように悪化する肩の痛みをかかえて、最後のとりでに逃げ込みました。
「何が原因かわからなくて。ただの四十肩だって言われればそれまでなんですけど。方角の良し悪しって、信じます?」
「方角っていうか、場所の持つ正の気、負の気っていうのは確かにあるよ。だけどもう家も建てちゃって住んでるんだから、それに勝つくらいのエネルギーを持たなきゃ。気が弱くなると呼び寄せちゃうのよ」
と言いながら丁寧にツボや筋を看てくれます。
「完全に傷めてるね。スポーツ選手がよくやる、あれよ。パソコン作業で筋肉を固めたまま寝て、どこか寝違えたんだろうね。今はおとなしく姿勢よく、なるべく負荷がかからないようにして、置き鍼が効くのを待つことね。絶対治るんだから、変なこと考えちゃだめよ」
ああ、なんと心強い言葉。
てことは、運動不足だと思ってぐりぐり体操したり、過激なストレッチやったりしたのはよくなかったのか。
「当たり前よ、絶対だめ。とにかく炎症起こしてるんだから。なるべくパソコンも控えて。」
理由がわかっただけでも、少なくとも気分は晴れて、それだけで痛みが和らぎます。
四十肩でも憑依でもなかった。バンザーイ。
MOMO先生ありがとう。あなたに出会えて幸せです。
後でわかったことですが、女の厄年が数え34でやっと終わったと思っていたら、実は次の36、37、38の厄年もあったのですね。
私は今年、まさにこの時期の本厄にかかっていたらしく、なるほどいろいろと変化の年だわ、と妙に納得したのでした。

2006年10月31日

重ね煮をもっと知ろう!

まず口コミ情報のご紹介です。
重ね煮 お料理教室①
重ね煮 お料理教室②
こちらは9/12の「石を使った家見学会」の参加者のお一人、doriさんのブログです。
わかりやすいですねー。しかも懇切丁寧。
重ね煮はとてもシンプルでいて、語りだしたらきりがないのですが、やっぱり知ってしまった以上、ほかの人にも勧めたくなります。
ウチの会社でもまず大人気です。
「ものぐさな私にはぴったり」とスタッフ全員が言ってます。
時々ブログに遊びにくる(でもコメントは残してくれない)栄養学教授サマも「うん、私の提唱していることそのままだ。」とご満悦。
なかでも「おいしくなーれ」と呪文を唱えるのはとても大事なことだそうです。
よい言葉をかけながら相手と接するのは人間じゃない相手でもよい影響を与えることは科学的にも立証済みだそうで、「バカ」というのと「ありがとう」というのとでは水の結晶がぜんぜん違うそうです。
モーツァルトを聞かせながら野菜を育てる農法も有名ですが、同じことなのでしょうね。
ということを頭ではわかっていても、娘にこのあいだえらく低い声で思わずどなってしまったら、すごく怖がってしばらく泣きながらしがみついて離れませんでした。反省反省・・・。

2006年10月6日

重ね煮にハマる

台所リフォーム設計士のあつこさんとのコラボで、田舎暮らしの住まい・台所と食のありかたをさぐる講習会を行いました。
田舎暮らししてて何が楽しいって、やっぱりおいしいものを食べられること。
もともと食べることが大好きな私にとって、八ヶ岳のこの環境は天国です。
都会にいるときには気づかなかった、素材のうまみ。
それを最大限に引き出してくれる調理法が「重ね煮」です。
「重ね煮」は、野菜を順番に鍋に重ね、水を加えずわずかな塩のみで、蒸し煮にしたものです。
田舎暮らしをしていると、新鮮な旬の野菜がたくさん手に入ります。時にはたくさんありすぎて困ってしまうほど。それを無駄なく利用します。
野菜数種を乱切りにし、地表でとれるものから土の中でとれるものへ順番に鍋の中に重ねていきます。ほうれん草などの葉ものやゴーヤなどのアクがあまりにも強いものは不向きですが、たとえばごぼう程度のアクはかえって旨みを出し、おいしくなります。野菜を並べたら、塩をひとつまみ。水は加えません。そして、ここが大事なんですが、鍋の上に手をかざし、「おいしくなーれ、おいしくなーれ」と呪文を唱えます。こうすることで、野菜の気を受け、野菜に自分の愛情が伝わるというわけです。
重ね煮

ことことと弱火で約40分。フタがぷかぷかと浮いてきていいにおいがしてきたらできあがりです。そのままポン酢でいただいてもよし、あまったら冷蔵庫で数日間保存可能。味噌汁の具にしたり、おひたしにしたり、スパゲッティソースにしたり。忙しいときに重宝な保存食です。
野菜切りもほとんど時間がかからない切り方だし、煮込んでいる間は何もしなくてもいい。(むしろ、してはいけない)
準備ができたら、あとは出来上がるまで娘と本を読んでいればいいのです。
出来上がった野菜煮は全ての味が混在した、でもちゃんとそれぞれの味も主張した、不思議なできばえでした。そして、驚くほどおいしい。
自宅でもさっそくやってみました。
1回目の具は、トマト→ピーマン→ナス→キャベツ→ニンジン→タマネギ。鶏のもも肉ソテーの上にたっぷりかけて食べました。
2回目の具は、トマト味がけっこうきつかったのを反省し、根菜中心の野菜。ナス→ピーマン→キャベツ→ジャガイモ→ニンジン→タマネギ。ボンゴレビアンコスパゲッティの上にたっぷりかけました。
「重ね煮」は岡山の民宿を営む船越康弘さん家族が勧める、自然食の味わい方です。私は直接船越さんにお会いしたことはありませんが、こうして人づてに知り、ホームページを拝見していくうちに、不思議と会ったことがあるんじゃないかとさえ思えてきました。多分そのうちご縁があります。きっと。
考え方はシンプルです。「旬のものをとことん食べる」「野菜本来の持つ上や下へ伸びる力を利用する」「まるごと食べる」
マクロビオティックの「身土不二」「陰陽」「一物全体」と基本的には同じですが、「これはやめたほうがいい」とかいう規制はありません。肉も魚もアリです。
まぁ私が言うより船越さんのホームページを見たほうが正しいですね。
http://www.wara.jp/index2.html
最近思います。
自分の周りで、世界がどんどんつながってくる。
「世の中狭い」とよく言いますが、狭いんじゃなくて広がっていくんじゃないでしょうか。
人を通じて自分が少し成長できたことで、また次の成長とご縁が待っている。
私の場合はそのリングの接合部に「食(酒・菓子含む)」があるようです。