おかみブログ

2011年3月11日

ナチュラルハンドケアオイル

手作りハーブオイルのハンドクリームづくりを教えてもらいました。
「杜の子育てネットワーク」が主催する「ナチュラルハンドケアワークショップ」。
森のようちえんピッコロのママさんたちが集まって、「森のナース」ふしみまあやさんが講師。
自分や子どもの体のことをちゃんとわかって、どこが悪いか、どうすれば直るか、を考えられる人になろう、というコンセプトです。
ピッコロではケガや虫さされ、動物に襲われる、などの危険と隣り合わせ。
蜂やクマの習性もきちんと子どもたちと共有し、自分の身を未然に守る、それでも被害にあったときの応急処置や病院搬送のしかたなど、すごくよく勉強します。
また、アレルギーなどの持病も、なるべく薬に安易に頼らず、根本的な生活方法を模索したり、自然のケアをしたり、と考えるお母さんが多いです。
ナチュラルハンドケアはハーブを浸したオリーブオイルとミツロウを使った、手作りのマッサージオイル。
作る前にまあやさんはこんな風に話してくれました。
「ハーブとか使って、すごく自然、と思うかもしれないけど、自然のものだからこそ強すぎて肌に合わない場合もあります。ナチュラル=いい、と決めつけず、自分の体を知って、感覚や直感をたいせつに、勉強しながら使っていきましょう」
確かに、薬だって元は自然界から成分を抽出したもの。
専門家が実験や考察を繰り返して作り上げた。
純粋に、ある効用だけをとって薬にしたものと、他にもいろんな成分が混じっている天然のものとでは、効能は違ってくる。
つまり自然のものは無駄やリスクも増える。
そういえばまちこぶ味噌作りのときに講師のオオタさんも言ってました。
「天然酵母がいいイメージで、イーストは普通以下のイメージみたいに言われてますが、
イーストも酵母の一種。」
前置きが長くなりました。
ワークショップの場所は小淵沢・蔵やグリーンズ。
自然食品やフェアトレードの食品・衣類などを販売、豆腐づくしのランチをいただけたり、エスニック系のライブが行われたりする、ちょっとマニアックな集いのお店です。
蔵や1
蔵や2 蔵や3
ワークショップではまあやさんがストックしているハーブオイルを分けてもらいます。
オイル1
庭に生えているハーブ3種(ラベンダー、ローズマリー、カレンデュラ&ワイルドパンジー)
をそれぞれちょっとイイ食用のオリーブオイルに漬け込み、ハーブオイルを作ります。
そのままパスタなんかにも使えるもの。
エッセンスオイルを使う場合もありますが、「エッセンス」だけに、成分が強すぎると感じる人もいるので、今回は生のハーブを漬け込んだオイルを使います。
小瓶にミツロウとオイルをいれ、湯せんで溶かします。
オイル2
完全に溶けたら火からおろし、固まるまでひたすら混ぜます。
混ぜないとミツロウとハーブオイルの成分が分離してしまうのです。
使う家族のことを考えながら愛情こめて混ぜるのがポイント♪
オイル3
完全に固まったらできあがり。
オイル4
超カンタン。だれでもできる。Mooでもできそう。
ミツロウチップは小瓶の1/4程度使いました。
固いのが好きな場合はミツロウを多くし、逆に全身にマッサージオイルとして使いたい場合などは少なくしてゆるくします。
私はあまり聞いたことのない、カレンデュラ&ワイルドパンジーのオイルを分けてもらいました。
オイルを嗅いだときはかなり強烈な薬草のにおいがしたのですが、
ミツロウとまぜた完成品を手にぬってみると、優しいイグサのにおい。
畳の部屋にいるような和風な感覚です。
自分で作ることの一番のメリットはコストパフォーマンス。
いいオイルだと軽く1000円くらいはしますが、今回は講習料も含めて500円。
もちろん100均やドラッグストアで安く売ってるハンドクリームもありますが、そこはなんとなくロハスにちょっとこだわってみたいもの。
ミツロウも余分に安くわけてもらったので、自宅のハーブをつけこんで、また作ってみようと思いました。
これで寒い時期の手あれも改善するかな。
なにせ、つけてそのままお料理したりできるのがいい。
ただし、乳児には念のためハーブは使わず、キャリアオイル(ハーブをいれないオリーブオイルやホホバオイルなど)のみのほうがいいとのことでした。

2011年3月10日

お豆さまpart3〜花豆編〜

高原の豆といえば花豆。
八ヶ岳に来るまでその存在を知りませんでした。
そら豆よりさらに大きくて、「紫花豆」の異名のとおり濃い紫色に白い斑点のある、独特な外見をしています。
厚めの皮で、実がたっぷりあって、ものすごい存在感。
甘く煮たり、料理好きのペンションの奥さんがよくケーキにしたりもします。
いつも煮豆をいただくばっかりだったのですが、
小豆煮が成功したことに自信がつき、家でも煮てみることにしました。
平成22年の小淵沢産。
活躍するのはまたしてもルクルージュの鍋と灯油ストーブ。(ほんとは薪ストーブがいいんだけどなぁ)
昨年の新豆なので短めでいいとはいっても、一応丸一日水にひたす。
たっぷりの湯で1度ゆでこぼし、また煮る。沸騰するまで強火、その後とろ火でストーブの上へ。
約1時間。好みの固さになったら砂糖を加えて冷ます。仕上げにハチミツ。
水の量も砂糖の量も、ものすごく適当だけど、奇跡的に絶妙の甘さ固さにしあがりました。
感動!
花豆1
あら、ピンボケしちゃった。
でも皮もくずれず、きれいにできたんですよ。
カボチャのいとこ煮と黒豆煮はいつもの建築の先生から。
これに豆腐の味噌汁と納豆(子どもたちがどうしても納豆が食べたいというので)が加わり、
今日の夕飯はまさに豆づくしでした。
あまりに花豆が上手で煮えたので、さらに欲がでて冒険を。
花豆のパウンドケーキです。
卵を黄身と白身に分けて加える方法です。
薄力粉・・・120g
ベーキングパウダー・・・小さじ1/4
砂糖・・・70g
無塩バター・・・110g
卵黄・・・2個分
ブランデー・・・大さじ1
卵白・・・2個分
花豆煮・・・70gくらい?(適当。1粒を4つくらいに切り、生地の最後に混ぜたとき存在感が出るくらい)

1.常温のバターをマヨネーズ状にすりまぜる。
2.砂糖を2〜3回にわけて入れる。
3.卵黄を1個ずつ入れる。
4.ブランデーを入れる。
5.卵白を固めのメレンゲにしたものを分けて入れる。
6.ふるった小麦粉とベーキングパウダーを分けて入れてゴムべらでさっくりまぜる
7.花豆を入れる。
8.バター(分量外)をぬって粉(分量外)をふるったパウンド型にいれ、まんなかをへこませたところにバター(分量外少々)を散らす。
9.180度のオーブンで30分ほど焼く
できあがりはこのとおり。
花豆2
花豆3
準備も簡単、あっというまにできました。
なんか、うまくいきすぎてクセになりそう。
豆は4つくらいに切りましたが、丸のままいれたり、上にのせたり、もっと細かくしたり、ペーストにしたり、といろいろやり方はあると思います。
クックパッドに投稿しようかな。

2011年3月9日

鳥居がよみがえった!

富士見町神戸(ごうど)区の御射山神社(みさやまじんじゃ)には、中世にその端を発する古いお祭りがあります。
御射山祭。
諏訪大社上社の摂社(直轄の神社)である御射山神社に上社からご神体が出張してくるというもの。
8月26日、27日にかけて1泊します。
数え年で2才になる子どもがご神体の神輿の下をくぐる厄除け行事があります。
また、どじょうを川に放流してその子の健やかな成長を願う行事も有名。
その御射山神社の石の鳥居の改修工事をしました。
昭和3年、天皇即位の記念に建てられた鳥居ですが、80年あまり経過して部材も数箇所折れるなど傷みが目立ち始めました。
神戸区の役員さんたちが地元でのウチの仕事ぶりを評価してくれて、工事を依頼。
新しいのを建てなきゃいけないかと思われたそうですが、見れば茨城県稲田の白御影(いなばのしろうさぎじゃないですよぅ)で作った、当時の職人の匠の技がしのばれる作品。
改修を引き受けました。(予算の関係もあるということだったので)
鳥居ビフォー。
みさやま改修1
改修工事中。
足場をつくり、クレーンと手作業でていねいに解体し、新しい部材を入れる穴を加工。
沓石は基礎部分から掘りはがす。
強固な基礎を設置。
みさやま改修2 みさやま改修3 みさやま改修4 
みさやま改修5 みさやま改修6 みさやま改修7 
みさやま改修9 みさやま改修10 みさやま改修8
改修が完成した鳥居です。
みさやま神社1
大きい!御射山神社の入り口にあたる小高い丘に立っています。
鳥居から南アルプス方向を望んだ景色。
みさやま神社3
山に挟まれた低地を走る甲州街道と田園を見下ろします。
この鳥居は御射山神社と地元の八幡神社を結ぶ線上にあり、方向も八幡神社のほうを向いています。
改修にあたっても同じ位置に建てなおしました。
鳥居の後に続く山道。
みさやま神社2
30年ほど前大手メーカーのエプソンが諏訪に工場を設置してから、「すずらんの里」駅ができ、舗装道路が開通し、地域のインフラも整ってきましたが、
かつてはこの鳥居の後にある山道が神社の参道でした。
ご神体は上諏訪の上社から一日がかりで人力で運んでこられ、この鳥居をくぐって参道を抜け、神社までたどりついたのです。
そしてこちらが御射山神社境内。
みさやま神社4
いまではすぐそばに諏訪南インターができ、数軒の精密関連工場が建ち、周辺はかつてのような山の中のような姿はないといいます。
でも松林に守られた鎮守の杜は静寂と威厳に包まれていました。
8月の御射山祭り(地元では地名から原山祭りなどともいうそうです)ではここで神事が行われ、出店も出て、参拝者でにぎわうそうです。
今年の8月、Kuhはまだ満8ヶ月ですが、数えでは2才。
ぜひどじょう流しに参加してみたいものです。
Tazも満2才だけど、どさくさにまぎれて参加できるかな。
今年は神戸集落ができて400年だとか。
歴史の節目の年に、神様にささげるものの仕事にかかわれて、ありがたいことです。

2011年3月7日

新雪かきごおり

朝から雪になりました。
春彼岸前後にはいつもドカっと重い雪がふります。
あたたかくてべちゃべちゃしているのですぐとけてしまいます。
雪の中を飛ぶシジュウカラ。
つかむとすぐかたまってとけてしまう春の雪。
手がすぐにぬれてつめたくなって、真っ赤になる。
大人は想像するだけでやめとくけど、こどもは考える前に五感で確かめます。
食べ物がこんなにあふれて、濃い味のお菓子やジュースにも目がないのに、
それでも雪を見ると口にいれたくなるのがこどもの性分のようで。
Mooはなるべく新しい雪を探して畑や山に入っていったりするのですが、
Tazはやたらとそのへんの雪をさわっては口にいれます。
「たべちゃだめー」大人は雪がきたないと思う。雪かき大変だなーとため息をつく。
こどもは雪をみると純粋にきれいだと思う。
きれいだから触ってみたい、手型足型をつけてみたい、口にいれてみたい。
今は車で移動して、家の中はストーブつけっぱなしであったかくって、食べるものも親に与えられて。
そんな中では少々おなかをこわそうが手がしもやけになろうが、雪に触れる感覚ってとても貴重かもしれません。
新雪がふわふわで冷たい、なんていう感覚が将来仕事に役立つかどうかはわからないけど、
五感を使わなさすぎの私には考えられないほど、こどもの脳の中ではいろんなところが刺激されているにちがいないと思います。
「雪って冷たいけど、おなかに入れるとなんかおなかがあったかくなる」Moo談。
森のようちえんピッコロでは、きれいな新雪にりんごジュースをかけたかき氷を食べます。
強い菌で重い病気にかかるのは防ぎたいけど、少々のことではおなかをこわさない体に育ってほしいものです。

2011年3月3日

お豆さまpart2〜赤飯編〜

スワいちで出会った、原村・宮坂さんちのお米。
我が家の酒蔵・久保酒店でも扱っているのは知っていましたが、
スワいちのご縁で購入してみました。
スワいち3
もうすぐひなまつり、とひっかけてお赤飯。
粒がそろっていて鮮やかできれいな色の小豆は宝石のよう。
古代米のもち米と赤米で炊くのがポイントです。
まず小豆をたっぷりの水で1度ゆでこぼし、再び煮る。
固めに煮たら煮汁と豆を分け、冷ます。
もち米(3合)と赤米(大さじ1)に煮汁(3カップと少しやわらかめに仕上がるようにプラスアルファ)を入れ、小豆を上にのせる。
ここはやはり厚鍋で炊いてみよう。
ルクルージュの得意料理です。
沸騰したら弱火で10分、蒸らし10分。
鍋で炊くときは「赤子泣いても蓋とるな」なので、ほんとにちゃんと炊けてるのか不安になります。
何度もやって感覚で覚えられれば理想なのですが、今回失敗は困る。
なにせひなまつりは明日だし、古代米赤飯セットは1つしか買ってない。
という心配もつかのま、できた赤飯はこのとおり♪
赤飯1
赤飯2
こげつきもなく、ふっくらつやつや、こども好みの少しやわらかめ。
極上のしあがりになりました!
お米のやさしい甘み。
ゴマと沖縄の天然塩をあわせてすり、少々ふりかければ最高。

2011年2月28日

お豆さまpart1〜大豆編〜

西日本、とりわけ関西人はたべものに敬称をつけて呼ぶことがあります。
「あめちゃん」(飴)
「おいもさん」(さつまいも)
「おまめさん」(大豆、黒豆、小豆など)
たべものを親しむ心と大切にする心が感じられて、大好きな表現です。
最近つづけて、お豆さんのおいしさに触れました。
小淵沢駅前のショップまちこぶで主催する「みそづくり」講習会にKuh連れで参加してきました。
始まる前、なんと西の空に虹!こりゃさいさきいいぞ。
みそづくり1
高根産の大豆で仕込む、「甲州調合味噌」。
「調合」とは米麹と麦麹をあわせる、という意味だそうで、今回はそれぞれ同量いれます。
講師はまちこぶ店長のオオタさん。
食品化学・栄養学のご専門で、食品関係の研究所にお勤めされていたあと、国産無添加大豆製品を製造販売するお店のたちあげもした人です。
「おふくろのあじ」と称した講習会ですが、オオタさんの栄養学講義で理科の実験の要素も入った、とってもタメになる講習会でした。
専門の製造機械がある厨房付の会館にて。
給食も作れる大型の鍋やミキサー、ミンチ機で、作りました。
みそづくりは複雑な作業はありませんが、根気とていねいさが求められます。(なんでもそうかもしれませんが)
要は、煮る→つぶす→麹と塩をまぜる→貯蔵
前の晩から洗ってつけておいた(店長がやってくれてました)豆を鍋で煮て、親指と薬指でつぶせる固さになったら、火からおろして冷まします。
粒の大きい、黄金色に輝くような大豆が煮えるにおいが食欲をそそります。

みそづくり2

ここまでで午前中終了。といってもほとんど見てるだけ。
熱を取るのにまた1時間以上かかるので、その間にお昼を食べます。
この待ち時間が、一人で作るときにネックになる。
ついほかのことしてたり、子守してたりすると時間のことを忘れてしまうことが多々あるから。
それに参加者のひとたちとおしゃべりしてると楽しい。
みそづくり3
ちゃんと冷めてから麹と塩を入れます。熱が残っていると麹がうまく働かないため。
麹をまぜてよくかき混ぜます。
みそづくり4
さいごに豆の煮汁をいれ、片手をにぎったときに「にゅるっ」と出るくらいのやわらかさになったら仕込み前の完成。
みそづくり5
赤ちゃんの頭くらいの味噌玉を作って、「こんにゃろっ」とばかりに仕込樽に投げ入れます。
これで空気がいい具合に抜けて酸化しにくくできるそうです。(おお、ちょうど実物がある)
みそづくり6 みそづくり8
樽に詰め終わった仕込み前の味噌。
みそづくり7
講習会はこれで終わり。この後の作業は自宅で行います。
みんな大鍋で煮た同じものを仕込むのですが、保管場所や手のかけ方によってまったく違う味になるそうです。
おもしろいですね、人間のきょうだいみたいです。
自宅で2日間、密閉せずにさらに置きます。
こうすることで熱を完全に逃がし、結露を防ぎます。
そのあといよいよ寝かせるのですが、今回は素人なので簡易な方法を教えてもらいました。
ラップをぴっちり張り、発酵によってふくらんでくる味噌を抑えるため、均等に力がくわわるようにおもしをのせます。
落し蓋の上にビニールに入れた塩をおくといいそうですが、漬物石を使う手も。
私は迷わず石を置くことにしました。
みそづくり9
米袋を開いたクラフト紙をかけ、適度な通気性を確保した上で、温度の変わりにくい場所に保管。
約半年、触らずに。
みそづくり10
土用の丑の日頃、一度天地換えの予定。
食べられるのは来年の今頃。楽しみだなー。
こういう手間をかけていると、食べ物をいただくって本当にすごいことなんだな、とあらためて感じます。
「日本の大豆自給率はわずか4%。すべてを国産でそろえることはもはや無理。
そういう現実や添加物の知識も知った上で、食生活を送ってほしい。」
オオタさんの言葉をきいて、今回の手作り味噌のありがたさがもっとわかる、だいじに仕込んでいかなきゃ、と思い直した一日でした。

2011年2月27日

おひなさま見学

ご近所のお宅に雛人形を見に伺いました。
うららかな日。もうすぐ春だなぁ。
ひなにんぎょう7
姉妹2人暮らしのお宅で、大きなおうちのあちこちにおひなさまが飾ってあります。
特にリビング横の和室はおひなさま専用ギャラリーのようになっていて、女の子ならみんなうっとりするはず。
Mooは喜ぶのはわかっていましたが、2才のTazもベタベタ触ったりいたずらしたりするようなこともなく、じーっとめずらしそうに見ていました。
ひなにんぎょう1
ひなにんぎょう2
ひなにんぎょう3
ひなにんぎょう4
ひなにんぎょう5
手作りしたり、骨董屋さんでみつけたりして少しずつ集めてこられたおひなさまたち。
ひとつひとつに思い出や思い入れがあって、お話を伺うのも楽しいです。
「ウチも段々にしたい〜」とMoo。
確かに三人官女や五人囃子やいろんなお道具も楽しい。
今は大手の人形店で一式いっぺんに買ってしまうこともできますが、
本来はお嫁入りまでに少しずつ集めていくもの。
お人形を大切にする心をはぐくみながら、そろえていきたいものです。

2011年2月23日

フリーマーケットやります

とつぜんですが、来月フリーマーケットやります。
お彼岸3連休の最終日、石屋の店内にて。
発端は事務のレーコさんとしゃべっていたとき。
MOOと同学年の娘さんがいて、4月にはそろって1年生です。
体操着ひとそろえ買ったけど、なんだかくやしいなぁ。
みんな同じの持ってるのに、回しあえないかしら。
そういえばこども服も、もったいなくておろさなかった未使用品がけっこうあるわ。
スーツやワンピースもきれいなのに、サイズがあわなくなったのもある(トホホ・・・)。
ヤフオクで売るのも面倒くさそうだなぁ。
よし、リサイクルショップやるか!とりあえずお試しで一日だけ。
どこで?
ここでいいんじゃない?石屋店内を見てもらうチャンスにもなるし。
いいねいいね、フリマだいすき。
ということで出品者も募集中です。
レディース、こども服(特に小淵沢小学校用学用品求ム!)、古本、CDなどなど。
趣味でつくったかわいいものや、手作りお菓子も大歓迎。
あったかい店内で、ゆっくりお茶でも飲みながら、ステキな出会いを楽しみませんか?(なんか変な勧誘)
試着室もあります。
忙しくて一日いられない、という方は商品をおあずかりすることもできます。
日時:3月21日(月・祝)10:00〜15:00
場所:石あるく(小淵沢支所北、伊藤石材工業事務所内)
   
線路上の橋建設工事の最中で、道が変則的になってます。お気をつけて。

2011年2月21日

2月のまちあるき

2月にしては暖かい週末。
先週の雪もほとんど溶けて、まちあるき日和になりました。
今日はかねてよりねらっていた2大イベントを見に行きました。
2月といえば、の「七賢・蔵開き」、そして諏訪のいいものうまいものが集まった「スワいち」。
車で30分ほど離れた白州と富士見・原村でのそれぞれのイベントを、半日でまわろうというのですから、かなり無謀。
まず七賢。
南アルプスの伏流水で仕込んだ、甲斐の名酒です。
以前友人と飲んでいて、「越後の酒は米がうまい味がする、甲斐の酒は水がうまい味がする」と言って、
すばらしい表現だ、と思いました。
授乳中でなければ思い切り利き酒を楽しむのですが、今回は控えめ。
その代わり年々充実してくるクラフト展と、酒蔵見学を満喫しました。
七賢1 
酒や食事に合うグラスや陶器。 
お気に入りのガラス作家・工房うずさんと木工作家・工舎野の花さん。
うずさんのぐい飲みに七賢の酒はほんとに合うのですよ〜。
すっきり端麗、仕込み水が活きた酒と、てびねり肉厚ガラスに淡い色がとけて。
野の花さんのキッズチェアはカントリー調でかわいくて安定感があって。
七賢4 七賢3 
商品販売所のところの照明はボトル再利用?
おしゃれです。
七賢2
お酒がどうやってできるのか。
今回はMooも勉強しました。
蒸米を食べてみます。
七賢5
お米をお酒に変えてくれる麹、コージくん。
七賢6
発酵最中のお酒。ふつふつと泡がたつところをのぞきこみます。
七賢7
説明してくれたのは山大好き、東京から酒のために(?)転職してきた、七賢の営業Sさんです。
ウチのすぐ近くに家を建てたご近所さんで、今日の説明もたまたま彼にあたりました。
「タンクは3mくらいあります。覗き込みすぎてタンクに落ちてしまいますと文字通り酒におぼれますので、写真撮影の際はご注意ください」
ウィットにとんだ楽しい説明に一同なごやか〜。
酒蔵がなぜ石造りなのかという説明がありました。
石は熱しにくく冷めにくい。
立春が過ぎて少しずつ気温や水がぬるみだした今頃は、蔵内がもっとも冷え込む時期です。
だから大吟醸の仕込みには最適。
・・・でもどこに石があるのかなぁ。一見コンクリート造りの工場なんだけど。
昔はそうだったってことにしとこう。
七賢8
七賢の利き酒にまだ後ろ髪ひかれながら、次なるまちあるき「スワいち」へ。
岡谷から富士見までの諏訪一円でがんばっているおいしいもの店が集まるイベントです。
各エリアに分かれてやってて、いきたかったあのお店やこのお店にまとめて行けるのもオトク。
富士見エリアと原村に行きました。
思った以上に小さい会場。
でも高原らしくパンやジャムの出品が多く、パン好きの私は目移り。
天然酵母や無農薬、マクロビオティック対応が目立ちます。
スワいち1 スワいち2
縄文パン(ペンションバロックさん)や減農薬古代米の赤飯セット(ミヤサカファームさん)などを買ってきました。
スワいち3
縄文パンははちみつやチーズをのせて軽くトーストすると激ウマ。
一気に半分も子供たちに食べられてしまいました。
今回は時間もなくてちょっとしかのぞけませんでしたが、
スワいちのお店紹介永久保存版の「スワシュラン」を片手に、これから少しずつお店に行ってみようかと思います。
スワいち4

2011年2月4日

富士の国やまなし館に

東京日本橋に、山梨県のアンテナショップ「富士の国やまなし館」が昨年オープンしました。
そして、年末にはあのカリスマソムリエ・田崎真也さんプロデュースのワインレストランがオープン。
そのレストランに山梨県産の石材を使った配膳台を納めたのは、当店です。
先日夫が東京へ行く機会があり、やまなし館にもよってきました。
レストラン「Y-wine(わいわい)」の席はほぼ満席。
お昼を少し過ぎた時間帯、おしゃれな会社員のおねえさんたちがカウンターでゆっくりランチをとっている姿が多かったとのこと。
当店の納めた配膳台は厨房とホールの間にあり、「ちょっと写真撮らせてください」的な雰囲気ではなかったので、外からちら見しただけだったそうです。
山梨県の代表的な御影石といえば、「塩山」。
その名のとおり塩山市(今の甲州市)付近でかつてよく採れた白御影です。
硬くて上品な目で、とてもいい石なのですが、残念なことに今は採石量が激減。
ほとんど流通していません。
石の量も採石する職人も業者も少なくなってしまったのです。
幸い当店は先代の時代にスラブ材を大量に仕入れてありました。
最近は当店でも原石から加工することはほとんどなくなって、宝の持ち腐れ状態になっていました。
今回、やまなし館立ち上げのプロデューサーの方とたまたま知り合いで、当店を指定してくださったのですが、
こういう仕事に対応できるのは、山梨県広し(?)といえども当店くらいだったのでは?
そんな栄えある仕事を、まだ私は見てないので、
ぜひ日本橋のワインレストランにデートかたがたつれてってもらいたい、と夫にはお願いしているのですが・・・・。
さて、いつになることやら。